田崎正巳のモンゴル徒然日記

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モンゴル2008 @ Re[1]:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 高橋 諒様 ご連絡ありがとうございます…
臼井海月@ Re:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 田崎正巳様 突然のご連絡失礼いたします…
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モンゴル2008 @ Re[3]:韓国系が活躍?(06/27) ichiguさん、 ありがとうございます。 気…

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2020.05.20
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カテゴリ: モンゴルと中国
本来の伝統的なモンゴル人の遊牧では、メインは羊です。羊は食肉、フェルト(ゲルの材料)、羊毛など、モンゴル国内での消費のために中心的に遊牧されてきました。

が、カシミヤの出現、正確には国際的にカシミヤ原料が羊毛の10倍以上で売れることが知れ渡ってからは、急速にヤギの飼育数が増え、今では羊と同じくらいの頭数にまで増えています。問題はこれが砂漠化を引き起こす原因になることです。

羊は草の葉っぱの部分だけを食べますが、ヤギは根こそぎ食べてしまうので、大量のヤギが食べた後の草原が砂漠化してしまうのです。

伝統的にモンゴル人はそうしたリスクを知っていたので、ヤギを飼う数は羊に比べて相対的にかなり低く抑えられていましたが、その割合が大幅に変化し、モンゴルの草原の砂漠化が起こっているのです。

モンゴルの草原は大昔から砂漠化との戦いでした。漢人は農業をやりたがりますが、草原は一度土を掘り起こすと二度と優良な草原には戻らないのです。だからモンゴル人は漢人を草原には入れたくなかったのです。

今の内モンゴルを見ればわかります。漢人のやり放題で、もう遊牧に適した草原はなくなったと言われています。モンゴル人は太古の昔から、そのことを巡って漢人と何度も何度も争ってきたのです。

そして、現代の砂漠化の原因もやはり漢人・中国人が関わっています。違うのは、過去の農業化と違ってモンゴル人自らの意思でやっているということです。

一つはこのカシミヤ。大量のヤギの飼育で砂漠化が進んでいます。もう一つは鉱山開発です。これも結局はモンゴル人が儲かると思って自らの意思でやっているわけです。カシミヤも石炭も売る相手はほぼ中国です。

今回のウィルスでわかったのは、カシミヤも石炭も中国人が買ってくれなければ、モンゴルの国内的には何の役にも立たないということです。少なくとも大量生産は不要です。



政府は今年6月24日の国会議員選挙を前に、カシミヤが売れない遊牧民を助けるための援助施策(政府によるカシミヤ買い上げなど)をやっているそうです。

ところが、コロナで苦しむウランバートルの若者らが「なんでヤギを助けるんだ?」みたいな主張を、半ばヤギを虐待するように抗議をしているとの声も入ってきます。

もちろんヤギには何の罪もありません。家畜を大事にしてきたモンゴル人の心までが、コロナウィルスに冒されているようで、残念でなりません。

(完)





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Last updated  2020.05.21 08:34:17
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