阪神タイガース  われら猛虎党






2007年4月20日(金) 対巨人 4回戦 甲子園

阪神5×4巨人

バンザ~イ\( ^O^ )/ バンザ~イ\( ^O^ )/


taiga-su torakkii


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阪神が逆転サヨナラ勝ち!7年目・狩野、プロ初安打が劇的打!

打っちゃった…。勝っちゃった。7年目の狩野が劇的ドラマを締めくくった
 (セ・リーグ、阪神5x-4巨人=延長十二回、4回戦、2勝2敗、20日、甲子園)奇跡や、奇跡が起きたでえ~! 阪神が20日の巨人戦で延長十二回、3点差を跳ね返して5-4で大逆転サヨナラ勝ちした。同点に追いつきなおも続く二死満塁で、プロ7年目の狩野恵輔捕手(24)が左翼線に決勝打。今季最初の甲子園でのG戦で、歴史的ドラマが起きたんや!!


 筋書きのないドラマが“待ち続けた男”に光を当てた。プロ初安打が延長十二回のサヨナラ打。歓喜の輪の中心で背番号99が踊っている。プロ7年目。苦節を重ねた狩野が美酒の味を知った。

 「(出番が)絶対に来るという気持ちで待っていました。もう負けることはない。思い切っていこうと思ってました」

 お立ち台も初体験。待っていてくれた満員の右翼席は絶景だ。同点打の赤星とは対照的に、大歓声にぎこちなく両手を振った。

 延長十二回。3点差を追いつき二死一、二塁から5番・今岡が歩かされた。ベンチに残ったのは狩野と清水の控え捕手2人だけだった。岡田監督が手招きして「まっすぐだけ狙え」とささやく。初球のフォークを空振りしたが余裕があった。2球目の直球が左翼線を抜けていった。

 「ファームのときからチャンスで初球を見逃すのがイヤだった。空振りしても落ち着いていた。岡田監督には1、2年目に二軍でお世話になり、こうして一軍で貢献できたのがうれしい。おめでとうと言われました」

 3年前に聖子夫人(26)と結婚。すでに2男に恵まれている。とくに昨年11月15日の二男誕生が転機になった。「もう、家族に迷惑かけられん。自分を変えないと」と一念発起。オフには金本に弟子入りし、広島市内のトレーニングジム「アスリート」の門をたたいた。

 単身で広島に乗り込み、ホテル住まいで本格的なウエートトレに取り組んだ。一時的に家族に寂しい思いはさせる。それでも、二軍でくすぶる自分を見せる方がつらかった。「家族と会えないくらい練習に集中しないといけないと思った」と振り返る。

 今春、一軍の沖縄・宜野座キャンプに抜てきされると、鳥谷とともに連日、日が暮れるまでウエートトレに励んだ。愛妻は高知・安芸出身。2人の幼子を連れて帰省しており、会えたのは安芸キャンプ中の約2週間だけだ。オープン戦が始まるとまた単身生活に戻った。そしてつかんだ初の開幕一軍切符だった。

 開幕一軍スタートで1度も登録抹消されることなく、1度も出場していなかった最後の男。それが最高の舞台で報われた。記念のボールは巨人・矢野によってスタンドに投げ込まれてしまったが、関本の呼びかけで戻ってきた。バッグに潜ませた約150グラムの汚れた白球-。この重みをつかむために、6年間の汗と涙があった。

■狩野恵輔(かのう・けいすけ)あらかると
▼基本データ  1982年(昭和57年)12月17日、群馬・赤城村生まれ、24歳。1メートル81、76キロ。右投げ右打ち。家族は聖子夫人(26)と2男。今季年俸は650万円(推定)
▼球歴  前橋工高では3年夏の県大会決勝で敗れ、甲子園出場なし。01年D3位で阪神入団。この年は野村監督の3年目(最終年)。同期D1位は太陽。4位に赤星、6位に沖原(現楽天)、7位は藤本だった。当時の二軍監督が岡田監督
▼努力の男  今季は開幕一軍スタートも出場機会がなかった。それでも岡田監督、久保チーフバッテリーコーチの座るベンチ左隅に陣取り、配球などを学んだ。それをノートに残しており、次代の正妻へ勉強の日々だ
▼二軍首位打者  昨季は持ち前の打撃センスが開花し、ウエスタンで首位打者(打率.348)獲得。俊足にも定評があり、第2捕手兼代打、代走要員として一軍入り



赤星、意地の同点タイムリー!“同期”狩野の劇打おぜん立て!

狩野のサヨナラ打につなげた赤星の同点打。十二回一死三塁から右前に運んだ
 (セ・リーグ、阪神5x-4巨人=延長十二回、4回戦、2勝2敗、20日、甲子園)サヨナラのホームが涙でかすんでみえた。打球が自らの頭上を越えると、三塁から無我夢中で本塁を駆け抜けた。笑顔のヒーローに、手荒い祝福を見舞う。ドラマのような劇的なフィナーレに赤星が目を潤ませた。

 「狩野とは同期なんで特別な思いがありました。『絶対打ってくれ』と思ってて、打った瞬間、涙が出そうになりました。自分のことのようにうれしいです」

 1、2番コンビが徳俵で踏ん張った。3点差の延長十二回一死から、藤本、林の連打で一、二塁。鳥谷が「とにかく後ろにつなげたかったんで」と左中間へ2点二塁打をはじき返した。

 1点差。借金生活には入りたくない。暴投も絡んで一死三塁。カウント2-1から2球ファウルで粘った。空振りで痛めている首に負担をかけたくない…。「甘い球がきてくれ」と祈って低めのフォークに食らいつく。一、二塁間を破る同点適時打。サヨナラのおぜん立てだ。

 高卒と社会人の違いはあれどプロ7年目。入団してから2年間、虎風荘で寝食をともにし、熱い野球談義を交わした記憶も懐かしい。「太陽が先発で藤本が二塁、捕手が狩野。センターがボク」と同期でセンターラインを作るのが夢だった。

 赤星が1年目から一軍で活躍する傍ら、鳴尾浜で必死にバットを振る狩野の姿を誰よりも気にしていた。「一生懸命頑張っているのを知ってるから」。打席から緊張感も伝わってくる。打ってくれ-。心で絶叫した。熱いものがこみ上げた。

 前日はナゴヤドームで6点リードを逆転負け。唇をかんで新幹線に飛び乗った。一夜明けて延長で勝ち越された。選手会長は「お客さんが帰っていくのが見えた。悔しかった。最後はみんなの執念で、つながった」と胸を張った。

 狩野と上がった2年ぶりの本拠地でのお立ち台。「勝った次の試合が大事」と気を引き締めた。お祭り騒ぎにも浮かれ気分はない。虎の逆襲がここから始まる。









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Last updated  2007年04月21日 11時05分49秒
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Re:阪神5×4巨人 阪神が逆転サヨナラ勝ち!7年目・狩野、プロ初安打が劇的打! 他(04/21)  
啓花  さん
ドラ戦の悔しい負けを払拭してくれた!
v(=∩_∩=) ブイブイ!!
(2007年04月21日 11時31分13秒)

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