California Journal

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15 大型荷物運び出し前日 (3)

15 大型荷物運び出し前日 (3)

8時過ぎに何も食べずに腹ペコになっているナデシコに、マムはすぐにサラダとトーストを用意してくれました。サラダを一口食べるとすぐに、夫から電話がありました。

「すぐに来て欲しい。鍵を イン・ロック して、車があけられないんだ。」

あぁ“~!!腹がすいた!!!
でもナデシコは行かねばなりませんでした。車で15分。。。

夫のトラックをスペアーキーで開けて、ナデシコは再びマムの家に向かいました。到着後、サラダを食べてすぐに購入したフラットスクリーンのPCモニターをマムのPCにセットしました。明日は大型の荷物を運ぶ前に、アパートに戻って、自分達のPCのコネクションを切断しないと。。。

夫は電気工のくせにPCはさっぱりで、ナデシコが全てのPCの管理をしています。ナデシコも何もしらなかったのですが、やっていたら知識は増えていくものですね。PCの賢者 フィル(夫の友人)がよくヘルプに来てくれていたのですが、ビッチーな彼女と付き合いだして、人生の泥沼にはまってしまったフィルはすぐには来てくれなくなりました。フィルに変わって、ナデシコががんばってPCをケアーしなければならなくなりました。インターネットから新しいセッティングから、インストールからトラブルシューティングまで、なんとか自分でテクニカル・サポートのとのやりとりで修復できるようにまでなりました。
明日、大型家具の運び出しをする人たちは、夫よりも何もしらない、 アナログ人間 ばかりだというのに、夫は自分達だけでPCの切断をしようとしています。

「君は来なくても、大丈夫だから。」

「ほんとに大丈夫?PCには最大の敬意を払うように、みんなに言ってよ!」

そう言ったものの、ナデシコは完全に彼らに任せる気持ちにはなっていませんでした。

つづく。。。



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