巡礼の旅路

巡礼の旅路

Jun 7, 2023
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カテゴリ: 讀書録




かつて ハードボイルドを多量に読んでいた時期がありました

大藪春彦氏 志水辰夫氏 香納諒一氏 東直己氏 そして原尞氏

私立探偵が たったひとりで 時には命がけで 依頼された調査をまっとうする姿に

孤独の中で生きていたせいか 心引かれ夢中で読んでました

そういえば 私がハードボイルドにはまるきっかけとなったのが

やはり 今年お亡くなりになった北上次郎氏の 書評や紹介文を読んだことでしたが

先ほど調べると 原尞氏と北上次郎氏は 同じ1946年生まれで 享年76歳とのこと

なにか 一時代が終わったかのような 寂しい気持ちになりました




本書はもう少し時間をおいてから 読むつもりでしたが

訃報に接して 追悼の意味もあって 読みました

変わることのない沢崎探偵や 錦織警部 やくざの相良など

お馴染みの登場人物の ひとことひとことが 心に染みました

このシリーズでは 沢崎探偵は秘密主義というか

作者が ほとんど伏線を書かないような気がして ミステリとしてはどうかと思いますが

結局 主題はそれぞれの人生そのものであるのかなと かってに思って読みました

本書が1位に輝いた『このミステリがすごい!2019年版』に掲載された

著者インタビューによれば 本書と対になる次回作の構想があるとのことでしたが

それは ついに書かれることはなかったのでしょうね ただただ残念です

最後に 原尞氏 北上次郎氏に感謝するとともに ご冥福をお祈りいたします


​『それまでの明日』​



 発行所 早川書房

 初 版 2018年3月15日





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Last updated  Jun 7, 2023 08:42:27 PM
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