ホンヤガヤマダ(読んだ本の記録)

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August 28, 2007
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出版社: 講談社 (2001/04)
★★★★★

 わりと近いところに住んでいた為、夏になると思いだします。
 当時、夏休みでボケーっとしていると、上空をヘリがじゃんじゃん飛んで行ったっけ。
 携わった人たちの、こんな苦労があったとは…。


 単独飛行機事故では世界最大!
 1985年8月12日、夕刻、群馬県の奥深くの御巣鷹山に日本航空機123便は墜落し、520名の尊い命が失われた瞬間だった。
 阿鼻叫喚、地獄絵図、前代未聞、空前絶後の事態。
 遺体確認捜査責任者刑事が語る生々しい実態が語られる。



 遺体が運び込まれ、身元確認がされることとなった場所は藤岡市民体育館。
 災害救護のプロである日赤の看護師、医師、そして警察官はほとんど寝れずに、極限状態の中、それでも団結して遺体の処理と確認を行った。
 安全ベルトのせいか、遺体のほとんどが胴体から切断されていたり、内臓や骨が飛び出し皮一枚となった遺体、小さい子供の無残な遺体…。
 涙なくしてはいられない…。
 夏場とあって遺体はすぐに腐敗し蛆がわく。匂いも半端ではなく、いくら医者とはいえ、体調を崩し寝込んだ者もいたという。
 事故後四日後ともなると遺体の腐乱は激しく蛆虫もあっという間に大きく成長し、慣れている検死のベテランでさえ「こんなでっけえ蛆ははじめてだなぁ」と這い上がってくる蛆を払い落とす。



 機体は反転し背中から墜落していったと何かに書いてあった。
 もし、どういう状態であれ、胴体着陸していたなら、もう少し交通の便が良いところだったら、もっと生存者は多かったろうし、遺体もこんなにも傷つかなかったのではないか…。




tuiraku
当時の現場




墜落遺体






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Last updated  February 11, 2009 01:38:26 PM
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俵のねずみ @ Re:インビジブルレイン 誉田哲也(12/30) 明けましておめでとうございます。 皆様の…
お久しぶりです@ Re[1]:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) 俵のねずみさんへ お、ちゅー吉先生だ!…
俵のねずみ @ Re:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) ホンヤガちゃんだ!こんばんは! おひさし…
俵のねずみ @ Re:黄昏に眠る秋 ヨハン・テオリン(01/03) 新年おめでとうございます! お正月はい…
オレンジさんへ@ Re[1]:三世代探偵(01/11) オレンジ37さんへ お!やったね。 早い…
オレンジ37@ Re:三世代探偵(01/11) ご無沙汰しております。。 ここにコメン…
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