MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

May 26, 2007
XML
カテゴリ: 漫画・書籍関連
sorano

デビューは1980年、今は無き雑誌"ぶ~け"にて。
この雑誌、とても上品で良質の漫画が掲載されていて好きでした。

竹坂かほりさんに関しては、実は好きな漫画家ではないです。
ただ『空のオルガン』(ぶーけコミックス全8巻)だけが、突出して大好きです。
あまり画力のある方ではないと思います。
集英社から講談社に移ってから、何篇か作品を描かれたようですが、現在は所在不明です。

『空のオルガン』は悲しい時に読みたくなる作品。
舞台は昭和初期の日本、オルガン奏者を夢見る少年が主人公です。

次第に軍事色が濃くなってゆく社会で、西洋に憧れ、個人の自由を尊重する主人公とその家族は迫害されてゆく…。
とても悲しい物語なのですが、ただ陰鬱なだけではなくて、人の心を丁寧に描いたハートウォーミング・ストーリーでもあります。

竹坂さん自身の経験もベースになっているようですね。
勿論、彼女は戦後世代ですけど。
彼女のお父様が結核で、サナトリウムに入っていた実体験や、彼女の音楽に対する憧憬。
そしてクリスチャンとしての清廉さ。
そういうものを随所に感じられる作品です。

読んでいると、心から色んな物が溢れて、涙になって流れ落ちます。
結末も客観的に見れば、決してハッピー・エンディングではありません。
でも彼は独白します。
「求めたものは与えられなかったけれど、希望はすべて聞きとどけられました」


多くの人に読んでもらいたいのですが、残念ながら絶版になって久しく、ネットでも入手困難です。
最近は過去の作品が文庫で復刊される事も多いので、これも是非復刊してほしいのですが。
元々知名度の低い作品だけに、それも難しい状況ですね。


私も聖書を読んでみようと、本棚から取り出してみました。
いえ別に、宗教かぶれになる訳ではありません。

だから私にメシアは要りません。
ただ、文学・教養として、聖書は読んでおくようにという意見には賛成です。
幼少の頃、聖書について学びましたが、熟読した事は無かったので、良い機会だと思って読んでいます。
でも抽象的な表現も多くて、解説してもらわないと言わんとする内容が理解できない所も…。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  May 28, 2007 02:20:12 AM
[漫画・書籍関連] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: