ルーティーン 2004.4.29



練習の時も、公式練習の時も、試合の最初の高さの時も、自己ベストの高さの時も、いつも同じ動きをすることがルーティーンです。

【ルーティーンが出来ると何が変わるのか?】

ルーティーンが出来るようになると、【いつも同じタイミングで跳躍することが出来る】ようになります。
いつも同じタイミングで跳躍することにより、高さを意識してしまった時や自分の感情をコントロール出来なくなった時等の、跳躍への影響が少なくなります。
ルーティーンを身につけると自己ベスト以上の高さになった時でも、【今までと同じ心理状態で跳躍することが出来る】のです。

【自分のルーティーンを持っていない選手にありがちな状態(大会の時)】

公式練習の時
・ほどよい緊張の中で、特に何も考えずに跳躍します。

試合の最初の高さの時
・少し緊張して、集中して、跳躍します。

自己ベストに近い高さの時
・「飛びたい」「飛ぼう」という気持ちが強くなります。
助走路に入ってから、跳躍するまでに時間がかかるようになります。

自己新記録の高さに挑戦する時
・「飛びたい」「飛ぼう」という気持ちがさらに強くなり、ものすごく集中しようとしています。
跳躍するまでの時間がさらに長くなります。


【自分のルーティーンを持っている選手の状態(大会の時)*例:管理人】

公式練習の時
・自分の3人前の人が助走路に立ったらユニフォームになります。
自分の順番になるのを体を動かしながら待ちます。
自分の順番になったらその場で軽く10回ジャンプします。
助走路に入り、マークに左足をあわせ、体を揺すりながら助走の歩数を数え、助走のイメージを作ります。
踏み切り姿勢を作り、そこから走りだします。

試合の最初の高さ
・「公式練習の時と同じ」です。

自己ベストに近い高さの時
・「公式練習の時と同じ」です。

自己新記録の高さに挑戦する時
・「公式練習の時と同じ」です。


ルーティーンを持っている選手と持っていない選手の違いがわかったでしょうか?
持っている選手は、自分の跳躍の前には毎回同じことを繰り返します。
持っていない選手は、高さが変わることで心理面が変わってしまい【跳躍に対する意気込み】が毎回違います。

跳躍をする時にまったく心理面で動揺することの無い選手にはよくわからない内容かもしれません。
ルーティーンは高さが上がると、緊張しすぎたり、興奮したりして自分をコントロール出来なくなる傾向のある選手に必要な物なのです。


では、どのようにして自分のルーティーンを見つける(作っていく)のでしょうか?
これから、管理人がルーティーンを作った時に実際に行った方法を書きます。

前提条件
1:集中していること。
2:自分の中で試合と同じ状況を作ること。

方法
1:試合に出場する。又は、試合と同じ状況で跳躍する。
2:自分が跳躍と跳躍の間に何をしているのか、観察する。
3:跳躍をする前に何をした時に良い跳躍が出来たのか、観察する。
4:低い高さの時と高い高さの時の心理面の変化を感じ取る。
5:どうすれば低い時と高い時で同じ心理面になるのか、探してみる。
6:自分が良いと思ったことを実際にやってみる。
7:慣れて自然に出来るまで練習する。
8:ルーティーンが身に付く。


文章で書くと難しいかもしれません。
直接教えた方がわかりやすいと思うので、興味のある人は連絡してください。

ちなみに、管理人のルーティーンですが、去年は自分で作った物でした。
今年のルーティーンは、自然に出来上がった物です。
去年のルーティーンの良い所はそのまま受け継ぎ、体が自然に反応した動きを新たに付け加えました。



最後に「管理人の中学校時代」の話しをしましょう。

県大会で180を跳んで、優勝が決まった後の話しです。

175や180は、他の選手も跳んでいるので自分も一緒に同じようなペースで跳んでいきました。
しかし180を跳び、優勝が決まると、次の目標は186(全国大会参加標準記録)になります。
186は一度も跳んだことの無い高さでした。
ものすごく跳びたかったのですが、当時はこの高さを跳ぶ自信がありませんでした。
その為、186の時には、かなりの長い時間がかかっていました。
ユニフォームになるのにも時間がかかり、助走路に入るのにも時間がかかり、助走をし始めるのにも時間がかかり、助走をしても踏み切ることが出来ずに助走路に戻るということを繰り返していました。
なぜ、このような状態になってしまったのかと言うと、前にも書いた通り「自信が無い」のです。
「落としたら試合が終わってしまう」「跳べないかもしれない」「どうしよう」「どうしたら跳べるの?」「早く跳ばなきゃ時間がなくなっちゃう」「風は大丈夫かな?」「スタートの音が鳴ったら嫌だな」
などということを考えている間に、自分のリズムを無くし、体力も無くしてしまし、結局は跳べないのです。

ルーティーンを持っていない選手で、高さに心理面が影響されてしまう選手は、高くなればなるほど自分の中で【悪循環】を繰り返すことになるのです。

緊張しなければ、動揺しなければ、高さを意識しなければ跳ぶことが出来た。
という経験を持っている人は、自分のルーティーンを見つけてみてはいかがでしょうか?

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