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2021.02.15
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​​ ​​ ​​​​​​​​​​​​​ 本ブログの昨年(2020年)12月8日分「 判決宣告後、苦悩を吐露する裁判員たち。判決の翌日の新聞記事。 」と​12月11日分「 判決後の記者会見。補充裁判員2人のコメントに冤罪論者が驚愕。 」で触れたことに関する重大なお話です。

 2018年(平成30年)3月27日の裁判員裁判の判決後の記者会見において、補充裁判員の女性が評議を振り返って述懐した次のコメントを、冤罪論者、有罪論者の両者が、問題視しているというのです。

「間接証拠を積み重ねた判断で、いろんなストーリーが考えられるものだった。多くの人数で常識に照らして判断した」

この対馬放火殺人事件の裁判員裁判では、当初、正裁判員6名と補充裁判員6名が選任されましたが、公判廷が始まって、早い段階で、1位の補充裁判員の男性と4位の正裁判員の男性が相次いで辞めました。

 それで、早々に、一定数の識者たちは、この対馬放火殺人事件の裁判員に選任された人達の資質を疑問視しました。

 また、長崎地裁で裁判員裁判が始まって以来、最長という、3か月に渡る長い公判廷の中で、正裁判員6名の誰かが証人に質問した場面は僅か1,2度に過ぎず、正裁判員だけでは、裁判員裁判の呈をなしていませんでした。

 しかし、1人だけ、ほぼ全ての証人に質問する補充裁判員がいたので、救われたのです。(僕のことですがね)

 この補充裁判員が質問内容を書いたメモを渡して、左陪席判事が代読していたわけですが、その質問内容には、法曹三者(弁護士、検察官、裁判官)も気付かない盲点を突くものが再三あったので、メディア関係者の間で話題となっていました。

 このようなことから、一定数のメディア関係者は、物言わぬ(質問しない)正裁判員6名は、評議室でも、評議に加わって、意見を述べることから逃げているのではないかと考えていました。

 判決後の記者会見にしても然りです。

 この記者会見は、写真撮影禁止かつ匿名という条件で開かれましたが、4名の補充裁判員は全員出席したのに、正裁判員は2名が出席しただけでした。

(この2名のうちの1人が、唯一、法廷で証人に質問した正裁判員です。ちなみに、僕は、この記者会見を欠席した4名の正裁判員の欠席理由を知っています)

 このようなことから、この対馬放火殺人事件の裁判員裁判については、正裁判員よりも補充裁判員の方がやる気があって真摯に取り組んでいるという印象を一定数のメディア関係者は持ったのです。

 そこに、上述の、女性補充裁判員の発言。

 その発言の「間接証拠を積み重ねた判断で・・・多くの人数で・・・判断した」という箇所が問題なのだそうです。

 そもそも、補充裁判員とは、その名の通り、裁判の途中、正裁判員に欠員が出た際、その穴を埋めるために(代わって正裁判員になって、審理や評議に加わるために)控えている存在なので(補充裁判員には)評議に加わる資格はないのです。

 ただ、例外的に、評議の最中、裁判官から意見を求められた場合にのみ、補充裁判員は発言しても良いこととされています。

 ところが、この女性補充裁判員の言葉を普通に聞くと、有罪無罪の判断をする際の評議に、この女性補充裁判員を含む補充裁判員全員が加わっていたかのように聞こえると、一定数のメディア関係者は言うのです。


 そして、もう一つ。

 こちらが、重要なことかも知れませんが、別の一定数のメディア関係者は、この女性補充裁判員が、あえて「多くの人数で」と発言したのは、「少ない人数の」反対意見(無罪主張)があったことを伝えたかったからだと理解したそうです。

 つまり、裁判官3名と正裁判員6名の計9名のうち、1名ないし4名の無罪主張があったか、それとも、補充裁判員4名を加えた13名のうち、1名ないし6名の無罪主張があった、と見ているのだそうです。

 ところで、既述の通り、○○新聞社の○○さんは、正裁判員6名、補充裁判員4名のほぼ全員が、有罪とすべきではないと主張したのに、裁判長が説得、誘導して、翻意させて、有罪判決に向かわせたと見立てています。

 ○○さんのお話によると、この「有罪とすべきではない」という主張には、積極的な無罪主張の他、消極的な無罪主張(疑わしきは罰せずという主張)も含めるのだそうです。




























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Last updated  2022.01.30 11:34:15
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