MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Mar 3, 2006
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カテゴリ: 映画鑑賞記録
監督・・・細野辰興

出演・・・中井貴一、大塚寧々、長谷川初範、中村育二、津川雅彦、伊武雅刀、鹿賀丈史、サマンサ・ヒーリー、スティーヴン・グライヴス、他。

・物語序盤・
東輝水産は築地にある食品メーカー。
現在ではアメリカに即席麺を販売する会社サンサンを作り、マーケットを広げていたが、安価なアジア企業の製品に押され、業績不振に陥っていた。
一刻も早い経営の建て直しが求められ、会社は新しい社長の下、徹底したコスト削減を断行する。
資材担当者として本社から派遣された川森潔も、工場再生の一員として働く事になり、古参の社員らと共に、自社即席麺の問題点を探る。


モデルになったのは、マルちゃんの東洋水産です。

もっとドキュメンタリータッチで実際にあった事象を追っていけば、もっと見応えのある作品になったのではないでしょうか?
観ていて、とにかく、全てが甘過ぎる。
現実はこんなに甘くないよと、何度も思いました。
いかにも邦画だなぁ~と渋い顔をしてしまうような、甘ちゃんな脚本に苦笑いせざるを得なかったです。
社員を家族のように考える会社、その理想は良いと思います。
でもそれを真正面から台詞で熱く語られても、こちらは冷めてゆく一方です。
こういう奇麗事の理念を描きたいのなら、余程さり気無い脚本に仕上げないと、寒々しい気分しか残りません。
セクハラ問題で会社に損害を与えた川森が、本社社長に直に辞表を出すように言われたシーンからの一連の流れは見え見えで滑稽でした。
大企業で社長に直々に辞表を提出しにいく会社なんて何処にあるんでしょ。
それを社長が却下して、川森に返すのですが、失笑モノですよ。

これに限らず、全てのエピソードが甘ちゃん思考で、観ていて恥ずかしかったです。

名立たる俳優達を起用しているのに、この程度の脚本しか提供できないなんて、東映は人材が不足しているのでしょうか?
セクハラの話でも、あの程度の演説でころっと改心してしまうなら、初めから裏切りませんよ。
ちゃんちゃら可笑しい、お奇麗事ムービーでした。
こんな生易しい会社があるなら、私も入社したいです。

本当に、どうして現実に東洋水産がアメリカ進出の際に乗り越えてきた、様々な苦難を映画化しなかったのでしょうか。

甚だ疑問です。
日本企業が即席麺でアメリカに進出する際の物語という事で、もっと気分が高揚するような一体感を味わえる映画を期待していただけに失望しました。

ところで、作品に出てくるレモン味のカップ麺は、ちょっと試食してみたいな。

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最終更新日  Mar 3, 2006 10:55:32 PM
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