Danjoseの花歳時記(外国編)-トルコの花々(その4)
カッパドキア(Cappadocia)
標高約千メートルの果てしない大平原に
火山活動と風化作用により
何万年もかかって、造り上げられた奇岩群が
おとぎの国のよう。
(妖精の煙突と呼ばれている奇岩。
岩の硬度が異なるために、硬い玄武岩ができている上部は帽子のように残り、
下の柔らかい部分は風や雨に削られて、
何万年もかかって高さ10メートル以上のキノコのようになった。)
数億年前の度重なる火山の大噴火で出来た大地が
何万年もかかって風雨に浸食されて
大地から生えたように聳える奇岩
紀元前数千年前から人々が暮らした土地
さまざまな民族が侵入し、争い、栄枯盛衰した土地、
カッパドキア
紀元4~6世紀ごろには、
イスラム教の偶像破壊の迫害から逃れて
キリスト教徒たちが、
その地下に
教会や住居を造って
巨大な地下都市をつくて暮らしていたいた土地。
1万5千人もの人々が暮らしていた街さえあったという
そして、今もその村々に岩の中を住居として生活する人々がいる。
この何万年という膨大な時間を
厳しい自然と闘い生き伸びてきた大地から風や雨にさらされた岩の大地から
野の花々は生き続け花を咲かせる。

白い岩肌の中から
こんなにも力強い葉っぱを伸ばし広げて
鮮やかな濃いブルーの花を
砂漠のように荒れた岩の大地に咲かせる
Tall Bearded iris

乾いた、岩肌の大地から
可愛らしい黄色の花々も咲いている。
Hypericum olympicum
これらの花々は、厳しい自然のなかで
そのいのちを紡いできた。
何万年の大地の営みのなかで
ある時は極寒にある時は酷暑に耐え、
灼熱の火山灰の大地に生きてきた、
まさに野の花々である。
《 花の名一口メモ》
Tall Bearded Iris
アヤメ科、アヤメ属。
この種に属するものは、地中海沿岸には多くある。
花が咲く次期は4~6月。乾燥した岩場や墓地、野原の縁など自生。
何世紀にもわたり、栽培され、色々な品種が存在し、原種はよく分からない。
西トルコとメソポタニア原産はIris gemanica.
(日本のアヤメとはかなり異なっている)
Hypericum olympicm
おとぎりそう科バルカン半島とトルコに分布。花の咲くのは、5月~7月。
乾いた岩場や草地に自生する。
(追記) 花の名前は、
Wild Flowers of the Mediterranean (A&b Black:London)
によって調べていますが、写真だけでは不明な部分もあり、
断定は避けたいと思います。
「野の花は野に置け」という言葉が確かあったと思いますが、
園芸種などでも確かめていますが、同じ花の名前ながら
野にある花とはやはり趣きが違うこと改めて気付き感銘を受けています。
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