阪神タイガース  われら猛虎党






宮崎オーナー、中田にラブコール!ミスター・タイガースになれる!

年頭から汗を流す中田。猛虎はもう、ぞっこんだ
 阪神・宮崎恒彰オーナー(63)が、今秋のドラフトで獲得を目指す大阪桐蔭・中田翔投手兼外野手(17)に守備位置と背番号の“白紙手形”を用意していることが6日、わかった。時期も異例なら、高卒ルーキーには前代未聞の超VIP待遇。「ミスター・タイガースになれる」と最高の殺し文句でラブコールを送った。


 これ以上ない、殺し文句だ。虎の総師もノドから手がでるほど欲しい宝物。高校通算68発、最長飛距離170メートルを誇る怪物争奪戦に、早くも最大限の誠意を表した。

 「中田君は将来的に『ミスター・タイガース』になれるぐらいの逸材。絶対獲得しないとね」

 年明けの4、5日の時点で、西武、広島を除く国内球団と米大リーグのツインズを合わせ、日米11球団が視察に訪れた怪物。もはや競合は避けられない。先陣を切ったのは阪神だけに、他球団の追随を許さない宮崎オーナーの姿勢が凝縮された一言だった。

 『ミスター・タイガース』。猛虎の系譜を紐解いても藤村富美男、村山実、掛布雅之…。“4代目”としての大賛辞を送ると同時に、“囲い込み”をさらに強化するようハッパをかけた。

 その姿勢は、称号だけにとどまらない。

 「背番号は、彼の実力相応のモノを用意する。今いる選手の番号を動かしたらいい」。高卒ルーキーには空き番が恒例。現在、阪神ではひとケタが埋まり、掛布が背負った31も林が使用中。新人1人のために、レギュラークラスの背番号を“剥奪”するのは虎史上初といえるVIP待遇だ。

 MAX151キロと、投手としても非凡な才能を持つ中田に対して、岡田監督は「打者で獲るよ」と将来の4番と期待する。中田本人の希望は「できれば投手」。そこで宮崎オーナーは、もう1枚、白紙手形を切った。

 「好きなところを守らせたらいい。こちらから制約する必要はない。王さん(元巨人、現ソフトバンク監督)もそうだけど、投手から野手に転向して活躍した人はたくさんいる。彼の負けん気の強さからも、阪神に来れば、ものすごい人気がでる」

 5日の仕事始めでは、沼沢球団本部長が「大阪の星を何としてもとる」と気勢をあげた。特別待遇は球団、いや電鉄本社の誠意のしるし。猛虎が中田の心をわしづかみにする。

★6日の中田

 午前中は大阪桐蔭高の始業式に出席。午後に約3時間、大阪・大東市の同高グラウンドで練習した。4日の初練習には日米10球団から計14人、前日5日にはオリックスから6人のスカウトが視察に訪れたが、この日はスカウトの姿はなかった。

ミスター・タイガース
★藤村富美男  打者としての印象が強いが、チーム公式戦初試合(1936年4月29日)で完封するなど、投手として34勝を記録。打者としては“物干し竿”と呼ばれた長いバットを使用し4番打者として活躍。46、55(途中から)、56年には選手兼任監督としてプレー。自身の代打出場時に「代打・ワシや」とコールしたのは有名。
 通算成績は打率.300、224本塁打、1126打点。主なタイトルは首位打者1度、本塁打王3度、打点王5度。他にMVP1度、74年に殿堂入り。
★村山実  59年6月25日の天覧試合でサヨナラ本塁打を喫するなど、巨人・長嶋茂雄とはライバル関係にあった。巨人戦通算39勝は歴代3位。70年から72年(途中まで)は兼任監督。兼任初年度の70年に、戦後最高となる防御率0.98を記録。
 通算成績は222勝147敗、防御率2.09。主なタイトルは最優秀防御率3度、最多勝2度、最多奪三振2度。他にMVP1度、沢村賞3度、93年に殿堂入り。
★掛布雅之  78年の球宴第3戦では、球宴史上唯一の3打席連続本塁打を記録。翌79年には、現在もチーム日本人最多の48本塁打を放ち初タイトル。85年にはバース、岡田(現阪神監督)とのクリーンアップで初の日本一に貢献した。
 通算成績は打率.292、349本塁打、1019打点。主なタイトルは本塁打王3度、打点王1度。



鬼門第1戦は俺が行く!福原、4・17ナゴヤドームに先発志願!

ファンと握手する福原。笑顔の裏に竜打倒への強い決意がある
 “鬼門第1戦”に先発志願!! 阪神・福原忍投手(30)が6日、大阪・茨木市のヤナセ茨木支店でサイン会を開いた。昨季の「ヤナセ 阪神タイガースMVP」の賞品として約400万円のベンツを贈られた開幕投手候補は、打倒・中日を高らかに宣言。昨季1勝10敗だった敵地での今季初戦は4・17。エースの自覚が増した右腕が、先陣星で金縛りを解く。


 開幕戦は「3・30」に違いないが、新エースの自覚が「4・17」を意識させる。中5日フル回転も何のその。井川なき虎投の軸・福原が“鬼門第1戦”も先発志願だ。

 「(中日を)意識はしますね。絶対に倒さないといけないと思う。早くナゴヤDで勝てれば、去年のようなことはないと思います。マウンドも僕は好きな方ですし、気にはならないですね」

 開幕本命右腕は、早くも落合竜に果たし状を突きつけた。

 昨季の虎は、ナゴヤDで猫になった。11戦で1勝10敗。しかも10連敗した後に1勝…。負けるたびにカタくなる悪循環で、金縛りに近かった。春先に1つでも勝っておけば…。その痛みを忘れないうちに、福原が敵地初戦にも手を挙げた。

 3月30日の開幕広島戦(京セラD)で投げると、ナゴヤD初戦の4月17日まで4試合連続の中5日になる。しかもその3試合目、11日も甲子園での中日戦。ヨーイ、ドンで中日を連破すれば、そのまま虎逆襲への号砲となる。

 福原は投手陣での立場が変わり、スタートダッシュへの意気込みが違う。来週中にも球児とともに沖縄へ飛び、心技体を鍛える。

 昨季終盤の好調を支えたノウハウがある。バランスボールやミニハードルを用いて、主に瞬発力を高める「SAQトレーニング」がそれだ。敏しょう性を鍛えながら、下半身をいじめ抜く。守護神と2人だけの自主トレになるが、キャッチボール以外は別々のメニューをこなすという。

 自己最多の12勝を挙げた昨季も、春先は腰痛で出遅れ5月まで未勝利。ただし04年には開幕5連勝を飾った実績もある。

 「最初から、1年間持続してやれるのがいい」

 04年型のスタートに、中盤からは06年のイメージで。弾みをつけ、流れに乗る。いきなり鬼門・ナゴヤDを突破することの意味は承知している。

 「中日を抑えるためには、結局は(荒木、井端の)1、2番。そこを何とかして抑えていかないと。大量点のときは、そこでやられているんで」

 すでに攻略法は、頭にある。昨季終了後、甲子園のブルペンに敵地と同じ赤土が入り、環境面も整った。新たな虎投の大将として、先陣を切って竜の本丸に討ち入る。

■ヤナセ 阪神タイガースMVP
 84年から続く“タイトル”で、受賞者にはベンツなど高級車が贈呈される。福原が獲得したのは「メルセデス・ベンツC180 コンプレッサーアバンギャルド」で、車体価格は409万5000円。この日、ファンの前で納車式が行われ、「光栄です。今年はぶっちぎりで優勝したい」とあいさつ。










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Last updated  2007年01月07日 15時40分38秒
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