チャッカン サラム チップ

チャッカン サラム チップ

太白山脈(韓国)



出演:アン ソンギ(安聖基)


感想:
「太白山脈」は、なかなか重いテーマだった。
淡々と話は進んでいくので、重い内容だけど、
3時間の長さは思ったほどつらくない。
「共産主義と民主主義のせめぎ合い」といえば、
単なる戦争映画みたくなっちゃうんだけど、
その思想に翻弄される、普通の、貧しい人々たちの姿が、悲しい。
監督さんによると「人間不在のイデオロギーの悲劇」っていうのがテーマらしいです。
私の韓国語の先生によると、この監督さんと原作者は、映画公開当時、
(1994)右翼に脅迫されたりして、大変だったらしい。
それくらい、韓国では衝撃的な映画だったのでしょう。

この映画のような混沌とした悲しい時代を踏み台にして、
今の繁栄した韓国が成り立っていると思うと、少し複雑な気持ちになる。

これに近い内容の映画で「美しき時節」というのがある。
こちらも、ほぼ同じか少し後の時代背景だが、
子どもの視点で描かれているため、とっつきやすい。
けれども、太白山脈のほうが、ずっとドキュメンタリーに近いはず。
そういった意味でも、本当に朝鮮半島に感心がある人は
見て損はない映画だと思う。

勝手評価(☆5つ満点):
☆☆☆☆☆

太白山脈


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