ホンヤガヤマダ(読んだ本の記録)

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November 27, 2007
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テーマ: 最高の一冊(63)
カテゴリ: 大沢在昌

出版社: 幻冬舎 (2005/08)
★★★★★

(あとがきで書評家の西上心太さんが書かれていたものを抜粋)

 ―――― 前作「北の狩人」も舞台は新宿であり、新宿署のマル暴刑事・佐江という脇役キャラは共通している。その中で次のような文章がある。


 「佐江は煙草を取り出した(中略)確かにあの時も新宿にいたが、刑事課ではなく防犯課だった。今の防犯は、キャリア崩れのわけのわからない野郎がでっかいツラをしている。骨はあるらしいが、協調性のない、嫌な野郎だという話だ」―――――



 正に「新宿鮫」のことを指していることは間違いない。

 私も上巻の冒頭の方に藤野組という言葉が出てきたときピンと来た。なんか嬉しかった。
 いやー、「北の狩人」また、読みたくなりました。


 ・・・・・・と思って調べてみたら「北の狩人」イマイチらしい。うーん、どうだったっけ。単行本で読んだのですが、すでに手元にはなく、どうやら私は売っぱらったらしいので、イマイチだったんでしょうね。(笑)


...............................

 元刑事の西野は娘を殺された組長のボディーガードと協力し合い、黒幕を追い詰める。
 警察官僚にしては美人で魅力的な時岡に惹かれ、自分が罠に嵌るかもしれない状況の中、西野は・・・

 組長の子供を殺し、中国人との抗争を起こさせる目的は別にある。そして、警察組織の上層部が係わっているかもしれない。そして、そこには公安の影も。


 やがて、事件が動いた。
 今度は九州に構える暴力団「西輝会」の組長の娘が殺された。
 目には目をどころではなく、抗争においては「1人やられたら2人、5人やられたら10人殺れ」との統率が末端の組までいきわたっている組織である。
 関東との申し合わせにより静岡より東には勢力を広げない協定があった。
 だが、今回に限っては東京に乗り込んでひと暴れする可能性があった。


以下ネタばれ(ドラッグすると読めちゃいます、ご注意を)


 さらにもう一つの事実、父親は現在現役の官僚氏森だったのである。

 西野が九州の組にさらわれ拷問を受けていたところを佐江が単身乗り込み交渉し助け出す。西野は指を2本切断させられていた。
 中国人マフィアとやくざ、ヒットマンチームと警察が一か所で入り乱れ、激しい銃撃戦が繰り広げられ、中国人の馬は死に際に「犯人は氏森の息子の拓ではない・・・」と。

 時岡の息子拓には相棒(彼氏)がいた。そう、同性愛者だったのだ。
 その相棒を西野と佐江、時岡も駆けつけ、そして後から原も登場し現場の地下プールは修羅場と化す。
 「息子を取るか、警察を取るか」に迫られた時岡がとった行動とは・・・。


....................................










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Last updated  November 27, 2007 10:55:17 AM
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俵のねずみ @ Re:インビジブルレイン 誉田哲也(12/30) 明けましておめでとうございます。 皆様の…
お久しぶりです@ Re[1]:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) 俵のねずみさんへ お、ちゅー吉先生だ!…
俵のねずみ @ Re:蒼ざめた馬 アガサ・クリスティー(10/22) ホンヤガちゃんだ!こんばんは! おひさし…
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