ルーティーン



大会の朝です。朝起きて、カステラを牛乳と一緒に食べます。そして、出かける準備ができたら出発です。オレンジジュースを飲みながら試合場に向かいます。その時に、眠たいまま試合場に着いてしまうといけないので、軽快な音楽を聞きながら移動します。今は【ダンスマニアEX2】を聞いています。

音楽を聞きながら、今日の自分の大会をイメージします。自分の頭の中で考えているので、すべてが自分の思い通りになります。「今日も調子いい」「体が軽い」「助走が走れるから楽しい」と、いいことだけを考えながら移動します。試合場が近づくにつれてテンションが上がってきます。

やがて、具体的な試合での助走をイメージするようになります。
「とんとんとんとんとんっ!!」助走路に立っている自分を想像して、高跳びを跳んでみましょう。自分はもちろん成功しました。「今のは、2mか。よし、次は2m05を跳ぼう。」成功しました。「よし、次は2m10を跳ぼう。」また、成功しました。「今日は調子がいいな」と想像が自信になり、確信になってきました。「次は、2m16だな。」これも、成功しました。「やったー!自己新記録を出して優勝したぞ~!!」というように、自分の思うままに大会を進行していくのです。楽しいことを考えているうちに大会の会場に着きました。

これからアップを開始します。まずはストレッチです。音楽のリズムに乗って体が動きます。「やっぱり今日も調子がいい」アップをしていたら、同じ高跳びの知っている人がいました。「こんにちは!」こちらから声を出してあいさつをしました。相手は軽く会釈をしてきます。相手に先に声をかけることによって、相手より優位な位置に立つのです。

アップを続けていると、知らない人がこっちを見ています。自分と目があっても目をそらそうとしません。ここでは先に目をそらした方が負けです。ガンファイトが始まったのです。今までより目に力を入れて相手の目をそらさます。相手が目をそらしたので自分の勝ちです。ガンファイトで負けていては試合で勝つことなど出来ません。ガンファイトをしかけてこられたら絶対に勝ちましょう。*ガンファイトは、格闘技の試合が始まる前に対戦相手同士でにらみ合っているやつです。

召集時間が近づいてきたので、召集所の近くに移動し、審判の人が高跳びの召集を始めたのがわかる所でアップをします。高跳びの召集が始まりました。この時には、ユニフォームにゼッケンを付けておき、スパイクと共にすぐに取り出せるようにしておきましょう。
召集が終わったらピッチに入ります。出来るだけ早く入って、自分のベンチを確保しましょう。荷物を置いたらすぐにスパイクをはいて、助走のマークをつけます。誰よりも早く助走のマークをつけられれば、人より長い時間、心と体の準備ができます。みんなが、マークをおいている時には助走練習ができないので、助走のイメージトレーニングをしたりして時間を有効に使いましょう。マークをつけている人がまばらになってきて、助走練習ができるようになったら、「行きます!」と言って助走練習を始めます。まわりの人が行きたそうでも、ある程度のマナーを守りつつ、「行きます!」と言って、助走の練習をしましょう。3本から5本くらい出来れば上出来でしょう。

公式練習が始まりました。もう、自分の助走のイメージは出来上がっていますね?ここまできたら、練習は終わりです。もう、本番なのです。いままでにイメージしてきた一番いい助走で跳躍しましょう。自信をもって走り出せば、きっと出来るはずです。2本の練習は、成功させるべきです。もう、試合は始まっているのです。助走と跳躍の確認作業はこの前までに終わらせておきましょう。

さあ、試合が始まります。あとどれくらいでまわってくるのか自分の順番を確認しておきましょう。自分はここでも、音楽を聞きます。音楽の軽快なリズムにのりながら助走をイメージしていきます。体も動かしながら「こう走って行ってこう跳ぼう」とイメージします。自分の順番まで、あと3人。ここで、音楽を聞くのをやめます。トラックに出て行って自分の順番を待ちます。自分の前に跳ぶ人が「行きます」と言ったら「はい!」と声を出します。ますます、テンションが上がってきて、「もう、跳びたくて仕方ない」という状態になります。前の人が跳躍をしました。さあ、いよいよ自分の番です。手拍子をし、だんだんリズムを早くしていったり、手を2回たたいたりして集中力を高め、踏み切りのイメージを作ります。自分のナンバーが呼ばれ、助走路に着きます。不安要素は何もありません。あとは跳ぶだけです。自分を信じて助走を開始します。

ここからは、試合が始まったところからの繰り返しです。常に自分の最高の跳躍をイメージしながら最後まで試合をします。
もし、助走路に着いても跳ぶ自信がなかったり、助走してみたんだけど合わなくてやり直したりする、という時でもあせってはいけません。深呼吸をして、空を見上げ、楽しいことを考えて、笑顔を作れるくらいリラックスしてから助走しましょう。
2003年7月

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