MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

May 10, 2006
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カテゴリ: 映画鑑賞記録
"THE NEW WORLD"

出演・・・コリン・ファレル、クオリアンカ・キルヒャー、クリストファー・プラマー、クリスチャン・ベイル、オーガスト・シェレンバーグ、ウェス・ステューディ、デヴィッド・シューリス、ラオール・トゥルヒロ、ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン、他。

・物語序盤・
1607年、現在の北アメリカのヴァージニア近辺。
新たな開拓地を求めて、数隻の船がイギリスから遥々やって来た。
しかしそこには、原住民達が既に集落を作って生活していた。
互いに言葉も通じない人々だったが、原住民は温厚で好意的な態度を示していた。
反乱罪で捕えられていたジョン・スミス大尉は、ニューポート船長によって処刑を免れる。

数名の仲間とはぐれたスミスは、原住民達に捕えられ殺されそうになる。
だが王から深く愛されている末娘ポカホンタスは、彼の命を救うように頼むのだった。
それ以降、集落で暮らす事を許されたスミスは、ポカホンタスと言葉と文化の壁を越え、心を通わせてゆくが…。


ポカホンタス(1595年頃~1617年3月21日)。
この方、実在の人物だったんですね。
ディズニー・アニメで「ポカホンタス」として映画化されていましたが、そちらは未見です。
伝説なのか実在なのか、自分の中で確信できるものがなくて、今回初めて判りました。
でもジョン・スミスとのお話は、眉唾な部分も多いみたいです。
何しろアメリカに初めて、白人が渡ってきた頃のお話ですから、絶対に間違いないという記録は殆ど残っていない訳で…。

映画は、先ず予想外に静けさたっぷりのお話でした。
もっとポカホンタスの波乱万丈の人生が、派手な演出で描かれているのかと思っていたので、とにかく静かな雰囲気に驚きました。

会話するという基本的なコミュニケーションができない訳ですから、映画が静かになってしまうのも当たり前なのですが。
奥地に居る部族の王に謁見して、交易を持ち掛けるように命じられたスミス。
一度は殺されかけますが、ポカホンタスの願いによって、一緒に暮らす事を許されます。
その後、わりと長い時間、スミスは彼等と生活を共にしていたと思われるのですが、彼等の言葉を学習する気配は全くなし…。
もしかして、現実には覚えていったのかもしれませんが、少なくとも映画の中では、学習意欲の全く無い男でした。

逆にポカホンタスは、凄いスピードで英語を覚えてゆきます。
そんな早く喋れるようになるか~?
実際、喋れる場面は中盤までは無いのですが、ナレーションがポカホンタスの英語なんですよね。
観ている方は、彼女の英語力について把握できず戸惑ってしまいます。
幾らアメリカの映画だからと言って、英語をメインにしすぎ。

スミスとポカホンタスの恋愛は、よく分かりませんね~。
何処から彼等の間に恋愛感情が芽生えたのか、境界線が見えにくかったです。
そもそも言葉が通じない相手同士、恋愛する事は可能なのでしょうか?
映画を観る限り、二人が親しげに会話しているシーンは無くて、どういう風に交流を持ち、互いに惹かれあっていったのか、説得力を感じませんでした。
彼等の間に、どれだけ深い愛情が存在したか、もう少しこちらに伝わる形で描いてほしかったです。
逆に、ポカホンタスが実際に結婚した相手ジョン・ロルフとの関係は、判り易くて良かったと思います。
激しい愛情ではないけれど、孤独を癒してくれる安らぎの相手。
訳の判らん男スミスよりは、分別のあるロルフの方が余程いい伴侶でしょう。

ポカホンタスって、かなり有名な存在だったのですね。
イギリスまで渡って、国王夫妻と謁見までしていたという事実には驚きました。
アメリカでは彼等の子孫にあたる家系に居る事は、凄いステイタスみたいです。
彼女自身はイギリスからアメリカに帰る途中で病に倒れ、そこで亡くなっています。
享年23歳。昔とは言え、若いですね。
冷静に考えると、とても波乱に満ちた人生だったと思います。
ただ映画は、ひたすら静かで、山あり谷ありの人生を感じさせません。
たまにはこういうしーんとした映画も良いのかもしれませんが、もう少し盛り上げる部分も作ってほしかったというのが本音です。

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最終更新日  May 17, 2006 03:09:11 AM
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