K-Blog

K-Blog

マネ奮闘中












マネ奮闘中












「真央!部活行くだろ?」

「うーん ちょっと待って。 あと少しで16連鎖・・・

「学校でゲームするなよ。貸して、没収。よし、 めざせ17連鎖 ゴファ

調子に乗るなよ

「す・・・すいませ」



取り返したゲーム機を見ると“ざんねん”の文字。
チッ、祐太のぶんざいで。
私のパンチがよほど効いたのか祐太の眼鏡の位置がずれていた。



「何ニヤニヤしてんだ。」

「あ、ううん。なんでもない。部活行こ。」



祐太をせかして、テニス部の部室へ向かった。












部室は2部屋あって、入り口に近いこの部屋は、ソファとかテーブル、あとなんかよくわからない観葉植物がある。
いわば、部員の休憩場みたいなトコ。
一部きらびやかな所がありますが、あえて触れません。


ま、ここまでは男子テニス部マネである私が入っても大丈夫な範囲。


ですけどね、
その奥の部屋、更衣室に入るのは、いくら私だっていけないことだってわかってます。
それくらいわきまえてます。
ただちょっと、 頑張ってる私は、チラリズムはオッケーだと思うんですよ。


だからね、 「祐太、早く入りなさい。」

「目がこわいんだけど。」

「ちょ、そんなことはいいから。」



祐太が何か首をかしげて変な目で見つめてきますが、 だからなんだってんだ。

私はね、別にモサイ男が見たいわけではないのですよ。



目標は一人。



ピッチピチのヤングボーイ林桂司郎君の 「何スか?」 「え?」

この声は生意気なルーキー中1のくせにやたらテニスが上手い桂ちゃんではないか!!


「だから、 目標は一人。ピッチピチのヤン ギャアアアア! なに言っちゃってるの桂ちゃん!!太陽の熱で頭焦がしちゃったんだね! ちょっと氷の中に頭突っ込んできなさい!」

「お前がな。」

「え、ちょ、私先輩ですけど。」

「つか、どいて?俺着替えるんだけど。」

「あ、ごめんね。なんならここで着替えてもかまわな 「はったおしますよ。」

「ごめん。」








なんかとても冷たい目でにらまれたので泣く泣く道をお譲りしました。

そんな桂ちゃんが何か思うことがあったのか、ふと足を止めて、可愛い顔で私を見つめる。
ヤバイって!心臓痛いって!!




「先輩、俺のこと桂ちゃんって呼ぶのやめて」

「うん。わかった 桂ちゃん

「…高原さんは日本語の勉強から始めたほうがいいですよ。」




可愛い顔して憎たらしいことを言いやがった桂司郎君ですが、やっぱり憎めません。















ガチャ…













桂司郎君と入れ替えに出てきた、このテニス部キャプテンの綾木景梧。






私はこいつがとても苦手です。




金持ちで性格悪くて自己主張あらくて俺様で… とにかくウマが合わないとはこのことです。













「ちゃーッす」



ソファーに踏ん反り敵意をアピール。



すると綾木は眉をひそめどうどうとしたムカツクオーラを出しながらラケットでゆびさす。




「マネージャー、仕事しろ。」

「やってまーす。」

「ソファーにくつろいで何の仕事だ、アァン?」

「そうじです。 耳の。

マネージャーの仕事をしろ。 ドリンクは作ったのか。コートの調子は?やることはいっぱいあるだろう。大体テメー女の癖に耳に手ェつっこむなんて ありえねーよ。」

「本人の自由です。自由権行使中です。憲法にのっとってます。裁判起こしますか。」

「オイ、誰かこいつ締め上げて裏の木につるしてくれ。俺が許す。」

「ままま、落ち着いて。」









出た。












この部のお兄さん的存在とみせかけて、 事実私より上をいく変態 室部泰平先輩。






「真央もちょっと休憩してるだけだろ。そんなキレんなって。」




といってなだめすかす室部。







ふん!










「2人ともふきとんでしまえばいいのに!」


「え 俺今フォローしてたよね?なんで?」

「……」

「2人ともなんかだいぶ苦手キャラなんです攻略しがたいんです。」

「そんなゲーマー発言はいらんから。ちょィ、景梧もなんか言ってや、、、、景梧?」



室部の後ろで煮えたぎるウィンナーのようにおこってる?綾木の姿があった。


ウィンナーといえば。 今朝焼いたのは快心の一撃だった。
外はパリッなかはジューシーの 「おい。」 それでいてあつあつという 「おい、聞いてんのか。」


「なんですか、綾木先輩。今ちょっとウィンナーについてTHE★真央会議を私のあっついハートのど真ん中で開催し  て !? 「ちょっとこい」 え?なんなんなん… ちょっとおおお!!!


私の抵抗もまったく無視してずかずか引っ張ってくこの人はなんなんですか。
王様ですか!?おまえなんか裸の王様だよちくしょー。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: