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Dec 4, 2023
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カテゴリ: 建築士受験!!
​構造文章編第14回(RC造 材料-2)​
構造-21
構造の問題は大きく構造力学(計算問題)と各種構造・建築材料(文章問題)に分かれます。ここでは、計算問題と文章問題を交互に紹介していきます。

構造(文章)14.RC造(材料-2)
今回はRC造の文章問題の中から、コンクリートの材料系-2(単位水量・単位セメント量・中性化・乾燥収縮・打ち込み等)の問題をまとめました。
(問題は、一部修正しているものもあります。)

*********************************************** ​​
​問題​
コンクリート 材料一般-2

□ 単位水量・単位セメント量・中性化・乾燥収縮・骨材量・PH・養生・線膨張係数・アルカリ骨材反応(2級)

1  コンクリートの単位水量を増大させると、耐久性は低下する。(2級H18)

2  コンクリートの乾燥収縮に伴い発生するひび割れは、単位水量が多いものほど発生しや
   すい。(2級H14,H17)

3  コンクリートの中性化は、コンクリート中の水和生成物が空気中の二酸化炭素と徐々に
   反応することにより生じる。(2級H15,H19)

4  コンクリートの中性化の進行は、水セメント比が大きいものほど遅くなる。
  (2級H15,H18)

5  コンクリートの水和発熱に伴い発生するひび割れは、単位セメント量が少ないものほど
   発生しやすい。(2級H14,H22)

6  コンクリートの中性化の進行は、一般に、水セメント比が小さいものほど遅い。
  (2級H16)

7  コンクリートの乾燥収縮は、単位水量が多いものほど小さい。(2級H19)

8  一般に、コンクリートの圧縮強度が大きいほど、中性化速度は小さくなる。
  (2級H20)

9  コンクリートの水和による発熱量は、単位セメント量が多いほど大きい。
  (2級H21)

10  コンクリートの乾燥収縮は、単位骨材料が多いものほど小さい。(2級H21)

11  中性化速度は、一般に、コンクリートの圧縮強度が高いものほど小さくなる。
   (2級H22,H24)

12  コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が低いものほど大きい。(2級H26,H30)

13  コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が高いものほど小さい。(大きいほど遅い)
   (2級H29,R04)

14  コンクリートの乾燥収縮は、単位水量が小さくなるほど大きくなる。((2級H30)

15  単位水量の少ないコンクリートほど、乾燥収縮の程度は小さくなる。(2級R02,R05)

16  水セメント比が小さいコンクリートほど、中性化速度は遅くなる。(2級R02,R04)

17  コンクリートの乾燥収縮は、一般に、乾燥開始材齢が遅いほど小さくなる。(2級R03)

18  コンクリートの水素イオン濃度(PH)は、12~13程度のアルカリ性を示すので、鉄筋の
    腐食を抑制する効果がある。(2級R03)

19  中性化とは、コンクリート中の水酸化カルシュウムが空気中の二酸化炭素と反応する
   ことにより、主に炭酸カルシュウムが生成され、コンクリートのアルカリ性が失われ
   る現象である。(2級H27)

20  コンクリートの線膨張係数は、常温時においては、鉄筋の線膨張係数とほぼ等しい。
   (2級H17,H18,H23,H29,R03,R04)

21  アルカリ骨材反応によるコンクリートのひび割れは、骨材が膨張することにより生じ
   る。(2級H15)

22  アルカリ骨材反応によるコンクリートのひび割れは、骨材中の成分がセメントペースト
   中に含まれるアルカリ分と反応し、骨材が膨張することによって生じる。(2級R03,R04)

23  アルカリ骨材反応は、骨材中の成分がセメントペースト中に含まれる塩化物イオンと反応
   し、骨材が膨張する現象である。(2級H25)
​​ 24  アルカリ骨材反応とは、骨材がセメントペースト中に含まれるアルカリ成分と化学反応を
   起こし、水分を吸収して膨張することによって、コンクリートにひび割れを生じさせる現
   象である。(2級H27)


□ 単位水量・単位セメント量・中性化・乾燥収縮・骨材量・PH・養生・線膨張係数(1級)

1  コンクリートの硬化初期の期間中に水分が不足すると、セメントの水和反応に必要な水分
   が不足し、コンクリートの初期発現に支障をきたす。(1級H21)

2  コンクリートの硬化初期の期間中にコンクリートの温度が2℃を下回ると、コンクリートの
   強度発現が遅延する。(1級H21)

3  乾燥収縮による変形は、主として、コンクリート中の水分が蒸発することによって生じる。
  (1級H22)

4  コンクリートの単位水量を大きくすると、構造体コンクリートに乾燥収縮によるひび割れ
   が発生しやすくなり、耐久性が低下する。(1級H16)

5  
普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートにおいては、計画共用期間の級が
   短期・標準・長期の場合、水セメント比の最大値は65%とし、単位水量は185kg/㎥以下
   とする。(1級H16)

6  水和熱及び乾燥収縮によるコンクリートのひび割れは、単位セメント量が少ないコンク
   リートほど発生しにくい。(1級H18,H23,R01)

7  コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が大きいほど遅い。(1級H18,H23)

8  普通ポルトランドセメントを用いる場合、一般に、コンクリートの水セメント比が小さい
   ほど、大気中における中性化速度は速くなる。(1級H19)

9  コンクリートの中性化速度は、水セメント比が小さいほど速い。(1級H19,H24)

10  コンクリートの中性化速度は、水セメント比が小さいほど遅くなる。(1級H28)

11  乾燥収縮によるひび割れは、水セメント比が同じ場合、単位セメント量が多いコンク
   リートほど発生しにくい。(1級H30)

12  水セメント比が同一であれば、単位セメント量が少ないほど、乾燥収縮によるひび割れ
   の少ないコンクリートとなる。(1級H26)

13  乾燥収縮によるコンクリートのひび割れは、一般に、単位水量が大きいほど発生しやす
   い。(1級R04)

14  水和熱及び乾燥収縮によるコンクリートのひび割れは、一般に、単位セメント量が小さ
   いほど発生しやすい。(1級R04)

15  鉄筋コンクリート構造において、鉄筋とコンクリートの線膨張係数が大きく異なるので、
   温度変化による影響を考慮する。(1級H17)

16  常温におけるコンクリートの熱による膨張変形は、一般鋼材のそれとほぼ同じである。
   (1級H22)

17  常温近傍におけるコンクリートの熱による膨張変形は、一般鋼材のそれとほぼ同じであ
   る。(1級H25)

18  常温における軽量コンクリート1 種の線膨張係数は、一般の鋼材とほぼ等しく、鋼材と
   同じ値を用いることが多い。(1級R05)


□ コンクリート打ち込み・コールドジョイント・ブリーディング・エフロレッセンス・スランプ(2級)

1  コンクリートの強度発現に支障が生じないよう、原則として、コンクリートの打ち込み中
   及び打ち込み後5日間は、コンクリートの温度が2℃を下回らないようにする。(2級H20)

2  打ち込み後のコンクリートの沈みによって生じるひび割れを防止するためには、コンク
   リートの硬化前にタンピング等の処置を行う。(2級H20)

3  コールドジョイントを防止するためには、先に打ち込まれたコンクリートの凝結が始ま
   る前に、次のコンクリートを打ち重ねる必要がある。(2級H24,H29,R02)

4  コールドジョイントとは、先に打ち込んだコンクリートと、後から打ち込んだコンクリ
   ートとの打ち継ぎ部分に生じる、コンクリートが一体化していない継目である。
  (2級H27)

5  ブリーディングは、フレッシュコンクリート中の練り混ぜ水の一部が分離して、上面に向
   かって上昇する現象である。(2級H25)
6  エフロレッセンス(白華)は、コンクリート中の炭酸カルシュウムなどがコンクリートの
   表面に析出した、白色の物質である。(2級H25)

7  ブリーディングとは、コンクリートを打ち込んだ直後から練り混ぜ水の一部が分離して、
   コンクリートの上面に上昇する現象である。(2級H27)

8  コンクリートのスランプは、単位水量が多いものほど大きい。(2級H21)

9  スランプとは、スランプコーンを静かに鉛直に引き上げた後の平板上からのコンクリート
   中央部までの高さをいう。(2級H20)

10  スランプとは、スランプコーンを静かに鉛直に引き上げた後のコンクリート頂部中央の
   下がった寸法をいう。(2級H23)

11  一般に、スランプを大きくしていくと、コンクリートの材料分離が生じやすくなる。
   (2級H24)

12  コンクリートのスランプは、空気量が増えると大きくなる。(2級R03)


□ 各種コンクリート・コンクリート打ち込み・コールドジョイント・ブリーディング・エフロレッセンス・スランプ(1級)

1  高強度コンクリートは、火災時において、急激な加熱に伴う水分の膨張により爆裂を生じ
   ることがある。(1級H15)

2  凍結融解作用を受けるコンクリートの設計要求性能は、膨張性ひび割れ、組織崩壊、ポッ
   プアウト等の有害な劣化を生じないことを目標とする。(1級H17)

3  海水の作用を受けるコンクリートは、塩化物イオンの浸透によって計画共用期間内に鉄筋
   腐食が生じることのないような品質のものとする。(1級H17)

4  マスコンクリートによる構造体コンクリートの強度は、供試体によらない場合、強度を
   保証する材齢において品質基準強度以上とする。(1級H17)

5  高強度コンクリートは、一般に、通常のコンクリートよりも組織が緻密であるため、中
   性化の進行や塩化物イオンの浸透に対する抵抗性に優れている。(1級H19)

6  設計基準強度80N/㎟以上の高強度コンクリートの火災時の爆裂防止対策として、コンク
   リート中に有機繊維を混入した。(1級H27)

7  マスコンクリートにおける温度ひび割れ対策として、水和熱の小さい中庸熱ポルトラン
   ドセメントや、低熱ポルトランドセメントを用いることは有効である。(1級H26)

8  コンクリートのスランプは、一般に、コンクリートの単位水量を小さくするほど大きく
   なる。(1級H15,R02)

9  普通コンクリートのスランプは、調合管理強度が33N/㎥未満の場合、21㎝以下とする。
  (1級H16)
***************************************************
​解説​
コンクリート材料一般-2
□ 単位水量・単位セメント量・中性化・乾燥収縮・骨材量・PH・養生・線膨張係数・アルカリ骨材反応

① コンクリートの 単位水量が大きい ものは、 ①乾燥収縮量が大きくひび割れしやすい
②スランプが大きくなり材料分離を起こしやすくなる ③耐久性は低下する

② コンクリートの 単位セメント量が大きい ものは、 ①水和熱が大きくひび割れしやすい
②乾燥収縮によるひび割れしやすい

③ コンクリートの 単位骨材量が大きい ものは、 乾燥収縮量が小さくひび割れしにくい

④ コンクリートの 乾燥収縮は 、コンクリート中の水分が蒸発することにより生ずる。また、
①単位水量が大きい ②単位セメント量が大きい ③単位骨材量が小さい
④乾燥開始材齢が早い 、ものほど 大きくなる
⑤  セメントは 水と反応(水和反応)して硬化する 水硬性 しっくいは 空気中の二酸化炭素
  と反応して硬化する 気硬性 。水和後の セメントは 、水素イオン濃度 (PH)12~13 の強
  アルカリ性を示し 、鉄筋の腐食を抑制する効果 がある。

⑥ セメントの水和反応時に必要な水分が不足すると、コンクリートの初期硬化発現に支障
  をきたす。また、温度も重要で硬化初期の気乾中に コンクリート温度が2℃を下回ると強
  度発現が遅延する 打ち込み後5日間は2℃を下まわらないようにする

⑦  コンクリートの中性化 は、セメントの水和反応により生成したアルカリ性の水酸化カルシ
  ウムが 空気中の二酸化炭素によって 、表面から徐々に炭酸カルシュムに変化して 中性にな
  ること をいう。

⑧ コンクリートの 中性化速度 は、 ①水セメント比が大きい ②単位セメント量が小さい
③圧縮強度が低い ④フライアッシュセメントを用いたもの 、ほど 早くなる(大きくなる)

⑨ 鉄筋コンクリート造は、 脆性材料であるコンクリート 靭性材料である鉄筋で 補強したも
  ので、お互いの弱点を補いあっている。また、お互いの 線膨張係数(熱膨張係数)がほぼ
  等しく 温度変化があっても一体となって伸縮する。
​​⑩ アルカリ骨材反応 とは、骨材中のシリカ鉱物がコンクリート中の アルカリ金属イオン と反
   応することにより、水分を吸収して 膨張 し、コンクリートの表面に 亀甲状のひび割れ 等を
   生じさせる現象。対策として、シリカ鉱物を含まない骨材を用いるか、アルカリ分の少な
   いセメント( 高炉セメントB種 など)を用いる。

⑪   普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートは、計画共用期間の級が短期・標準・
   長期の場合、 水セメント比の最大値は65%、単位水量は185kg/㎥以下 とする。


□ 単位水量・単位セメント量・中性化・乾燥収縮・骨材量・PH・養生・線膨張係数・アルカリ骨材反応(2級)

1 〇コンクリートの単位水量が大きいものは、乾燥収縮量が大きくひび割れしやすくなり、
    耐久性は低下する  正しい

2コンクリートの単位水量が大きいものは、乾燥収縮量が大きくひび割れしやすい  正しい

3コンクリートの中性化は、セメントの水和反応により空気中の二酸化炭素によって、
    表面から徐々に炭酸カルシュムに変化して中性になることをいう  正しい

4×コンクリートの中性化速度は、水セメント比が大きいほど早くなる  誤り

5×コンクリートの単位セメント量が大きいものは、①水和熱が大きくひび割れしやすい
    ②乾燥収縮によるひび割れしやすい  誤り

6コンクリートの中性化速度は、水セメント比が大きいほど早くなる(大きくなる)
    正しい

7×コンクリートの単位水量が大きいものは、乾燥収縮量が大きくひび割れしやすい 
    誤り

8コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が低いほど早くなる(大きくなる) 正しい

9 〇コンクリートの単位セメント量が大きいものは、水和熱が大きくひび割れしやすい 
     正しい

10コンクリートの単位骨材量が大きいものは、乾燥収縮量が小さくひび割れしにくい
     正しい

11コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が低いほど早くなる(大きくなる)
     正しい

12コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が低いほど早くなる(大きくなる)
     正しい

13コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が低いほど早くなる(大きくなる)  
     正しい

14×コンクリートの単位水量が大きいものは、乾燥収縮量が大きくひび割れしやすい  
    誤り

15 〇コンクリートの単位水量が大きいものは、乾燥収縮量が大きくひび割れしやすい  
     正しい

16コンクリートの中性化速度は、水セメント比が大きいほど早くなる  正しい

17コンクリートの乾燥収縮は、乾燥開始材齢が早いものほど大きくなる  正しい

18水和後のセメントは、水素イオン濃度(PH)12~13の強アルカリ性を示し、鉄筋の
     腐食を抑制する硬化がある。  正しい

19コンクリートの中性化は、セメントの水和反応により生成したアルカリ性の水酸化
     カルシウムが空気中の二酸化炭素によって、表面から徐々に炭酸カルシュムに変化
     して中性になること。  正しい

20コンクリートと鉄筋は、線膨張係数がほぼ等しく温度変化があっても一体となって
     伸縮する。  正しい

21アルカリ骨材反応とは、骨材中のシリカ鉱物がコンクリート中のアルカリ金属イオン
    と反応することにより、水分を吸収して膨張し、コンクリートの表面に亀甲状のひび
    割れ等を生じさせる現象。  正しい

22アルカリ骨材反応とは、骨材中のシリカ鉱物がコンクリート中のアルカリ金属イオン
    と反応することにより、水分を吸収して膨張し、コンクリートの表面に亀甲状のひび
    割れ等を生じさせる現象。  正しい

23×アルカリ骨材反応とは、骨材中のシリカ鉱物がコンクリート中のアルカリ金属イオン
    と反応することにより、水分を吸収して膨張し、コンクリートの表面に亀甲状のひび
    割れ等を生じさせる現象。  誤り

24アルカリ骨材反応とは、骨材中のシリカ鉱物がコンクリート中のアルカリ金属イオン
    と反応することにより、水分を吸収して膨張し、コンクリートの表面に亀甲状のひび
    割れ等を生じさせる現象。 正しい


​□ 単位水量・単位セメント量・中性化・乾燥収縮・骨材量・PH・養生・線膨張係数(1級)

1セメントの水和反応時に必要な水分が不足すると、コンクリートの初期硬化発現に支障
     をきたす。  正しい

2硬化初期の気乾中にコンクリート温度が2℃を下回ると強度発現が遅延する。打ち込み
     後5日間は2℃を下まわらないようにする。  正しい

3コンクリートの乾燥収縮は、コンクリート中の水分が蒸発することにより生ずる。  
     正しい

4コンクリートの単位水量が大きいものは、乾燥収縮量が大きくひび割れしやすく耐久性
     は低下する。  正しい

5普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートは、計画共用期間の級が短期・
     標準・長期の場合、水セメント比の最大値は65%、単位水量は185kg/㎥以下とする。  
     正しい

6コンクリートの単位セメント量が大きいものは、①水和熱が大きくひび割れしやすい 
     ②乾燥収縮によるひび割れしやすい  正しい

7コンクリートの中性化速度は、圧縮強度が低いほど早くなる(大きくなる) 正しい

8×コンクリートの中性化速度は、水セメント比が大きいほど早くなる  誤り

9×コンクリートの中性化速度は、水セメント比が大きいほど早くなる  誤り

10コンクリートの中性化速度は、水セメント比が大きいほど早くなる  正しい

11×コンクリートの乾燥収縮は、単位セメント量が大きいものほど発生しやすい  誤り

12コンクリートの乾燥収縮は、単位セメント量が少ないものほど少なくなる  正しい

13コンクリートの乾燥収縮は、単位水量が大きいほど発生しやすい。  正しい

14×コンクリートの単位セメント量が小さいのは、水和熱が小さくひび割れしにくい。
    また、乾燥収縮によるひび割れもしにくい。  誤り

15×コンクリートと鉄筋の線膨張係数は、ほぼ等しく温度変化があっても一体となって
    伸縮する。  誤り

16コンクリートと鉄筋の線膨張係数は、ほぼ等しく温度変化があっても一体となって
     伸縮する。  正しい

17コンクリートと鉄筋の線膨張係数は、ほぼ等しく温度変化があっても一体となって
     伸縮する。  正しい

18コンクリートと鉄筋の線膨張係数は、ほぼ等しく温度変化があっても一体となって
     伸縮する。  正しい


​​ □ 各種コンクリート・コンクリート打ち込み・コールドジョイント・ブリーディング・エフロレッセンス・スランプ
コンクリート打ち込み後の沈みによる 沈みき裂 を防止するには、 硬化前にタンピング 等の
  処置を行う。

コールドジョイント とは、 先に打ち込んだコンクリートと、後から打ち込んだコンクリー
  トとの間が、完全に一体化していない継ぎ目 。コールドジョイントを防止するためには、
  先に打ち込んだコンクリートの 凝結が始まる前に、次のコンクリートをうち重ねる。

ブリーディング とは、コンクリート打ち込み後、練り混ぜ 水の一部が上面に向かって上昇
  する現象 をいう。

エフロレッセンス とは、コンクリートやモルタルに含まれる炭酸カルシュムなどが原因で、
表面に析出する白色の物質 をいう。

スランプ とは、スランプ試験においてスランプコーンを引き上げたときの スランプコーン
  天端からの下がり量 をいう。 単位水量や空気量が大きくなると、スランプは大きくなる
  スランプが大きいと、コンクリートが分離しやすくなる。

スランプは、調合管理強度が 33N/㎟未満の場合18㎝以下 33N/㎟以上の場合21㎝以下
  とする。

高強度コンクリート は、通常のコンクリートに比べて、組織が緻密であるので火災時にお
  いて、急激な加熱に伴う水分の膨張により 爆裂 しやすく、部材の体力低下を生じる危険性
  が大きい。コンクリート混練時にポリプロピレン等の 有機繊維を混入する等の爆裂対策
  行う。

高強度コンクリート は、組織が緻密であるため、 中性化の進行 塩化物イオンの浸透に対
  する抵抗性に優れている

凍結融解作用を受けるコンクリート の設計要求性能は、 膨張性ひび割れ、組織崩壊、スケ
ーリング、ポップアウト など有害な劣化を生じないことを目標とする。

海水の作用を受けるコンクリート は、塩化物イオンの浸透によって計画共用期間内に 鉄筋
  腐食が生じる事のないような品質 のものとする。

マスコンクリート (大断面のコンクリート)は、水和熱による温度上昇を防ぐために、所
  要の品質が得られる範囲内で 単位セメント量を少なくする 方法と、できるだけ発熱量の小
  さいセメント( 低熱ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、混合セメント
  C種 など)を使用する方法がある。強度は供試体によらない場合、強度を保証する材齢に
  おいて品質基準強度以上とする。


​□ コンクリート打ち込み・コールドジョイント・ブリーディング・エフロレッセンス・スランプ(2級)

1コンクリートの硬化初期の気乾中にコンクリート温度が2℃を下回ると強度発現が遅延
     する。打ち込み後5日間は2℃を下まわらないようにする。  正しい

2コンクリート打ち込み後の沈みによる沈みき裂を防止するには、硬化前にタンピング等
    の処置を行う。  正しい

3コールドジョイントを防止するためには、先に打ち込んだコンクリートの凝結が始ま
     る前に、次のコンクリートをうち重ねる。  正しい

4コールドジョイントとは、先に打ち込んだコンクリートと、後から打ち込んだコンク
     リートとの間が、完全に一体化していない継ぎ目をいう。  正しい

5ブリーディングとは、コンクリート打ち込み後、練り混ぜ水の一部が上面に向かって
     上昇する現象をいう。  正しい

6エフロレッセンスとは、コンクリートやモルタルに含まれる炭酸カルシュムなどが原
     因で、表面に析出する白色の物質をいう。  正しい

7ブリーディングとは、コンクリート打ち込み後、練り混ぜ水の一部が上面に向かって
     上昇する現象をいう。  正しい

8スランプは、単位水量や空気量が大きくなると大きくなる。  正しい

9×スランプとは、スランプ試験においてスランプコーンを引き上げたときのスランプコー
    ン天端からの下がり量をいう。  誤り

10スランプとは、スランプ試験においてスランプコーンを引き上げたときのスランプコ
    ーン天端からの下がり量をいう。  正しい

11スランプが大きいと、コンクリートが分離しやすくなる。  正しい

12スランプは、単位水量や空気量が大きくなると大きくなる。  正しい


□ 各種コンクリート・コンクリート打ち込み・コールドジョイント・ブリーディング・エフロレッセンス・スランプ(1級)

1高強度コンクリートは、通常のコンクリートに比べて、組織が緻密であるので火災時
     において、急激な加熱に伴う水分の膨張により爆裂しやすく、部材の体力低下を生じ
     る危険性が大きい。  正しい

2凍結融解作用を受けるコンクリートの設計要求性能は、膨張性ひび割れ、組織崩壊、
     スケーリング、ポップアウトなど有害な劣化を生じないことを目標とする。 正しい

3海水の作用を受けるコンクリートは、塩化物イオンの浸透によって計画共用期間内に
     鉄筋腐食が生じる事のないような品質のものとする。  正しい 

4マスコンクリートの強度は、供試体によらない場合、強度を保証する材齢において品
     質基準強度以上とする。  正しい

5高強度コンクリートは、組織が緻密であるため、中性化の進行や塩化物イオンの浸透
     に対する抵抗性に優れている。  正しい

6高強度コンクリートは、通常のコンクリートに比べて、組織が緻密であるので火災時
     において、急激な加熱に伴う水分の膨張により爆裂しやすく、部材の体力低下を生じ
     る危険性が大きい。コンクリート混練時にポリプロピレン等の有機繊維を混入する等
     の爆裂対策を行う。  正しい

7マスコンクリート(大断面のコンクリート)は、水和熱による温度上昇を防ぐために、
     所要の品質が得られる範囲内で単位セメント量を少なくする方法と、できるだけ発熱
     量の小さいセメント(低熱ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、混
     合セメントC種など)を使用する方法がある。  正しい

8×単位水量や空気量が大きくなると、スランプは大きくなる。  誤り

9×スランプは、調合管理強度が33N/㎟未満の場合18㎝以下、33N/㎟以上の場合21㎝以
    下とする。  誤り



今回は、RC造の材料編から単位水量・単位セメント量による乾燥収縮、中性化・打ち込み等を中心にまとめました。次回はコンクリートの調合についてまとめます!


今日はこんな言葉です!
「宿命」とは性別や親兄弟など生まれながらに決定していること。「運命」というのは「運ばれてくるもの」「運ばれてくる命題」。生きていく中で自分の意志で何かを決定できる現象。運命は「人」によって運ばれてくる。「自分は運が悪かった」と思う人は、日常生活を見直してみると良いかもしれません。 (小林 正観)
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Last updated  Dec 5, 2023 04:52:23 PM
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