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December 8, 2001
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きのうから食欲が落ち、機嫌が悪かったちぃちぃ。今日の午前中眠っていたので午後一番でかかりつけの先生のところに連れて行った。お腹をさわった先生は、「昨日からずっとこんなふうでしたか?」と・・・。「ごろごろしたものがあります。腸重積の可能性があります。」腸重積とは、1歳前後の子どもに起こりやすい腸閉塞の一種で、大腸と小腸のつなぎ目のところが中に入り込んでしまう病気だ。大体はひどい嘔吐で始まり進行すると血便が出る。しかしちぃちぃの場合、嘔吐も血便もない。
「紹介状を書きます。すぐに行って下さい。」・・・市民病院へ。ちぃちぃが生まれた病院だ。なっちも2ヶ月前急性大腸炎で3泊4日の入院をした。因縁深い病院だ・・・。
「どうしてもっと早く医者につれて行かなかった!!」救急外来の先生はそういって私を責めた。「腸重積ならこれは大変な病気だぞ!!」この病気は発生してまる1日以内なら大体浣腸で治ることが多いが、これで治らない場合、外科的手術となる。
しかし腸重積の典型的症状がなかったことから医者もだんだん口調が弱くなり「これではお母さんわからないな・・・。しかししこりはある。やはりバリウムを浣腸し、透視して見ましょう。」
私もX線の部屋に入った。なっちはずっとおりこうに待っていた。いじらしかった。妹の事が可哀想だ、私も何かしてあげたい・・・と泣いた。ちぃちぃは何度も浣腸をした。本人に力が加わるので軽い全身麻酔もした。途中までは腸が戻った。しかし、最後の最後で戻らないのだ。小児外科の先生も呼ばれ最大限先生方は頑張ってくれたがだめだった。1時間半かかった。
救急の先生が言った。「お母さん。小児外科の先生にお願いしよう。決断してください。」このままでは重なっている腸壁が腐ってしまうのだ。一瞬全身麻酔に対する抵抗やお腹につく傷のことが頭の中をよぎったが迷うべきではなかった。
手術の説明を受け、同意書にサインした。早くちぃちぃを助けてあげたい・・・。
緊急手術が始まった。腸壁を元に戻すだけなら1時間余りの手術。しかし腸壁が腐りかけている場合そこを切除したら2時間以上はかかると言われていた。あの待ち時間ほど長く感じた時間はかつてなかったような気がする。3時間近くがすぎようやく救命センターから連絡がはいった。「ちひろちゃんの手術が終わりました。先生から説明があります。」
説明室に入ると執刀医の小児外科の先生は言った。「ちぃちゃんはただの腸重積ではなかったんです。・・・本来ない組織が先天的にあって、それに水がたまり、悪化して結果的に腸重積を引き起こしていたんです。お腹を開けて分かりました。悪いところを切除し縫い合わせる手術になりました。」切り取った病巣を見せてもらった。予想よりも大きくて驚いた。「ちぃちゃん、よく頑張りましたよ。いま麻酔を覚ませていますから、もうすぐ会えますからね。」


腸を縫い縮めたので将来的に再発する可能性もあるらしい。その時はまた手術になる。
お腹の中を縫っているから経口で飲んだり食べたりは早くとも5日目以降になる。それまでは点滴だけだ。
今晩はHCU(救急救命センター)の病室に入った。経過が良ければあす小児科病棟に移動できる。入院の見通しは2週間。今晩奈良を発って私の母がかけつけてくれるので、安心してなっちを頼もうと思う。「なっちゃん、しばらく寂しい思いをさせるかもしれないけれど、ごめんね。」、と話すと「大丈夫よ。ばあばがいるから。あたしが市民病院でねんねした時、ちぃちゃんはママに『おねえちゃんとこ行っていいよって行かせてくれたから。あたしもできるよ。ママ、ちぃちゃんとこ行って一緒にねんねしてあげて。」といってくれた。
パパも仕事があまりに忙しいが「出来る限り看病も頑張るから、ママが倒れないように」と言ってくれた。
しっかりしなくては。ちぃちゃんに元気をあげなくては。
くよくよしている場合ではない。
ちぃちゃん、ママ頑張るからね。早く元気になって、あのかわいい笑顔を見せてね。








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Last updated  December 10, 2001 01:50:49 AM
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