1
ベルリン大聖堂からシュプレー川に架かる橋を渡ると、薄ピンク色のオシャレな建物が見えてきます。これは、かつてプロイセン軍の武器庫として建てられたものですが、現在は「ドイツ歴史博物館」として利用されています。この博物館は民営ではなく、国立博物館です。歴史博物館について書く前に、一言だけ余談を書かせてください。この歴史博物館のすぐ隣に、露天売りの土産物屋さんがズラリと並んでいます。もちろん観光客は足を止めて、ベルリン訪問の想い出として、また家族や友達の贈物として、お土産を買っていきます。僕もその一人でした。そこで、崩壊したベルリンの壁の破片(偽モノ説もありますが・・・)や、絵葉書を買おうと思い、代金として20ユーロを露天売りの店主に渡しました。ところが、おつりを返してくれないんです。外国人観光客はお金をだましとるのに良い鴨となるのです。結局、ぽんカノが怒ってくれて、4ユーロ(約500円)のおつりを無事返還しましたが、特にこういう露天売り店には十分注意するべきだと改めて感じました。 ドイツ歴史博物館さて、話を元に戻して・・・。ここドイツ歴史博物館に来た理由は、実に単純です。この日はお天気に恵まれず、外は激しい雨と風の大嵐。なので、街歩きはできないと判断し、雨宿りも兼ねてここに来たのです。 中世時代の騎士 中世時代の衣装この博物館、とにかく広いのです。その規模は何と約7500平方メートルもあり、展示品は8000を超えるのです。全部を見ようと思うなら、最低でも2時間はかかります。ドイツの歴史の全てを学ぶには、これほど優れた博物館は他にないでしょう。と言うのは、紀元前1世紀から始まり、東西ドイツ統合までの2000年以上に渡る歴史が、この博物館に集結しているからです。 ドイツ製バイク ドイツと言えば自動車産業も忘れてはいけないその中でも、ヴァイマール共和国、ナチ政権、ドイツ統一の展示は必見です。戦争時の貴重な資料や軍服、武器、ポスター、看板などたくさんの展示品を見ることができます。特に、ナチ政権時代のユダヤ人の虐殺についても、決して包み隠すことなく、赤裸々に語られています。戦時に行われていたこのような事実を、自国の負になることと分かりながら、正直に伝えるところが、立派だと思います。 戦時中のポスターヒトラーが実際に使われていた地球儀も展示されています。この地球儀ですが、ドイツ国が描いてある部分に穴が開いているのです。これは赤軍の兵士がピストルで撃ち抜いたものです。この地球儀は写真から判断する限り、おそらく総統官邸(いわゆる首相官邸)に置いてあったものと思います。この地球儀を見ながら、ヒトラーが世界制服を企てていたと思うと、ぞっとしてしまいます。 ヒトラーが実際に使っていた地球儀 これはチャップリンの喜劇で有名展示品の数々を見ていたら、外では雨があがった様子。すごく長い時間ここにいたので、そろそろ外の空気が吸いたくなりました。ちなみに、この日が旅の最終日。日没前にはドイツ新幹線ICEに乗って、帰宅することになっています。でも、その前に、僕がどうしても行ってみたかった場所があります。列車の時刻が少し気になるところですが、強行しました。それについては、次回のブログに書きたいと思います。追記ですが、この博物館は決して硬い内容だけではありません。下の写真の「人面ライオン」ように、訪問客を笑わせる展示品もいくつかありました。次回はベルリンの旅の最終回です。お楽しみに・・・国立ドイツ歴史博物館(Deutsches Historisches Museum)URL(英語):http://www.dhm.de/ENGLISH/index.html
September 10, 2009
閲覧総数 51