森魚

森魚

2005/08/16
XML
カテゴリ: 怖い
つい先日の出来事ですが、、、、書いて良いものか迷いつつ書きます。


私は普段、通勤に電車を使っているのですが、先日もいつも同様に
夜遅い時間の電車に乗り込みました。

私の住むところは、都内から電車で数時間の所でいわゆるベッドタウンと
呼ばれるところです。

いつもの通勤では、ほとんど座れることも無く数時間をドアを入って
すぐ横の手すり部分に寄りかかりつつ音楽を聴きながら通勤するわけですが
お盆のせいもあるのでしょうか、社内はいつもより人がまばらで
通勤の人たちというよりは、遊んだ帰りと思われる大学生や家族、


まばらといえども、やはり終電間際の電車は座る事が出来ず
いつものように、ドア横の定位置に寄りかかりながら、音楽を聴きながら
外を眺めていました。

天気が不安定という事も関係があったのでしょうか、電車から
見える外の景色は暗く、いつもは見える町並みもその日は闇に
覆われていました。

近頃買った CDを聞きながら、外を眺めていたときです。

ふとCDから 人の声が聞こえました。
確かに聞いていた CDはちょっと不思議なCDで「雨の音」や「風の音」
等をリミックスしつつ多少の人の声も入ってはいたのですが
そのときのCDから聞こえてきたのは、もっと耳のそばで話しかけてくる

しかし、私のそばには誰も立っていませんし、社中は先ほどとなんら
変わりはありません。

気のせいだったのだと思いなおし、また外を眺めながらボンヤリと
していました。

しばらく外を眺めていると、途中駅に着くアナウンスが流れ始めました。

かばんを下ろし降りる準備をしていました。

徐々にスピードの遅くなる電車のなかで、かばんを抱きつつ降りる準備をし
外を見ていると、また声が聞こえました。それもさきほどより大きな声が
はっきりと。

怖くなった私はヘッドフォンをはずし、早く乗り換えようとドアの
前に立ち電車が停車するのを待ちました。

電車はホームに滑り込んでいきます。ホームで待つ人たちも普段より
少なく、しかも私の乗る車両は端の方なので、なおさら人は居ませんでした。

ゆっくりゆっくりと停車する電車とは裏腹に、私の気持はホーム反対側に
止まる快速電車に乗り換えることに気が向いていました。

電車が止まる直前、
また、声がしました 「出るの?」と。

私はわけもわからず、聞こえた声を聞こえない事に、しようしていました。


ところが次の瞬間、私は電車から出ることが出来なくなっていました。

実は、ドアが開くと同時に、ホームに下りたとうと思っていたのですが
ドアが開くと、私をじっと見る視線を感じたのです。表現のしようの無い
重い視線を感じ、ドアが開いているにも関わらずなかなか外に出ることが
出来ませんでした。

ドアの閉まる合図がながれ、降りなくてはという思いで、ホームに出ようと
足元を確認したときでした。

見てしまったのです。
電車のドアと、ホームの数十センチの隙間に、私をじっと見る子供の目が二つ。
暗くて全体はわからなかったのですが、隙間から私を見つめる2人の目は
笑うでも、恨むでもない、なんともいえない目をしており、私はそのまま
立ち尽くし、電車から降りられないままドアがしまりました。

お盆のせいなのでしょうか。
最近は電車を極力避け、バスを使う事にしています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/08/16 01:50:18 PM
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: