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髑髏城の七人の大トリは天海祐希と古田新太。 新作の髑髏城は大人のテイストで、みんなでもう一度新しく無界の里をつくろうというラストシーンがとても素敵だった。これまでの髑髏城の七人ではラストシーンはみんながそれぞれ旅立っていくというのが定番だったけど、この七人で新しくまた始めるというラストはとても明るい未来を感じさせて嬉しくなる。 捨之介も蘭兵衛もいないけど、天海姐さんの極楽はそれらをすべて背負い凛として格好いい。いのうえさんと中島さんの描く天海姐さんはたいていワタクシの観たい天海姐さんなんだけど、今回もその期待に応えてくれてそれ以上のものを観せてくれた。まずオープニングの見得が格好いいし、最後の「三途の川に捨之介」で唸る。そこでその台詞なのかと。髑髏城に乗り込んだ時の「行こう!」も良かった。一瞬髑髏城とバスティーユが重なって見えるほどオスカルテイストだったのは余談だけれども。 沙霧と極楽の関係も良かった。これまでの沙霧と違って少し大人な感じ。しっかりしてて冷静でなかなかに敏い。山の民同士だから助ける、というのは前回の月髑髏でもあったけど、より丁寧に描かれていたと思う。だから沙霧に一緒にやろうと言われて極楽も素直に頷けるのかなあ。 ワタクシ的に特筆すべきは竜星涼の夢三郎。蘭兵衛の闇の部分と極楽太夫の艶やかな部分を担当しているというイメージ。後半の豹変が自然で、蘭兵衛の心変わりについていけなかったことがあるワタクシにとっては飲み込みやすい展開。おかげで無界屋のみんなを斬殺していくシーンも違和感なく、ストーリーに集中できた。流石中島さん、うまい設定にしてくれた。 狂ったような高笑いを聞いて、竜星涼がただのイケメン俳優から脱皮したなあと感じた。前半のきっぷのいい若衆も素敵だけど、後半のヒールっぷりが良かったわ。夢虎は無界の里での自分は偽りだったと言っていたけど、その時の侠気は兵庫が惚れるほどだった訳だから、そういう部分もあったんだろうけど、それをすべて捨ててヒールに徹したところがいい。 そして、待ってた川原さん! 花鳥風月とアクション監督で表に出てなかったから、髑髏城の七人なのに川原さんが居ないなんてと寂しかったところ、最後の最後でとっておきの役を用意されて登場するなんて、なんて罪な人。清十郎が七人目って気づいた瞬間に心の中で叫んだわ。 極楽太夫の用心棒でセットで出てくることが多くて、それだけでも嬉しいのに、なんとなく醸し出す二人の信頼してる感がジタバタするほど萌える。それ以上の感情を滲ませないのもツボ。大人の信頼関係、イイわ。また川原さんの声が艶っぽいのもたまらない。極楽と清十郎のような関係で仕事ができたら凄く楽しいだろうなあ。理想的だわ。 流石に極だけあって、シリーズの中で一番好きだ。どれもそれぞれ好きななんだけど、これが最高だと思えるのはやはり天海祐希の力なんだろう。
2018.05.25
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行ってきました、新橋演舞場。 劇団☆新感線が初演をやった新橋演舞場にまた、阿弖流為が帰ってきた。 しかも、歌舞伎で。 初演も観に来たんですよ。やっぱり遠征して。 それ以来じゃなかったかなあ、新橋演舞場。 13年ぶりです。 今回は日程が限られていたので、今日の昼公演が取れなかったら諦めるところだったのですが、運良くチケットが手に入りました。しかも結構な良席。14列目でしたが、センターだったのでよく見えました。両花道もばっちりです。 メインキャスト 阿弖流為 市川染五郎 坂上田村麻呂 中村勘九郎 立烏帽子 中村七之助 御霊御前 市村萬次郎 藤原稀継 坂東彌十郎 蛮甲 片岡亀蔵 以下、ネタバレします。 新感線テイストな歌舞伎でした。 歌舞伎は去年のスーパー歌舞伎セカンド以来の2回目なので、正しく歌舞伎を知っているわけではないのですが、いのうえさんもおっしゃるとおり、歌舞伎役者が演じているので歌舞伎なんですね~。 とにかく見得を切るシーンが多くて楽しゅうございました。それだけでも、皆さんいちいち決まるので面白い。 殺陣は、川原さんがアクション監督だけあって格好いい。染五郎も勘九郎も七之助も動きが良くて、観てて非常に気持ちいいです。合間に歌舞伎らしい動きも入って、その緩急がまた独特で面白い。 特に七之助の殺陣が美しかった。女形ならではの凛とした感じというか、動き出すとやはり男性のカッコよさも出てくる。立烏帽子の立廻りとしては、とても好みです。強くて美しい。初演の新感線の西牟田さんの立烏帽子も大好きでしたが、七之助もいい。 今回は七之助が、立烏帽子と鈴鹿の二役になっていて、より物語がわかりやすくなった感じです。この設定好きだなあ。 川原さんは、庶民と蝦夷を演じてたけど、殺陣はあんまり出てなかったみたい。 でも、川原さんのつける殺陣は堪能できたので満足。おそらく歌舞伎ではこんなに殺陣はないんだろうけど、新感線を見慣れている身としては、満足できる殺陣でした。こんな歌舞伎なら楽しいぞ。 初演では堤真一が坂上田村麻呂で、阿弖流為が染五郎。 今回は坂上田村麻呂に勘九郎で年が若い、ということで、中島さん、ちょっと変えています。田村麻呂が若いので、若いならではの話運び。新しいキャラクターが増えていました。藤原稀継です。これがなかなか、いい。演じる坂東彌十郎さんが良くて…。前半は田村麻呂に理解を示す甘いおじ上、後半はくえない政治家。中島的展開きましたね~。そうでないと。 御霊御前の妖怪ぶりも市村萬次郎さんが素晴らしい。弟の田村麻呂には叱咤しつつ、都を守る使命は強い。大陸の眠れる獅子に対抗する国造りを考えているあたり、一筋縄ではいかない巫女さんなんですが、視野が広い。最終的に阿弖流為に立ちはだかる、ナイスラスボス。 染五郎の阿弖流為は、流石に堂に入っていて、最初の登場シーンから場をさらう。 格好いいと思いました。流石、染五郎。 殺陣も見得もいちいち素敵だったなあ。 神殺しのシーンは名場面だと思います。アラハバキの「神とは口惜しきものよのう」と、阿弖流為の「蝦夷の長も口惜しいわ」…。イイ。 ここがそのまま残ってて、嬉しかったです。 このシーンを観るだけでも価値がありました。 面白は大分排除したというお話でしたが、熊子いたよ。 そういえば、初演いっけいさんと組んで熊がいた…。 その蛮甲、片岡亀蔵さん、なかなかでした。歌舞伎役者さんだから、「おれは都一生き意地がきたねえんだよ」が決まる。渋いわ。 にしても、熊子が、歌舞伎でも成立するのに驚きました。やっぱり歌舞伎は懐が深い。 エンディングで、花道に岡崎さんがギターを弾きながら登場した時は、やっぱり新感線、いのうえテイストだと思いました。でも、これは再演、ありじゃないかなあ。 とりあえず、大阪松竹座でまた観る!!
2015.07.11
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久しぶりに野田地図。最後に見たのがいつだったかもう覚えていませんが。 初演は観てないけど、やっぱり面白かったなあ。独特だったけれども。 深津絵里が!!やはり可愛かった。この人の透明感のある歌声が昔から好きで。再確認しました。深津っちゃん好き!椎名林檎の歌と深津っちゃん声、あうよ。 秋山菜津子さんは凛として美しかった。ヒール的存在なんだけど、この人には常に美しさを感じる。橋爪功さんはおそらく、今までテレビでしか拝見してない、と思うのだけど、テレビでたくさん観ているせいなのか、初めましてな気がしなかった。流石に大ベテランだけあって、存在感が半端ない。 仲村トオルは大胸筋の凄さに魅了されました。あのユニフォーム姿も素敵。 大倉孝二、楽しい。うまいこと彼の味が出ていたと思う。 それから、おは朝に出ていた川原田樹が出ていたので、ちょっと注目してました。役者で頑張っているんだなあ。頑張れ。
2015.04.02
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昼公演を観劇、本日は2回目。ワタクシ的初日は9日でした。 さすがオールスターチャンピオンまつりです。面白かった。 とりあえず、新感線にしては久しぶりに前方の席。かつて、電話でファンクラブ先行をやってた頃は結構最前列とかゲットしてたんですけどね…。遠い昔になりました。 今回、どれくらい前だったかというと、五右衛門マローネが歌い上げる『月夜酒』のシーンで握手していただけるほど前でした!!あまりにも近かったので、満面の笑みで手を振っていたら、握手していただけました。ふるちんの手はひんやりしてました。 その後に続く、シーンでは通りすがりの無界屋蘭兵衛が出てきて、思わず叫んでしまいました。蘭兵衛の衣装で。なるほど、このシーンで通りすがりの人が出てくるのね。以前シャルルや極楽太夫(羽野晶紀)もここで登場したのか、ふむ。 古田さんと早乙女太一は意外にも共演したことがないらしく、いつか新感線で、立ち回りして対決したいとお話しておられました。結構、長い時間話してたかなあ。 この日の前日、なるしさんはリンパを悪くして、点滴をうってらしたようなのですが(一幕の最後の方で言ってました)、劇中は元気にばってん不知火を演じてらっしゃいました。終演後のカーテンコールではすっかり顔に表情がなく、随分お疲れのようでしたが、大丈夫だったのでしょうか。夜公演もあったけど…乗り切れたのかしら。 そうそう、この公演、大阪と福岡では我らが川原さんが出演しないのですよ。代わりに安田桃太郎さんがエスパーダを演ってるんですが、これがなかなか。動きは流石にキレがいいですね。美しい回し蹴りは川原さんを彷彿させました。しゃべり方は、やはり川原さんほどエロさはなかったけど。 あ、新感線初出演の賀来賢人くん、はじけっぷりが素晴らしかったです。
2015.06.20
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原作漫画も読んで、映画も(テレビで)観たのですが、ミュージカルいいですね。 音楽が素敵でした。フランク・ワイルドホーンが上手いんですね~。 個人的な感想ですが、沖縄民謡風あり、演歌風あり。歌い上げる鹿賀丈史さん、しっとりと歌う濱田めぐみさん。悪い声で歌う浦井くんはあまり観たことないから貴重だったなあ。 吉田鋼太郎さんは初ミュージカルだそうですが、なかなか味わいのある歌声でした。リュークのキャラとよくあっている。上手いキャスティングですね。 音楽が良かったので、CDを予約して帰ってきました。ああ、楽しみ。 以下、ネタバレしそうなので、注意してください。 ストーリー展開は、うまいこと原作をアレンジしているなあと思いました。 原作を知らない人には、スピード展開でついていけなかったかも、ですが。 ワタクシ的にはやはり、原作では前半の月とLの頭脳戦が面白いと思っていたので、この二人の対決が存分に観られて満足でした。 夜神パパの苦悩の歌にはグッときたし、捜査チームの苦悩の歌があったのも良かったなあ。 レムの歌にも泣かされました。ミサミサに対する思いを切々と…。 レムの行動を予測して作戦を立て、Lを追い詰める月がクライマックスなんですが、二人の歌がいい。お互いにやってやるという思いがビシビシ感じられます。原作でもこんな緊張感だったなあ。音楽がいい感じに盛り上げます。 Lをついに倒した月は高笑いしながら、新世界の神の誕生だと叫びますが、その直後、「飽きちゃった」とリューク。しれっと月の名前をDEATH NOTEに書き入れます。月は死にたくないと惨めに喚きながら最期を迎える。「最期は人間らしいんだな」とつぶやくリューク。ここで、あ~リュークって死神だったんだなと改めて思い出すのでした。 リュークは月にしか見えないので、まあ自由です。楽しそうだった鋼太郎さん。そして最後は全部持っていった。 再演あるかな。あるといいな。
2015.05.15
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ぽっかり一人の時間ができたので、蒼の乱を観に行きました。 去年結局何回行ったんだっけ、と確認してみたら4回でした。で、今回も観て、やっぱりいい話だなあと思いました。天海ねーさんが美しい、そして凛々しい。この方の魅力を余すことなく伝えてる舞台だなあと思います。いのうえさんや中島さんの観たい天海祐希とワタクシの観たい天海祐希が一致してるんだと思う、だからハマる。 昨日予約するときに、チケット代安くなったなあ、と思ってたら、いろいろカットされてました。幕間の休憩もなくなってぶっ続けの3時間。でも飽きなかったなあ。好きな舞台だったっていうのもあるけど。 改めて、天海ねーさんのカリスマ性とか、早乙女兄弟の俊敏な動きとか、平幹二朗の重厚な存在感とか、じゅんさんの飛び道具ぶりとか、久々にまっとうな粟根さんとか、いちいち良かった。多少のカットはあったけど、繋がりはおかしくないし、悪くない。観た当時の感情や、3階席から観た時の方がオープニングのタイトルが出る場面は良かった、とか、ここはせんたーそっちのけで夜叉丸の表情を追ってたなあ、とかも思い出して、かなり濃密に楽しめました。 DVD、もちろん買いますとも。
2015.05.24
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ゴールデンウィークに、夫も巻き込んで連れていける芝居…と思って選択しました。 後藤ひろひと作品は観てくれるし、新喜劇の内場さんや兵動が出ているのは大きい。 当日券だったのですが、余裕で。かなり座席に余裕がありましたが、大丈夫かな。 後藤ひろひと作・演出 出演 兵動大樹 内場勝則 西野亮廣 西川のりお 後藤ひろひと 感想 面白かった。いやあ、気持ちよく笑いました。 さすが、後藤ひろひと。 すれ違いと行き違いが生む笑いが最高。 でも一番笑ったのは三つ巴のアインアンクローでした。 西野が犯人っていうのも良かったな。 テレビでお笑いするのを見てるより、役者の方がいいかも。 のりお師匠、流石でした。 あのキャラクター、どこまでが地でどこから演技なのかよくわかりませんでしたが、とにかく面白かった。 内場さん、達者ですな。 最初はなんでもできるこの人が、何かの植物から麻薬を製造しているのではと思いましたが、西野がボイラー室に隠してた1000万円を持ちだして、ガッタンの葬式をリッツ・カールトンでやるというラストは素敵でした。 そして兵動。麻薬取締官だったとは。 この方もなかなか味わいのある役者ですね。芸人さんって凄いなあ。 西野から拳銃を奪うところはカッコ良かった。 おお!麻取っぽいと思いました。 後藤ひろひとさんは、前説で登場、それだけかなと思っていたら、中盤運送業者として登場。 やっぱり飄々としてて面白い。 というわけで、トータル楽しかったです。 第3回公演もあったら、行く。
2015.05.03
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