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「今日も素敵だね。」とブラックデニムはブルージーンに言う。「そんなことはないわ。いつも、ありがとう。」とブルージーン。古びたBMWが暗いガレージの中で青白い光りを放っている。「君はいつも素敵だよ。」とブラックデニム。「冗談はよしてよ。あなたは人をおだてるのが好きね。」ブルージーンはクスクス笑っている。「僕はいつも本気だよ。」程よいラジオのボリュームと一瞬の沈黙。「ねぇ、君はなんでそんなに魅力的なんだい?」ブラックデニムは問う。「そんなこと私にわかるわけないじゃない。あなたが勝手にそう思っているだけでしょ?」ブルージーンは冷ややかに言う。「それはそうだけど…」真剣な趣のブラックデニム。再び訪れる沈黙と暖かい白熱灯の明かり。「でも…。君は僕にとっての希望であり可能性なんだ。君は僕を照らす太陽であり、閃光なんだよ。」とブラックデニム。「わからないわ。あなた一体何が言いたいの?」とブルージーン。「君が好きってことさ。」穏やかな春の陽気の下、ガレージは少し湿度を帯びている。「それは嘘よ。」うつむきかげんのブルージーン。「僕は嘘なんてついていない!」ブラックデニムは堪らず大きな声を出してしまう。「いいえ嘘よ。もしかしたら嘘じゃないかもしれない。でも本当でもないわ。私が言いたいことあなたには分かる?」「わからないよ。君こそ一体何が言いたいんだ?」困惑した顔のブラックデニム。「私が言いたいのは…あなたは私に可能性を感じているんじゃなくて、私の中の可能性に惹かれているってことよ。」「そうかな…。でもそれのどこが悪いんだい?」ブラックデニムは問う。「悪いわよ!まだ気づかないの?だってその可能性は私自身の可能性じゃなくてあなたの可能性なのよ!あなたは単に自分にないものを持っている私を見て、その中に自分の可能性を見出してるに過ぎないのよ。おかしいじゃないそんなの…。」興奮したブルージーンは綺麗な瞳を涙で濡らしてしまう。「そんな…」戸惑うブラックデニム。ラジオからはビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」が流れている。「そんなことないよ。そんなことありはしない。」ブラックデニムは言う。「いいえ、そうに決まってる。私には分かるの。私にはそれを感じることができるの。身を切られるようにそれを感じるのよ。」ブルージーンは静かにいう。「私もあなたが好きよ。でもね、私もあなたと同じなのよ。あなたの中に自分の可能性を見出してるだけなの。そんな二人が一緒になったっていいことがあると思う?あなたがどうかはわからないわ。でも少なくとも私にとっては悲しいだけよ。だってあなたは私自身を見てはくれないし、私だってあなた自身を見てあげることはできないんだもの。」哀しげな顔のブルージーン。スピーカーの上で埃を被っているBMWのキー。「君が言いたいことはわかった気がする。でもね…それでも僕は君が好きなんだよ。」暗いガレージの中、白熱灯の明かりが暖かい。ROSSO
January 21, 2006
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部屋の中でも息が白いってどういうことなのヽ(Д´ )ノROSSO
January 22, 2006
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