ホンヤガヤマダ(読んだ本の記録)

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August 2, 2007
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テーマ: 最高の一冊(63)
カテゴリ: 唯川恵

出版社: 集英社 (2004/10)


 第126回直木賞受賞作。


 親友のるり子と萌の二人の会話が面白くて笑っちゃいます。なんたってるり子が笑っちゃいます。
 るり子のキャラは自己中の塊のような女性で、まー、こんな女性とは結婚できませんね。でも、友達にはなりたいかな(笑)
 面白くて半分くらい読み進んでから、つい、また、最初から読んじゃいました。
 萌、るり子、崇少年の三人の関係がいい感じです。
 最後に「ええー、それでいいのかい?」って思いました(謎)


.........................


 結婚式が終わってハワイに新婚旅行に行ったら、さっそく冷めてしまった。
 三度目の結婚もさっそく危うい感じだ。

 るり子は自分が一番大好きで、そして、すぐに別の男に気が行ってしまう。萌は何度もそんなるり子に男を奪われているが未だに親友関係は続いているから不思議だ。

 萌は遅くまで残って仕事をしていたバイトの少年秋山崇を連れて居酒屋へ行き、帰るところがないというので、しょうがなく泊めてやった。だが、少年は15歳だったのだ。親の敷いたレールの上を歩かされるのが嫌で家出してきたという。
 暇なので崇と外出すると、夫の信之が女を連れているところを目撃した。

 輸入商品を扱う会社に勤める萌に仕事を任せると上司が言ってきた。それはアダルト商品のいわゆる大人のおもちゃ等を売る部門だった。さすがにプライドがあるので即刻辞めた。どうせ断ったってリストラだ。

 夫の信之が女を連れているところを目撃したるり子は本人に問い詰めたが「会社の後輩に相談されていただけだ」と言い訳をし、平謝りしてきたので許した。
 しかし、その後、その女に電話で呼び出された。女の修羅場だ、るり子はワクワクした。
だが、修羅場にもならなかった「むこうからしつこく誘ってきただけで、仕方なく付き合っただけだ」と言い、誤解しないでください、とも言い帰って行った。

 萌は崇を連れて家に帰ると、そこには酔っぱらったるり子が居た。一部始終を話し終えるとるり子は家に帰りたくないと言い出し、結局なんと三人の共同生活が始まってしまった。
 遊んでばかりもいられないので萌はゲイバーのマスターに紹介してもらったゲイ専門の本屋でバイト、崇はラーメン屋だ。


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解説:江国香織










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Last updated  August 2, 2007 04:21:46 PM コメント(4) | コメントを書く
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Comments

俵のねずみ @ Re:インビジブルレイン 誉田哲也(12/30) 明けましておめでとうございます。 皆様の…
お久しぶりです@ Re[1]:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) 俵のねずみさんへ お、ちゅー吉先生だ!…
俵のねずみ @ Re:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) ホンヤガちゃんだ!こんばんは! おひさし…
俵のねずみ @ Re:黄昏に眠る秋 ヨハン・テオリン(01/03) 新年おめでとうございます! お正月はい…
オレンジさんへ@ Re[1]:三世代探偵(01/11) オレンジ37さんへ お!やったね。 早い…
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