ちさきこ’s favorite things.

2011年06月30日
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まさに指揮者とは、指揮者になるには、が語られていて、一日二万回振るだとか、すなわち頚椎にくるだとか、あるいは、表情がいかに大事であるかを実験してみたり、著名な指揮者について語ってみたり、とても興味深い一冊でした。

小澤征爾さんの『ボクの音楽武者修業』は、桐朋を出たばかりの20代の小澤さんが、所属していたオーケストラがヨーロッパ公演に行けなくなったからと、ならば自分だけでも!と、音楽の本場に、えいやっと武者修業に出る実話です。

貨物船で40日もかけて目指すはヨーロッパ。
しかし、船旅も楽しそう。美味しいごちそうに、英会話のレッスン。
360度の大海原。
やっと降り立ったマルセイユからはスクーターに日の丸をつけてギターをかついで、ヨーロッパを旅してゆきます。

ひょんなことからブザンソンの指揮者コンクールで一位になった小澤さん。
かのカラヤンに師事できます。


この一冊は、親兄弟に宛てた手紙を保管していた弟さんが文章におこしたものを小澤さんが読んで記憶をたどりまとめたものだそうで、若き日のみずみずしい描写とロマンティックな一面がなんともいえません。

大物になる人はなんとさらりとチャンスを手中におさめてゆくのでしょう!
いいえ、さらりの裏に努力と才能があるんでしょうね。

佐渡裕さんみたいに指揮者に憧れて遠回りして、苦悩や苦労も味わいつくすのも人間味あふれててよいけれど、小澤さんの美しいものに目をとめられる余裕や感受性や、懐の大きさ、順応性、ワイルドさにタフさは男性としても素敵だなぁと思いました。
そしてお世話になった方たちに対する感謝の念もまた。

次男くん、ちょっぴり遊び人だけど、君はなかなかおもしろいんじゃないかと母は思うのよ。

これからどんな音楽していくのかなぁ。

たまに「指揮者になる」なんて言うけれど、もしそんな日が来たらわたしは泣いてしまうでしょうね。

あはは、あまり期待してはいけませんが、こどもの成長はあれこれ楽しみなものですね。

さきほどキッチンでお皿を洗いながらふと、「わたしたち縁あってこうして家族になったんだねぇ」とつぶやいてしまいました。

長男が「何言ってんのよ」と笑って近寄ってきたけれど、一人ぼっちだったかもしれない人生を思うとなんともいえず不思議で、そして嬉しいものです。







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Last updated  2011年07月03日 22時22分11秒 コメントを書く


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