森蔵日記@舞台オタクのシンプルライフ

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2007年01月05日
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カテゴリ: 舞台全般 Play
時間が経ってしまいましたが、このお正月にNHKで劇団四季の『鹿鳴館』が放映されましたね。

四季のストレート・プレイということで全く期待していなかったのですが(失礼!)、意外にも結構楽しめました。画面で観てこれなのだから、実際の舞台はもっと良かったことと思います。観に行けば良かったかな。

何よりも、影山伯爵演じる日下さんがピカイチでした。本当に味のある、演技の達者な方です。
言ってみれば悪役的な役柄なのに、終盤ではいつの間にか伯爵に感情移入して観ていました。悲しい人だなぁ。朝子夫人がひどい女に思えてくるから不思議。

夫人の元恋人・清原に石丸幹二さん。
う~ん、年齢的に何となく違和感があるけれど(もう10年くらい経ってからの石丸・清原が観てみたい!)、清廉で情熱的な政治家にはぴったり。幹二さんならではのノーブルな雰囲気と清潔感が、清原をより魅力的にみせていたのではないでしょうか。朝子夫人が20年経ってもなお彼に想いを寄せ続けていたことに、説得力がありあり(笑)。そんな二人に伯爵が嫉妬するのも納得です。

清原と朝子夫人の息子・久雄に『ユタと不思議な仲間たち』のユタでおなじみの(私にとってだけ?)田邊さん。ダンスが得意な方という印象でしたが、ストレートにもお出になるのですね。まっすぐで素直な演技です。が、欲をいえば表現にもうひとひねり欲しい気も。周りが達者な方ばかりなので、余計にそう感じたのかもしれません。これからがさらに楽しみな役者さんの一人です。

そして最後に主役の朝子夫人・野村玲子女史ですが・・・、どうも個人的に、この方の演技は苦手みたいです。何をやっても、私には優等生的で同じように見えてしまって。。。四季中なら、むしろ坂本さんあたりの朝子夫人を見てみたいなぁ。

いろいろ好き勝手なこと書きましたが、やはり食べず嫌いはいけないと実感しました。





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Last updated  2007年01月13日 13時19分20秒


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