08/24 06:30
使用済みスプレー缶やカセットこんろ用ガスボンベをごみとして出す場合のルールについて、道内で穴開けを住民に求めている150市町村のうち16市町が「穴開け不要」への変更を決めたり具体的な検討に着手したりしていることが、北海道新聞の各自治体への取材で分かった。穴開けの際に残っているガスに引火し、火災の発生が相次いでいるため。穴開けを求めていたが変更したのは15市町村、穴開けを引き続き求めるか変更を具体的には検討していないのは134市町村だった。
穴開け不要への変更を決定または具体的に検討中なのは、札幌市、旭川市、歌志内市、上川管内美深町など。
このうち、昨年以降、穴開けが原因とみられる死亡火災が2件相次いだ札幌市は、10月から清田区の一部で穴開け不要を試行し、来秋にも全市に拡大する方針。旭川市は札幌での死亡火災を重くみて、10月から穴開けしないまま収集する。「カセットこんろ用ボンベの利用が増える冬場になる前に変更する必要があると判断した」という。人口の4割を高齢者が占める美深町は「穴開けが不安だという町民は少なくない」として、穴開け不要に変える検討に入った。
穴開けを求めていたが不要に切り替えたのは、函館市、苫小牧市、砂川市など。2012年度に変更した砂川市は、「危険なので穴開けしないこと」を広報誌で周知徹底する予定だ。
夕張市など14市町村は、以前から穴開けを求めていない。
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