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2006.08.08
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カテゴリ: 図書ルーム
永遠の出口 永遠の出口

私が、先生だったら上の 森 絵都 さんを推薦するかな

「永遠の出口」は本当に面白かった。
昔の自分が体験したドキドキがかぶってくる。
いつの間にか単行本が出てたのね。
ハードカバーで持っています。

ある書評では、アダルトチルドレンの方に…なんてあり
書評を見つける前に手にしてた私は、その頃

ちょっと考えた時期があった。
逆らったのかとんがってしまった。
読み進めていくとキツく閉められ詰まっていた栓が
緩んでゆくことを感じた。
アダルトチルドレンだったかどうかは未だに判らないけれど
一生懸命になれることがあって、あまりひっかかることがないし
今は悩む原因もないから「まいっか」と思えた。

それは、年齢的には大人だからかもしれない。
思春期を迎えた子は、タイムリーでもないし
まだそんな過去でない自分と比較するのは難しいかもしれない。
背を向ける子もいるかもしれない。

思い出して読み直したようになるかな、なんて

難しい書き方でも内容でもなくお話に入り易く
読書家で早読み出来る方は1日で読めてしまう。

夜寝床で少し読んでは翌日を迎える毎日。

まるで明日の学校が楽しみな気分で
本を読むその僅かな時間が楽しみだった。


「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」

黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。
ぐれかかった中学時代。
よくある初々しい高校での初恋。
どこにでもいる普通の少女、紀子。
小学3年~高校3年の9年間
70~80年代エッセンスの匂いを感じながら
懐かしい自分の過去も思い出しながら読破できる。
第1回本屋大賞第4位作品。



1968年東京都生まれ
1991年、第31回講談社児童文学新人賞受賞作『 リズム 』でデビュー
そして同作で第2回椋鳩十児童文学賞受賞
第33回野間児童文芸新人賞、第42回産経児童出版文化賞、ニッポン放送賞受賞した
『 ゴールド・フィッシュ 』『 宇宙のみなしご 』
第20回路傍の石文学賞野間児童文芸賞受賞した
『 アーモンド入りチョコレートのワルツ 』
第36回野間児童文芸賞を受賞『 つきのふね 』
「カラフル」で第46回産経児童出版文化賞を受賞(同作品は映画化)
児童文学の枠を超えた「永遠の出口」は、2004年度本屋大賞第4位
「DIVE!」は、第52回小学館児童出版文化賞受賞


リズム
中学3年間のお話。
ROCK青年で従兄弟の真ちゃんを慕う
さゆきが自分らしさを探し彷徨い歩く。
大人になると忘れてしまうあの時代には普通だった気持ち、
忘れたくないなーと思える宝物のように大切な一瞬。
実際に現・中高生の絶大な支持を得ているデビュー作。
対象:小学生上級から、とある。
ゴールド・フィッシュ
「リズム」の続編。
透明な時代
最後のゆらめきの中で自分の夢を
さがしはじめたかがやく女の子たちへーー。
いまから将来と進路を決めなきゃならないなんて。
将来「なる」ものをずっと決めてた人が、
あっさりとあきらめちゃうなんて。
でも、だいじょうぶ。
あたしの夢・真ちゃんが、光の中で歌いつづけているかぎり??。
と、思っていたさゆきだったが…。


あったなー。あった、あった。
すんごく仲良しだった親友を同じ学校に行きたかったあの頃。
違う学校に通うことになり、私ははぐれないよう
親友のNと会う時間を約束していたが
それぞれの学校での出来事、お互いの新しい仲間の話。
すれ違っていった。「リズム」が狂った。
自分のことを思い出して話したくなる。
今も親友のNと、そんな過去を繰り返し話したくなった。

宇宙のみなしご
真夜中の屋根のぼり。
姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。
不登校の主人公 陽子、誰にでも優しい弟。
やがて、思いがけない仲間が加わっていく。
奇妙な組み合わせの4人。


シンとした夜に、想像するだけでドキドキ。
もしも…この部屋を抜け出し秘密の場所で心がはばたけたら。
友達と作った秘密基地に、けんかしちゃって1人で乗り込み
すんごく寂しかった私にカラカラ空っ風
ちょっとした過去を思い出し、きゅんとした。

つきのふね
あの日、あんなことをしなければ…。
心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。
進路や万引きグループとの確執に悩む孤独な日々。
近所を騒がせる放火事件と級友の売春疑惑。
先の見えない青春の闇を一筋の光を求め
疾走する少女を描く傑作長編。


あの友達との悲しいすれ違いを思い出したなー。
こんなやんちゃっだったとは言わないけれど
懐かしくて、あの時、あの世界が全てだった。

アーモンド入りチョコレートのワルツ
ピアノの調べに乗せておくるとっておきの短編集。
ピアノ教室に突然現れた奇妙なフランス人のおじさん。
少年達だけで過ごす海辺の別荘でのひと夏を封じ込めた「子供は眠る」。
行事を抜出して潜り込み、旧校舎で偶然出会った
不眠症の少年と虚言癖のある少女との淡い恋を綴った「彼女のアリア」。
シューマン、バッハ、そしてサティ。


ゆるやかであり情熱的な時間。
バッハ、サティが好きな私は全てを記憶している訳ではないが
好きな楽曲を頭に流し思いながら読んだ1冊。

風に舞いあがるビニールシート
直木賞受賞の『文藝春秋』掲載作品6つの
ハートウォーミングな短編集。
愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を今日も思っている。
大切な何かのために懸命に生きる人たちの物語。


読み終えた時、他人には判らないけど
大切な輝かしい宝物を持っている自分を感じる。


カラフル
いい加減な天使が、一度死んだはずのぼくに言った。
「おめでとうございます、抽選にあたりました」
ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。


すんごく面白かったです。
それから、あったかかった
大切にしようと改めて感じたことがあった。

いつかパラソルの下で
これは、大人向け長編小説
雑貨屋で働く25歳の独身女が、厳格な父に嫌気がさし
20歳を機に家を飛び出す…
父も死に49日の法要を迎えようとしていた頃
生前父と関係があったという女性から連絡が入る。
父の生前の秘密を知ってしまう…。


私も、女性問題ではないけれど父の秘密を知り
戸惑いを感じたことがある。

いなくなる時に知られたくない想いや証拠は
全部処分しようと思ったのだけど
そう上手にいかないだろう


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最終更新日  2006.08.20 19:52:23
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