世界をあっと言わせる未来MONOM

世界をあっと言わせる未来MONOM

2008年09月19日
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テーマ: 中国&台湾(3327)
カテゴリ:
 上海浦東国際空港まで成田から、中国国際航空で3時間弱で到着。幼なじみで現地に駐在する友人と合流。そこからリニアモーターカーで上海市内へ向かう。
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 時速430km/hをキープしたまま、およそ7分。高速道路の脇を斜めに走る車窓からの景色は、まるでスターウォーズの世界だった。混沌とした異文化が交錯するような。そして無人で動く浮游物体は音もなく、ただ景色が瞼の動きよりも早く吹っ飛んでいった。
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 市内に着くと、想像していたより寂れた風景が続く。クラクションは容赦なく微動だにしない渋滞の中で鳴り響くが、それでも通行人は我は我はとタクシーを取り合う。僕らもタクシーに両手を振ってアピールして、中心地の上海雑伎団へ。雑伎はまるで興味なかったけど、一度は見るべきだという薦め通り、研ぎ澄まされたバランス感覚と巧みな連携に終始圧巻された。その妙技以上に、上海人の美形とスタイルの良さに、違和感も感じた。果たしてそんな美人が街に歩いていたかと。 時計を見るとあっという間に21時を回り腹が空いたことに気づかされる。友人が奮発して本格な火鍋料理をご馳走してくれて、食こそ旅の醍醐味なりと現地の酒が頬を紅く染めた。その後、友人のお気に入りだというカラオケ屋へ。
 なぜ、カラオケ? と思ったけども、そこはキャバクラみたいな感じで要は日本語を話せる(勉強している)女の子がコスプレをして日本人を持て成すような所、店名は縁結び…。これが駐在の楽しみなどと言うけど、僕なら1日で飽きそうだが、心から楽しんでいる日本人も多く、日本に関心の高い若い世代がそこで育つことを考え、普通のサラリーマンの3倍以上稼ぐという彼女たちは家の大黒柱であって、それはそれで成り立っていると思った。
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 翌日、友人が仕事ということで、上海人の女の子に観光をアテンドしてもらった。拝金主義の多い中、彼女は楽しめればいいという感じで、お金に媚びることもなく、ただ一緒にご飯を食べたり、鑑賞したりで満足してくれてありがたい。ただ、上海では英語は全く通用しないので、片言の日本語と中国語と笑顔でバランスを取る。上海では1時間タクシーに乗っても日本円で800円くらいなので、すべてタクシー移動。
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 三国時代の呉の時代の静安寺、南京東路、歴史ある建物が並ぶバンド、金茂88ビル、海の下をくぐるシャイニングトンネル、東京タワーより高い東方明珠広播電視塔、人民広場を訪ねる。ビールを飲みながら、まったりと上海観光。その夜は上海で働く日本人8人と中華へ。いろんな仕事があるもんだと、そして現地で働く日本人の女の子はやはり一風変わっていて、日本人の男よりも力強いと思った。夜が更けて繁華街バンドのクラブRMB150へ行き、夜景を楽しみ深く酔う。
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 翌日からは友人も仕事が休みで同行。午前中に昨日回れなかった上海を余すことなく巡る。豫園、商城、上海老街、毛沢東が集った一大会址、新天地、石庫門屋里廂など。新天地は洗練された西洋文化の集まる一角。奇妙で感慨深い一大会址は、やはり目をひいた。上海市愛国主義教育基地として、ハイレベルな物価が、今昔の革命戦士を肌で感じられる。普段の海外旅行では、観光マップを見ながらだけど、現地に知人がいるとこんなに短時間でサクサクと移動できるものかと、ただ感謝。
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 午後から内陸移動のため、虹橋空港から上海航空で2時間、深州空港へ。深州の治安の悪さは半端なく、金の亡者となって言い寄られる。そして法外な値段をふっかける。それも中国の味。深州空港近くの波止場からホバークラフトで、香港へ向かおうとしたが、香港国際空港の利用客しか乗れないとその場で初めて知り、計画変更して、タクシーや乗り合いバスを乗り継いで、国境を越えて香港へ。国境はさらに治安が悪く、物乞い(でもほんとに身体の具合いは悪そう)も多く、1度立ち止まれば集中豪雨的に、物を剥ぎ取られそうな地帯を移動。ようやく香港に着いてそこを拠点に仕事をする友人と合流して、香港市内へ入ってほっとする。
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 香港。香木の港、という言われからそう名が付いたそうだ。いろいろと海外を旅しているが、この香港はカルチャーショックを受けた。ここまで都会なのは、東京以上かもしれない。シドニーともハワイとも思わせる港を中心に高層ビルが立ち並び、街は整理されていて、ブランド店が並ぶ。少し路地裏に入れば、イギリス領土だけあってヨーロッパ文化ならではの洒落た煉瓦造りのバーやレストランが軒を並べる。上海同様に地震がないからこそ街は発展する。
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 翌日は丸一日香港観光。朝7時に起きて、飲茶を食べにヴィクトリア湾周辺へ。現地の人しか行かない所に連れて行ってもらっただけあり、安くて旨くて虜に。頭上に大看板を見上げる彌敦道、電気街や女人街、星光大道、香港麺を食べて、ペニシュンシュラなどを巡る。中国人のケータイへの執着心は日本人以上で、やはりiPhoneが一番人気。修理屋もあちこちにあり、畳半畳くらいのスペースで持ち込まれた液晶の割れたケータイを即分解して修理していた。異様な光景。
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 さらに、おたくビルと呼ばれる建物には日本のアニメ関連のフィギュアや雑誌が並んでいて、香港人の金持ちは容赦なくお金を使い続けていた。その後、香港島の夜景を見渡せる隠れ家的なBARで一杯飲み、その日N.Y.帰りで誕生日の友達を友人宅で祝う。
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 最終日は朝5時起きで深州に向かう。深州空港から深州航空という、とてつもなく恐ろしく揺れる飛行機で上海浦東国際空港へ。飛行機に乗って初めて、降ろしてくれと本気で思った。調べてみると所有機30機程度の小さな航空会社で、日本人が乗ることは希みたい。深州航空から成田へ戻る中国国際航空が台風の影響で2時間遅れに…。プライオリティーパスを持っていたので、ラウンジでゆっくり酒を浴びて無料マッサージ。そこからトランジットして日本へ帰国。結構、濃厚なアジアントリップだった。





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Last updated  2008年09月23日 01時13分39秒
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