基礎M語第3回 M3タイプの判別


基礎M語第3回 M3タイプの判別


第2回では各M3タイプの特徴を書きましたがどの馬が何系なのか?ってのには触れていませんでした。第3回ではその判別の仕方をやります。

M3タイプ分けは原則としてはその馬の戦績から判断します。
距離短縮や馬場替わりなどで良積があればS系。
昇級初戦もなんなくこなしていたりすればC系。
少頭数や降級戦で良積あればL系。
などです。
ただしこれは経験がない初心者には難しいし時間もかかります。
なのでその馬の血統からおおまかなM3タイプを推測するのです。基本はその馬の父だけで判断していいでしょう。馬によっては母父の影響が大きかったりしますがとりあえずはおいておいて構わないでしょう。

それでは以下に各M3タイプの種牡馬を挙げておきます。

S系
ブライアンズタイム・・・大一番に強いメインレース血統だが疲労に弱い。
フォーティーナイナー・とにかく短縮で穴あける。
サクラバクシンオー・・休み明け得意。
ジェイドロバリー・・・・・弱い相手に強いがストレスに弱い。

C系
サンデーサイレンス・・言わずと知れた最強種牡馬。ただ人気先行型も多い。
トニービン・・・・・・・・・・ストレスにはかなり強いので連続好走でき昇級初戦や格上げ挑戦でよくくる。
フジキセキ・・・・・・・・・量がないのでトライアル型の産駒が出やすい。マイルは短縮で。
コマンダーインチーフ・ローカル小回り多頭数で集中力発揮。
サッカーボーイ・・・・・・格上げ挑戦で頑張れるが疲労に弱いので追いかけ続けるのは危険。

L系
カーリアン・・・・・・・・・莫大な量を持ち母父に入っても影響力は強い。だが疲労やストレスには弱い。
フサイチコンコルド・・父カーリアンの影響を大きく受ける。揉まれ弱いが鮮度のある時は強い。
タマモクロス・・・・・・・中長距離の非根幹距離が得意。
オペラハウス・・・・・・・量も体力もあり粘り強いが疲労には案外弱い。
ラストタイクーン・・・・・連続凡走後でも巻き返せる量を持つ。根幹距離に強い。

とりあえずこんな感じでしょうか。
これらは今井氏の著作「ウマゲノム版種牡馬辞典」によくまとめられています。本気でMの法則を学ぼうと考えている方は一冊あって損はないかと思います。でももしかしたらそろそろ今年あたり新バージョンの種牡馬辞典が出るかもしれないのでそれを待った方がいいのかも?

基礎M語第4回は量と体力について簡単にやります。



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