単身赴任生活チャレンジ日記

単身赴任生活チャレンジ日記

Jan 10, 2007
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テーマ: お勧めの本(8050)
カテゴリ: 世に棲む日日
 今日は読んだ本の紹介です。

『「失敗をゼロにする」のウソ』



「失敗をゼロにする」のウソ


 著者は「失敗学会」副会長の飯野謙次氏です。氏は、私も参加した昨年11月のPMI東京フォーラム2006でも講演されていましたが、あいにく裏の講演会場にいたため、氏の講演を聞くことができませんでした。代わりというわけじゃないですが、この本を手に取った次第です。

 日本人は「恥」の文化が悪く作用しているためか、失敗を隠す傾向があります。それが行き過ぎて、「失敗をゼロにする」などと平気で言う人たちもいらっしゃいます。

 本書は、それが幻想であり、失敗に学ぶことがイノベーションの原点であると説いています。

 先日、テレビを見ているとイチロー選手の特集が組まれていました。イチロー選手は捕球練習の際、捕球の瞬間あえてボールから目を離すそうです。つまり、目をそらすような不測の事態が起こっても対応できるように普段から練習しているのだと。恐るべきイチローですね。

 本の話に戻りますと、飯野氏は、「人は失敗をやらかすもの」「失敗を隠そうとするのは自然の心理」「失敗をくり返さない仕組みをつくる」、この3つの認識が必要で、人は、叱られたくない、人に低く見られたくない、責任を取りたくないから失敗を隠すのだと言います。

 こんな例を引き合いに出しておられます。ホテルでの食事で、お腹が痛み出し、医者に駆け込んだ。こうした場合、人は、自分に災禍が及ぶことがないため、腹痛を起こした原因、腹痛の症状・経過について微に入り細に入り雄弁に語る。

 確かに思い当たる節があります。それと全く逆の場合も。虫歯治療です。虫歯に関しては定期的に歯科通いされている感心な方々もいらっしゃると思いますが、私の場合、恐ろしくていけません。医者に叱責されるのが怖いからです。



 我々は、不祥事を起こして、社会に多大な迷惑を及ぼした企業のお詫び会見というものをよく目にします。頭を下げられると、ついつい怒りのボルテージを緩めてしまいますが、それじゃ駄目だってことですね。その不祥事を今後にどのように生かす取組を企業がしようとしているか、それを見るようにしないと。

 示唆に富んだ面白い本でした。

 ちなみに、PMI東京フォーラム2006での飯野氏の講演ですが、講演終了時間を大きく上回り、後ろの講演に支障があったとか、なかったとか。時として、失敗を失敗と思わない豪放磊落さが必要です。






061218単身不妊生活チャレンジ日記





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Last updated  Jan 10, 2007 07:26:30 PM
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