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2006.11.23
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カテゴリ: 映画のともろ


鏡、惑星、バイオリン。

ロシアの巨匠 アンドレイ・タルコフスキー
(Андрей Арсеньевич Тарковский,
アンドレイ・アルセーニエヴィチ・タルコフスキー、
Andrei Arsenyevich Tarkovsky)
1932/4/4~1986/12/28、旧ソ連の映画監督。

叙情的とも言える自然描写
とりわけ「水」の象徴性を巧みに利用した
独特の映像美で知られる。

人類の救済をテーマを制作。
表現の自由を求めて旧ソ連を亡命。
故郷に還ることなく、54歳で客死。


美しい映像、考えたくなる感情を楽しめる。
真冬の試写会には、ぴったり。


映画大学の卒業制作として作り上げた
短編ドラマ「ローラーとバイオリン」
バイオリンが得意な夢想家の少年サーシャ。
悪童たちに脅されているところを
ローラーを運転する労働者のセルゲイに助けられ
次第に心を通わせていく…。



1972「惑星ソラリス」、これが一番有名かな。
ポーランドの作家スタニスワフ・レム

ソ連製SFの代表作であると同時に
人間の潜在心理の持つ力を巧みに描き出した傑作。

近未来、未知の惑星ソラリスの軌道上に浮かぶ
宇宙ステーションで異常事態が発生。
調査に科学者クリスは地球を出発。

先発3人の科学者は皆、狂気の淵に立たされていた。
クリス自身も数年前に自殺したはずの
妻ハリーの姿を目撃し言い知れぬ衝撃を受ける。
だがそれは、人間の意識を反映して
具現化させるソラリス表面のプラズマ状の海の仕業だった。

ソラリスの海こそが、心の鏡であったのだ。
その鏡を覗き込んでしまったために
想いに取り憑かれた男の悲しい物語なのかもしれない。



アンドレイの自伝的要素があるという
1974作品「鏡」。
ちょっと、それはどこ?
なんて見始めるんだけど、映像に魅せられてゆく。
戦争の記録フィルムも混ざり
映像の中を波乗りしていくようで
気付くと浜辺に辿り着いている。
かっこよくて好きな作品。



映画監督としての力量自体は
モスフィルム関係者の中でも認められている。
1972年には莫大な費用を費やした
『惑星ソラリス』(スタニスワフ・レム原作)を製作。
SF映画の概念を一変させたと評価された。

カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞。
1975年に自伝的要素の強い 『鏡』を完成
難解な映像が国内で厳しく批判される。
1979年にはストルガツキー兄弟との共同脚本で 『ストーカー』 を撮影。
検閲を巡って確執は深くなる一方だったが
独自の映像芸術は世界中の映画評論家やファンを魅了し
国際的名声と評価は高まり続けた。
決して娯楽作品とは言い難い『鏡』を輸出する際
ソ連映画の超大作『戦争と平和』(1965-1967)より
金額は高く提示したが、それでも国際市場では
買い手はついたという逸話が残っている。
80年には『ストーカー』含む全タルコフスキー作品で
ダヴィド・ドナテロ賞受賞。




ろくろ倶楽部 も、どうぞ宜しく♪

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最終更新日  2006.11.30 07:14:06
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