パリ発カイロ行きのエジプト航空機墜落の原因は爆発の可能性が高いことが24日、分かった。エジプト紙アルワタンが、地中海の墜落海域で回収された遺体を分析した検視担当の当局筋の話として伝えた。テロなのか事故なのかは分かっていない。
当局筋は根拠として、回収された遺体が小さな断片に分かれている点を指摘。AP通信によると、これまでに回収された80の断片のうち、最も大きいものでも手のひらほどの大きさだという。
当局筋は、上空で爆発があったことを示唆していると強調。検視の最終結果が出れば、爆発物によるテロかどうかが判明するだろうと語った。(共同)
小川崇
2016年5月24日20時14分
例年なら遅くても5月までには発生する「台風1号」が、今年はまだできていない。7月に発生した1998年以来、18年ぶりの遅さになる。 気象庁 によると、台風1号の発生が遅い年でも7~9月にまとまってできることが多いという。集中的に日本に上陸すれば水害が起こりやすくなる。
同庁によると、24日現在で台風発生の兆候はみられないという。太平洋東部の赤道付近の海面水温が平年よりも高い状態が続く「 エルニーニョ 現象」が2014年夏から続いていたが、今月にも終息する見通し。終息する年は台風1号の発生が遅くなる傾向があるという。そうした年はこの時期、インド洋の海面水温が上昇して 積乱雲 が発生し、一帯の気圧が低くなる。それに伴って、台風の発生場所の フィリピン 近海が 高気圧 に覆われるようになり、台風ができにくくなる。
気象庁 アジア太平洋気象 防災センター の石原洋予報官は「発生が遅くても年間発生数は結果的にほぼ平年並みになることが多く、台風が多い7~9月にまとまって発生する可能性がある」と指摘する。
2001年は5月11日に発生し、統計がある1951年以降で過去7番目に遅かった。7~9月に台風が計16個発生し、9月に台風15号が関東地方を直撃して死者も出た。(小川崇)
細川治子
2016年5月24日11時40分
瀬戸内海 にはたくさんの猫がすむ「猫島」が点在する。そのうちのひとつ、男木(おぎ)島( 高松市 )で6月、島のすべての猫に 不妊手術 をすることになった。増えた猫への苦情が住民から相次いだためで、頭数を抑え、住民との共存をめざす。
男木島の人口は約180人。猫はこれを上回る200匹と推定されている。
島には2、3年前から猫目当ての観光客が目立つようになった。動物写真家の紀行番組や本に登場したのがきっかけという。同じ頃、島の男木地区コミュニティ協議会に「猫を何とかしてほしい」との苦情も寄せられるようになった。畑の作物をかじったり、漁網を食いちぎったりする被害も報告されている。
協議会は保健所と協力して島のあちこちに猫への餌やり禁止を呼びかける貼り紙を出したが効果は薄く、猫はどんどん増えた。今年春、殺処分を減らす目的で猫の 不妊手術 に取り組む公益財団法人どうぶつ基金( 兵庫県 芦屋市 )に協力を依頼。無料手術をする獣医師が6月1日から3日間、島に派遣されることになった。
不妊手術 後は、決められた場所で住民が餌を与えるようにする。協議会の木場健一会長(68)は「猫を迷惑がるのではなく共存する島としてPRしたい」と話している。(細川治子)
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