半分ちかく本屋さんで立ち読みしちゃったけど、
やっぱり家で読みたかったので購入しました。
ざっくりあらすじは高二の秋月和也は
見栄っ張りのイイカッコしぃの
プライドが高いビックマウス。
クラスの友達にディズニーランドへ行った
と嘘をついてしまって引き下がれなくなり
ホントに行くことを決意。(熊本→東京)
親にも兄弟にも内緒で、お小遣いも
足りないから母に嘘をついてねだった。
無事、ディズニーランドへ着いてみたものの
すべてお独り様で(ミッキーとの写真も)
なんにも楽しくない。
おまけに帰りは渋滞に巻き込まれ
熊本行きの飛行機には間にあわなかった。
チケットは変更・返金は一切受け付けない。
お金もない。親にも言えない。
途方にくれている所へ売店のおばちゃんが
声をかけてくれた。
このおばちゃんがとってもイイ仕事をして
くれたお蔭で和也の人生を大きく変えることに。
お金を貸したとかではないんです。
和也に良いことを伝授してくれたのです。
おばちゃんのお宅へあがらせてもらった
和也に
「あなたね、あなたが泊まった家では
食事の後片付け、布団の上げ下ろし、
風呂掃除からトイレ掃除、誰よりも
早く起きて、朝のゴミ出し、部屋や廊下、
階段の掃除から玄関の掃除まで
そりゃあもうこれでもかというくらい
しっかりやりなさいよ。
いいから座っててと言われても、
取り上げてでもやるくらいの勢いがなくちゃダメ。
それができればね、世界中どこへ行っても
居候できるわよ。逆にいつまでも居てちょうだいって
言われるくらいにね・・・
あとはやってみればわかることだから。」
お金がないので ヒッチハイクで
東京→熊本に向かうわけだけど、
自分自身と、おばちゃんの教えてくれたことを
頼りに
この“やってみればわかること ”の意味を
和也が掴んでいく様が面白かった。
途中、読んでいてこんなうまくいくかな~
とか思ったけど、
トラック運転手さんの言葉とか、
船で知り合ったお医者様とか出会った
人々の言葉に響くものがありました。
私も娘にヒッチハイクでもさせようか、、、
なんて錯覚を起こしそうでした。
(させませんけど)
ではまた
又吉直樹「劇場」を読んだ。 2017年08月01日
羽田圭介「成功者K」を読み終えた。 2017年05月10日
村田沙耶香「コンビニ人間」読んだ。 2017年03月18日