MTB & Stream World

2006/03/17
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カテゴリ: 走行記
雨上がりの朝。

と言っても、目が覚めたときはまだ雨が降っていた。
諦めて再び寝ようと布団に戻ったが寝付けない。
しばらく布団の中から空を眺めていると、次第に空が青くなってきた。

窓を開けて外を見ると雨は上がっていた。
空が青いのにじっとしてられるハズはない。
気が付けば山へ向かってペダルを漕いでいた。

行き先は家から一番近い山。
以前、山の入り口を発見し少しだけ登ってみたが


その後、いろいろ調査したところ、山頂まで辿り着けば
その先は開けた良い感じの山道があるらしい。

期待に胸を膨らませて、山を登り始めた。

わかってはいたが、踏み跡は薄く、全く枝払いされていないため
小枝が身体とバイクにまとわり付いて歩きにくい。
しかも枝は雨で濡れているので、ちょっと進んだだけで全身びしょ濡れ。

おまけに倒木も沢山あって担ぎ上げの連続。

やっぱり引き返そうかとも思ったが、同じ道を辿れるかどうかも
怪しいほど踏み跡が薄いので、とにかく上へ上へと登った。

岩場が続くようになると登りもきつくなったが、
山頂付近と思われる見晴らし岩が視界に入ってきたので一気登りきる。


朝もやに囲まれて展望は拝めなかったが、気分は最高だった。

見晴らし岩から少し先に進むと三角点があったが展望は無し。

この辺りからは噂通り、道幅も広くなり枝の煩わしさも無くなった。
ようやくバイクに乗って走れるようになり、ヤブ漕ぎから逃れ、
ペダルを漕ぐ事ができるようになったが、ちょっと進むと朽ちかけた

utoni
ここにこんな立派な休憩所を作ったということは、昔はきっと展望が
開けていたのだろうが、今は木々が生長したせいか全く展望は無かった。

しかしながら、ヤブ漕ぎに疲れ、倒木を担ぎ、苦労して登った後の
ラーメンとコーヒーは最高に美味しかった。

宴を終え、シングルトラックを進む。
緩やかに下り始めると、九十九折れの下りが待っていた。
濡れた落ち葉で滑りやすい路面ではあるがなかなか楽しい。
stoni
九十九折れを過ぎるとT字路へとぶつかった。
右の上の方を見ると何やら変わった岩が奉られていた。
zazeniwa
せっかくなので下りたい気持ちを抑え岩の方へと登ってみると
大きな岩が重なったこれも噂に聞いていた座禅岩であった。

昔、この岩の上で僧侶が座禅を組んで修行していたという話である。
聞くところによると「祟り岩」なんて言われもあったらしいので
軽く手を合わせ、早々にその場を離れ、元の道へと戻った。

緩やかに気持ち良く下っていくと右手にゴルフ場が見え、
あっという間に麓のお寺へと辿り着いた。

お寺から自宅までは5分と掛からない距離である。
慌てる事もなくゆっくりと家路に着いた。

こうして家から一番近い山であるにもかかわらず、
3度目でようやくグルッと周回することができた。

山頂からのシングルトラックはなかなかだったが
ちょっと距離が短すぎる。

何より、あのヤブを掻き分けての登りがキツイので
もうこの山には行かないかもしれない。
木々の茂る夏場は絶対に無理であろう。

まあ、しかし、山は実際に登ってみなければわからない。
周りを見渡して、自分が実際に登った山が増えるのは
何となく気分が良いものである。

山にまつわる言い伝えが見聞を広め知識となる。

後に振り返り、登った山を見ると、山の景色や
登った時の「辛さ」、「楽しさ」が思い出される。

山あり谷あり、まさに人生そのものの気がする。

今度はどの山にしようかと周りを見渡し、目を閉じて考えみると
まだまだ辛くも楽しそうな山々が沢山連なっていた。





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Last updated  2006/03/17 08:03:22 PM
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