家庭菜園・狩れ! 枯れ! アレ? 物語

家庭菜園・狩れ! 枯れ! アレ? 物語

PR

×

Comments

ミレディ @ Re:わぁ、私も同じ!(12/19) moonさん 芸能人が管理されているのはあ…
moon@ わぁ、私も同じ! 私も先週末、まったく同じのが届きました…
ミレディ @ Re:私も(12/19) あったさん Greeなどでも増えているそう…
あった@ 私も きてました。しかも全く同じです。 私の…
ミレディ @ Re:同じことありました(12/19) えいこさん mixi側がIDを閉鎖したのでし…

Profile

ミレディ

ミレディ

Favorite Blog

青色申告、2027年改正… 山田真哉さん

九州男児的北京交流部 九州男児的北京さん
ニコじいをよろしくね つうちゃん2525さん
武蔵野航海記 小川のジョージさん
hinamanma ひなまんまさん

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

January 29, 2007
XML
カテゴリ: 沖縄を目指して
「なんでも最初に最高の物を食べるべきだ」

 という人は実際私の人生上五人ぐらい会った事がある。最近は仮面ライダー・カブトの二話で主人公がその妹に囁いていた。

 家計の平和を考え、毎回これをやるのは無理だと思うが、「美味しいものを食べて太るのは本望」、「子供の好き嫌いをするのはまずいものを親が作るからだ」という人もいる。これらの言葉は一つの結論を導きだしている。つまりは

「子供には美味しい物を食べさせるべきだ」

 ということである。これは実は非常に深い意味を持っている。

 ちなみにわが家の子供達はパイナップルをあまり食べない。無理やり食べなさいといえば食べるのが、一つ以上は口にしようとはしない。おいしくないのかな? とワザワザ沖縄製のパイナップル缶を取り寄せたが反応は同じ。これはもしかしたら私は美味しくないものを子供に食べさせてしまっているのかもしれない。

「これは重大な犯罪だ!」



 ということで、沖縄に行くのであれば是が非でも「美味しいパイナップル」を子供達に食べさせねばならないと心に誓っていた。私は小さい頃からスナックパインなど美味しいパイナップルをたくさん食べてきた。あの喜びを子供達にも感じさせてあげたいと強く思ったのだ。

 雨が徐々に本降りになって来てどうなるかと思ったが、「パイナップルパーク」は全天候型の施設であり問題無かった。なんと出迎えてくれたのは「パイナップルの形をした」車であった。

「ママあれ乗ろう! 乗ろう!」

 三歳の息子が異常に興奮する。とにかく動く乗り物が好きなのだ。

「あんたずーっと車乗って来たんじゃない。それじゃ駄目なの?」
「パイナップルが動いてるーーー急がないと誰かに取られちゃうよ」

 取られない。取られない。

 この施設の入場料は五百円で、今回は割引券をインターネットからダウンロードしてきているので更に一割引である。これで「パイナップル車」に乗り「取りたてパイナップル食べ放題」であるというからありがたい。「パイナップル車」はパイナップル畑をグルグル・グルグル回り自動音声がパイナップルの生育状態を紹介する。私自身パイナップルの実際生長する姿を見るのは初めてであった……このパイナップルパークでは百種類を越えるパイナップルが植えられているというが、特に目に付いたのは「姫パイン」というトゲトゲのパイナップルの木からニョキッと人間の腕のように伸びている小さなパイナップルだった。

「へー。パイナップルってこうやって出来ているんだ……」

 大型のパイナップルはサボテンのような葉の中央にドカンと大きく地面に座り込むようにして育っていた。所々鳥に突付かれて食べられた跡がある……パイナップルは下側が黄色く熟して来ると摘み取り時期になる。

 沖縄のパイナップル産業も黒糖と同じように安い外国製品に押され一時は壊滅状態まで追い込まれたという、現在は安く売るのではなく「高級志向」に方針を変え、より新鮮なパイナップルを本土に向け「高級食材」として販売しているという。「パイナップル車」を降り、辺りを見渡すと海外からの観光客も多く、不思議そうに展示品を見つめていた。



 パイナップル園の隣には貝の博物館があり、その背後には「貝の即売会」会場があった。

 なるほど……観光地努力なのね……と思うが値段が国際通りに比べ高いので興味はあっても買いはしなかった。その先には「パイナップル炭」という商品が小山のように置かれている。これはとどのつまり「パイナップルをその姿のまま」炭にした製品なのだが、形がそのままぴよっと黒くなっているのがとても可愛く、脱臭効果も強いと聞けば沖縄お土産にぴったり……と思うのだが、この商品は「宅急便対応」のみの商品であり、持ち帰ることはできないのだという。

「どうしてです?」
「今飛行機がうるさくてですね。炭は「燃える」ということで機内に持ち込めなくなってしまったんですよ」

 燃えるから?



「これはお洒落ですね。買って帰りたいなあ……」
「こちらの缶に炭を封入したものは手で持ち帰っても大丈夫なんですけどね……価格的にちょっと高くなります」

 買っても取られてしまうなら仕方ない。後ろを振り返り、振り返りつつその場を立ち去る。

 そして、その先には「パイナップルワイン」の試飲場があり、念願のパイナップル食べ放題の会場があった。パイナップルワインは少々甘め。パイナップルジュースはしぼりたてでとても美味しかったが、さて、念願の本場取りたてパイナップルの味は一体どうであろうか。

「さ、食べて! これ食べに来たんだから!」
「えーーー」

 文句をいいながらも娘は一口二口齧ってくれた。が、表情から見るにあまり美味しくは無いらしい。「義務は果たしたから」とばかり楊枝を捨て次の展示会場に向かわれてしまった。あれれれ? 予想外の展開に慌てて齧ってみたが、確かに味はイマイチ。近所で食べるパイナップルと味はそう変わらず。「わざわざ食べに来るほど」ではなかった。あれ? 私は何か間違えてしまった? もしかしたら旬を間違えてしまったのだろうか?

「あ、やっぱり。パイナップルの旬は夏なんだ……これは大きく間違えた……」

 壁の展示を指で読み、がっくりと肩を落としつつ、その後も無料試食のパイナップルチョコレートのついた「ちんすこう」を食べ、ショックそのままに結局何も買わず車へと移動した。息子はただひたすらに「もう一度パイナップル車に乗るんだ!」と暴れ大騒ぎをしていた。

「だからね。あれは皆の車だから、君だけ乗るわけにはいかないのよ」
「えーもう一回だけ。もう一回だけお願いします」

 お願いされない。「パイナップルをもっと食べたい」だったら考えるけど、車は論外! だって今君が乗っているのも同じ車だから!

 お昼の時間を近くに感じ、降り止まぬ雨の中・車は次の目的地に向けて走り出した。


265086392_111.jpg

265086392_115.jpg

ミレディ最新作★中国茶トリビアの泉★現在楽天BOOKSで絶賛発売中


買えない場合は直接送ります。メールにてお問い合わせ下さい





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  January 29, 2007 02:10:29 PM
[沖縄を目指して] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: