悩める裁判員経験者・似蛭田妖のブログ

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長崎地裁と長崎県警が「嫌がらせ行為」ないし「迷惑行為」を完全解決してくれません。

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裁判員経験者が退任後、受け続ける受難を地裁と県警が助けません。

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長崎地裁と長崎県警が約束を守ってくれません。

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2022.06.01
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裁判員制度に関わる有識者と裁判員経験者の皆様方。


2.裁判員裁判の前 -裁判員候補者通知が届いてから裁判までの間

①裁判員候補者通知が届いてからのこと

 通知を見て楽しい気持ちにはなりませんでした。人が人を裁くということは大変な事です。ただ選ばれる確率は低いから、この時点ではまだ深く考えるということはなかったです。

 老父に検察審査会の経験があったそうですが、家族はこの件に踏み込んだ価値判断はしませんでした。

 仕事は正社員を退職していて、時々手伝いに行く程度の作業量だったので、たまたま不都合はない時期でした。

「面倒だから正当な理由を作出して辞退しよう!」と全く考えなかったと言えば、嘘になります。積極的に裁判員になりたいとは思いません。


②裁判員を務めるにあたっての準備など

 何もやっていません。


③裁判員に選ばれた心境

「やめてくれよ!」と声が出そうになりました。

 僕だけでなく、選ばれた正裁判員6名、補充裁判員6名の全員が抵抗感のある表情をしていました。

 その場の空気は暗く重く、誰1人、積極的に裁判所側の「裁判員就任を了解され、書類に署名後、宣誓をして下さい」の言葉に応じようとはしませんでした。

 しかし、K裁判長が「今回は特別な長期審理の裁判だから、裁判所としても特別な配慮を皆さんにします。本来の支給基準では宿泊費が出ない人にも希望者には全員宿泊費を出しますから、皆さんの通勤の負担を減らしますから、どうか引き受けて下さい」と公言したことで態度が軟化。

 1人が「引き受けます」と言ったら、次々に同調して全員が引き受けることになりました。


 家から長崎地裁まで2時間半の通勤時間がかかる僕も引き受けることにしました。

 そもそも、本来の基準では宿泊費が支給されないことが可笑しいのですが。


 しかし、このK裁判長の「特別に宿泊費を出します」という発言は嘘でした。

 翌日、長崎地裁刑事部書記官H氏と会計課長U氏が評議室に来て、「昨日、K裁判長が皆さんに約束した宿泊費は長崎地裁としては出せません」と言いました。

 K裁判長は近くで書記官と会計課長の説明を聞いていましたが、他人事のような顔をしていました。

 多くの裁判員が「K裁判長が我々に裁判員を引き受けさせるために嘘を付いた」という認識でありました。

 この後の数日間、僕と長崎地裁はこの宿泊費を巡って揉めに揉めました。




「本来、支給基準に該当しない人にも希望者全員に宿泊費を出しますから、どうか裁判員を引き受けて下さい」と言ったK裁判長。












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Last updated  2022.06.01 15:33:23
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