MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Jan 18, 2005
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カテゴリ: 映画鑑賞記録
"TEA WITH MUSSOLINI"

出演・・・シェール、ジュディ・デンチ、ジョーン・プロウライト、マギー・スミス、リリー・トムリン、チャーリー・ルーカス、ベアード・ウォレス、マッシモ・ギーニ、チャーリー・ルーカス、クラウディオ・スパダロ、他。

・物語序盤・
1935年、イタリア・フィレンツェ。
イギリス大使の未亡人レディ・ヘスターをリーダーとする、英国人婦人のグループは、口煩いのが有名で、周囲からサソリ会と呼ばれていた。
一方、派手で奔放なアメリカ人女性のエルサは、へスターとは犬猿の仲。
英国人婦人の一人で、服地商パオロの秘書を務めているメアリーは、彼の私生児ルカの世話役を依頼される。
当惑しながらも、ルカの身の上に同情したメアリーは、他の婦人アラベラ等の協力を仰ぎながら、彼の面倒を見る事に。

英国婦人達は異国でも自分達の生活スタイルを貫いていたが、世界は徐々に暗雲漂う時代に突入しようとしていた。
ファシスト達による外国人排斥の暴動が起きた時、へスターは新聞記者を伴って、ムッソリーニの元を訪れる。
ムッソリーニは英国人を護ると明言し、へスターは彼の言葉を信頼するが…。


第二次世界大戦を扱った映画としては、異色の明るさです。
敵対国となってしまった外国で暮らす人々のお話ですから、強制収容されたりして、当然苦労する筈なのですが、皆さん見事にオバサマ・パワーで逆境にもたじろぎません。
イギリス婦人の中心人物レディ・ヘスターは、大戦下にあってもムッソリーニが自分達を特別扱いしてくれる紳士だと信じて疑いません。
収容所からホテルに移れたのも、ムッソリーニの計らいだと信じ込んでいます。
大抵の映画だと、上流階級の無邪気さも厳しい現実に打ちのめされるのですが、この映画では天然パワーが現実をも打ち破ります。
戦争物で、ここまで楽天的だと、逆に新鮮ですね。
戦争物=重苦しいという固定概念を、気持ちよく打破してくれました。

オバサマ達のキャラクターがそれぞれ味わいがありますね。

犬好きで少し変わり者のアラベラは、ドイツ軍が街にやってきても、自分の愛するフレスコ画を守ろうと一生懸命。
またシェール演ずる、自由奔放で快活なアメリカ人女性も、典型的なキャラクターなのですが、実は優しい面も弱い面も持ち合わせているという役柄です。
いつも作業着のような男物の服を着ている考古学者ジョージーも居ました。
この五人のオバサマ達が完全に仕切っている映画でしたね。
彼女等を敵に回しては、ドイツ軍も連合軍もたじたじです。


イタリアの街並みには、時代を感じさせる趣があって素敵ですよね。
婦人達が連行された、沢山立ち並ぶ塔で有名なサンジミニャーノも、個人的に懐かしかったです。

これと言って、凄いエピソードはありませんが、温かみと味わいのに満ちた作品でした。





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最終更新日  Jan 18, 2005 12:10:33 AM
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