ホンヤガヤマダ(読んだ本の記録)

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November 1, 2007
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テーマ: 最高の一冊(63)
カテゴリ: 今野敏

出版社: 講談社 (2006/8/12)
★★★★★

 隠蔽された医療ミスに、リーダー赤城佐門が挑む!色シリーズ第2弾「赤」。
 今回は医療ミスで亡くなった一人の患者をめぐった長編。

 「白い巨塔」に少し似ているが、裁判の模様は語られず、病院組織のあり方や医療制度にメスを入れ、理想と現実、患者を個人として診るのではなく、症例として扱う大学病院の体質に物申す一冊。
 熱血漢であった赤城の研修医時代の過去も語られる。

 いやー、面白い、こういうの好きだなー。結末が気に入りました。


..........................

 医師免許をも持つ赤城佐門に専門的な意見を聞かせて欲しいと依頼が入った。それはSJS、スティーブンス・ジョンソン症候群といって体中のあらゆる皮膚がただれて剥けてしまい、内臓までおよび死亡した患者についてだった。当初その患者はインフルエンザという診断を大学病院でされ、服薬していたが、病状が悪化し救急車でその大学病院に運ばれて帰らぬ人となったのだ。

 しかし、原告側の妻は納得がいかず、刑事告発に踏み切った。そこでSTメンバーに白羽の矢が立つ。
 担当ドクターの代わりに研修医が一人で患者を診ていた可能性、患者の急変に駆けつけなかったらしい担当医、そしてカルテの改ざん。
 赤城の昔のつてで看護師を味方に付ける。
 そして、被害者の妻と研修医が最近電話で話していたという事実。
 ひとつの患者の死の裏にはとんでもない陰謀と策略が隠れていた。

..............................


赤の調査ファイル 文庫





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Last updated  November 1, 2007 09:41:57 AM コメント(4) | コメントを書く
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Comments

俵のねずみ @ Re:インビジブルレイン 誉田哲也(12/30) 明けましておめでとうございます。 皆様の…
お久しぶりです@ Re[1]:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) 俵のねずみさんへ お、ちゅー吉先生だ!…
俵のねずみ @ Re:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) ホンヤガちゃんだ!こんばんは! おひさし…
俵のねずみ @ Re:黄昏に眠る秋 ヨハン・テオリン(01/03) 新年おめでとうございます! お正月はい…
オレンジさんへ@ Re[1]:三世代探偵(01/11) オレンジ37さんへ お!やったね。 早い…
オレンジ37@ Re:三世代探偵(01/11) ご無沙汰しております。。 ここにコメン…
オレンジ37@ Re[2]:ももこの話 さくらももこ(06/14) ホンヤガヤマダさんへ 携帯がスマホにな…

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