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室戸岬の宿『室戸荘』の若だんなのブログです。
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2010年08月18日
カテゴリ： へのへのもへじ３ ９８話～１６３話
オリの中のサノ（当時５歳） 「ゆるちてください！（涙）」
オリの中のナナ（当時５歳） 「警察だけは勘弁して！もう絶対！二度としませんから！（号泣＋土下座）」
店長はネズミ捕りの 入り口を開け・・
店長 「まあ・・・とりあえず・・外に出てよ・・・」
サノ 「うん・・・」
ナナ 「はい・・（ニヤリ）」
サノとナナは ネズミ捕りから 外に出ました！
直後！
ナナ 「サノも逃げるのよ！！」
サノ 「あ？・・うん！ナナ！まって！」
サノ・ナナは何処へ逃走！！
店長 「逃げ足の速い子供だな～（汗）」
それからも・・
毎夜毎夜・・
ゴミは荒らされ続けました・・
女将さん（☆ ６０代女性） 「また・・掃除しておきなさいよ・・ゴミ掃除はアンタの担当よ・・」
店長 「へい」
店長は 掃除をするために・・
裏口へ・・
店長 「今日も残飯を全部食べてるよ・・・魚の骨も内臓も野菜のクズまで・・相当、おなかが空いてるんだな～・・（汗）」
その時・・
店長 「うん？」
近くの電信柱の影から・・
店長を見つめる・・
サノ 「ひそひそ・・」
ナナ 「ひそひそ・・」
店長 「隠れてないで出て来いよ！ 怒らないから！」
サノ 「ナナ・・・おこらないっていってるよ・・・」
ナナ 「バカ・・・あのオッサン（店長）はワタシ達のせいで毎日、掃除をやらされてるのよ・・ きっとワタシたちを捕まえて・・警察に届ける気よ・・いい？サノ？何事も安全確実、人は一切信用しない、バカ（店長）とハサミは使いよう、コレが大切なのよ・・」
サノ 「うん・・」
その時！ 店長が！
店長 「出てきたら・・お菓子をやるよ！」
サノ・ナナ 「・・・」
サノ・ナナは・・
警戒しながら・・
店長に 近づいて来ました・・
サノ 「・・・（警戒）」
ナナ 「・・・（警戒）」
店長 「お菓子につられて出てきたな？（笑）」
ナナ 「お菓子って？チョコレート？アメ？」
店長 「フフ・・・コレだよ。」
店長は ポテトチップを 取り出しました・・
しかし・・
ナナ 「投げて・・渡しな・・（ジロ）」
店長 「え？（汗）」
ナナ 「ポテトチップスで・・近づかせて・・ワタシ達を捕まえる気でしょ？ 魂胆丸見えよ・・・（でも・・ポテトチップス食べたい・・（よだれ）」
店長 「そこまで・・ボクの事を信用出来ないのかい？」
ナナ 「・・・」
しかし
サノはすでに・
店長に近づいていました
サノ 「おにいちゃん・・ポテトチップスください・・たべたいです・・（よだれ）」
ナナ 「サノ！捕まるわよ！（汗）」
しかし・・
店長はサノに ポテトチップスを手渡し・・
店長 「二人で半分個して食べるんだぞ・・・食べなきゃ・・・大きくならないもんな・・」
サノ 「・・・うん！ありがとう！（大喜び！）」
店長は サノの頭を撫で撫で
店長 「よしよし♪」
サノ 「えへ♪ポテトチップス♪（ニコニコ）」
ナナ 「・・・（なるほど・・コイツ（店長）は・・バカなくらいお人好しね・・・という事は・・骨の髄まで利用できるかもね・・（ニヤ）」
早速 ナナは！
ナナ 「おにいちゃん！お腹空いた！何か食べ物ないの？ ワタシ・・飢え死にしそうなの・・」
食料を要求！
店長 「よし・・女将さんに・・内緒で・・何か調理場から余りモノを持って来てやるよ・・・・いいな・・・・女将さんには絶対に秘密だぞ・・・ココの女将さんは怖い人なんだ・・（汗）」
サノ・ナナ 「うん！（笑顔）」
店長 「それから！二度と！夜の生ゴミは漁るんじゃない！ いつかは食中毒になるぞ！食中毒は死ぬ可能性もあるんだ！（怒）」
サノ・ナナ 「・・・（汗）」
店長 「腹が減ったら・・いつでもボクに声をかけろ・・調理場から、食中毒にならないような残飯を持って来てやるから・・」
サノ・ナナ 「うん・・」
店長 「じゃ・・余りモノを探してくる・・」
店長は こっそり 調理場へ・・
サノ 「ナナ！ おにいちゃんが やさしいひとで よかったね♪（ニコニコ））」
ナナ 「サノ・・ああいうヤツ（店長）をカモネギって言うのよ・・（ニヤ）」
サノ 「へえ～？ ・・・ねえ～・・・ナナ・・いつも よる・・あさってるゴミだけど・・」
ナナ 「なによ？」
サノ 「おにいちゃんのいうとおり・・もうやめないかな？ ゆうべもへんなモノを たべてオナカこわしたの・・・それに・・おにいちゃんもそうじがたいへんそう・・」
ナナ 「う～ん・・・まあ～・・仕方無いか・・・（じつはワタシも二日前に・・おなか壊したしね・・）」
店長は サノ・ナナのための
キノコのクズ 人参の皮を持って来ました
サノ・ナナは喜んで食べました
しかし店長だけは・・
女将さんに見つからないかと心配して落ち着かない表情・・
そんな 店長・サノ・ナナを・・
二階の開いた窓から・・
女将さんがずっと一部始終を見ていました・・
女将さん 「これで残飯荒し問題は万事解決だね・・・・」
そして・・
女将さんに見つからないかと心配して
落ち着かない表情の店長を見て
女将さん 「顔はともかく、ワタシが後３０若かったら惚れてたかもね・・ウフフ」
次回！若い頃の店長編！最終話「いかはち誕生！」
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