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水野美術館の没後100年菱田春草展を観る。
今回は学芸員による展示解説があるので土曜日11時に間に合うように行く。
近代日本画壇に不滅のあしあとをのこした、菱田春草は、志半ばで惜しくも37歳の若さで夭折、少ない作品の中では、ここの美術館が他のところより多くあるとのこと。
朋友横山大観らと革新的な絵画表現を試みた絵画は最初は評判が悪く、「朦朧体」と呼ばれ、激しく非難された悪口の言葉が今残っている。
学芸員の解説があると、一つ一つの絵の内容がよくわかり、いつもイヤホーンで解説を聴くのと一味違うので楽しかった。
今回はもう一つ大きな目的があり、1年に1回展示される、大観の「無我」を観に来るのを楽しみしていた。

年中展示は作品が痛むので、1年に1回のみ。お気に入りの絵です。
絵画の脇に説明が書かれているので、今回はそれをメモしてきました。
ー「無我」明治30年ー
スミレ咲く早春の川辺に身の丈に合わない着物に草履を突っかけ、なにをするのではなく、ぽつんとたたずむ童子、その表情がなにかに引き込まれるような不思議な魅力を感じます。
「無我」とは仏教の根本思想の一つで我執のないこと、無心を表すことを意味します。この形にならない概念を、誰も思い付かなかったあどけない童子の労で表わしたことが、当時の人を驚かせ一躍大観の名をとどろかせた出世作となりました。
大観は同じ時期に3点無我を制作しています。当館所蔵の無我はらくかん、印章とともに「大観」を用いていることから3点の中で最後に描かれたと考えられる。
解説を読みながらいつも「無我」の前でしばらく鑑賞します。
以前に木目込み人形の「無我」を作りました。人の家を訪問するのに、手作りのものをお土産に差し上げるのが一番いいと思っていたので、その時にできたばかりの人形を差し上げ、また作るつもりでいましたが、とうとう作らないで終わってしまいました。

画像は他から借りました。
可愛い木目込み人形でした。手元になくて残念です。