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私の心をぽっかぽかにしてくれる2人の息子達。
心の太陽との生活を綴っています。

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2010/04/24
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カテゴリ: 時代劇を思ふ
『大仏開眼』の前編、やっと観終わりました。

で、さっそく観始めたのですが、
あまりの忙しさで睡眠時間を大幅に削っていた私。
視聴中、うたた寝してしまうというようなことを、
2度ほど繰り返しました。。。

3度目の正直とは、このこと!
ようやく、無事、前編を観終わることができました♪

奈良時代を描いた作品。

できる限り、この時代を再現したのだそうです。

戦国時代や江戸から明治にかけての時代が多く描かれる中、
とても新鮮な時代劇でした。
(まだ前編しか観てないけど)

で、昨日、ツイッターでつぶやいたことを、
今から加筆&修正して、改めて、語っちゃいます。

今日は、時代劇の話。

時代劇。私の仕事の一つでもあります。
と同時に、私の生活に密着したものでもあります。

でもね。
最近、京都で時代劇が撮られなくなってきた印象が、

まったくなくなったわけではないけれども、
関東での撮影が、ホントに増えました。

確かに京都で撮ると、京都滞在を前提に、
出演者のスケジュールを確保しなくちゃならないし、
宿泊費、交通費など予算もかさみます。


ものすごーく予算がかかるので、
今の時代、予算を抑えようと試みれば、
出演者も気軽に通える関東付近で撮るのが、
もっとも効率がよいのかもしれません。

でもっ!!
京都の撮影所において、
長い歴史の中で培われた時代劇撮影の技術は、
本当にすごい技なんです。
まさに、職人芸なのです。

作品が撮られてこそ、その技も、引き継がれていく。
…のですが、作品数が少なくなってきている今、
継承の機会も減っているのが現状ではないでしょうか。

時代劇の撮影は、
現代劇の撮影とは、やっぱりちょっと違います。

例えば、「作法」。
着物を着たら、それなりの立ち居振る舞いがあったりします。
もっと深いところでいえば、
お侍さんにはお侍さんの動き方があるし、
町人には町人の動き方がある。

もちろん、現代劇だって、
その人となりで違ってくるのだけど、
現代劇なら想像しながら演じることもできる。

けど時代劇は、
教えてもらわなければわからない作法がいっぱいあります。

東映にしても松竹にしても、
京都で時代劇を撮影するときは、
仕出し(エキストラ)の方々が、
その作法を身につけていらっしゃるわけで。

時代劇のプロ、なんです。

時代劇が始めての出演者に、
京都の撮影所で活躍している役者さんが、
その作法を継承するなんて姿も、多々みられたりします。

お殿様の前に控える、
裃(かみしも)を着た武士たちだって、
座り方、立ち方の作法が、ちゃんとあったりするんですよ(^^)
これがまた、けっこう、むずかしい。
普段の生活の中では、決してすることのない動きなので。

実は私も、むかーしむかし、
ほんのちょっと役者をかじっていました^_^;

城に仕える腰元(侍女)は、
お引きずり(※1)は、
歩くにもテクニックが必要だったりします。

(※1 着物の裾を後ろにひきずる着方をイメージしてください)

くるっと方向転換したときの裾の処理は、難易度高し。

方向転換すると、
足のつま先とかかとの位置が入れ替わるのですが、
当時に裾も自然と後ろに…なんてことはありません。
裾はそのままの位置にあるので、
つま先のところにあることになります。

そこで、さっと足で蹴って、後ろに持ってくる。
この蹴り方に、コツがあったりします。
下手な私は、うまく蹴れず、
つま先方向に裾が残ったまま、前進。
よく裾をふんずけていました(涙)。

どう動けば、うまくいくのか、
その技を、先輩から教えていただいたものです。

ある意味、それも、継承の一つなんじゃないかなって思います。

腰元が拍子木を手に、
「火の用心、さっしゃりませ~」と城をめぐるシーン。
あれは、仕出しさんがやることが多く、
演出上、監督さんからいきなり、
「はい、やって」とか言われたりします。

始めてのときは、
「え、え、どうやるの?」なんて状態でした…。
当時、こういうことも時代劇の撮影を経験する中で、
覚えて行くことなんだなあと感じた記憶があります。

京都の撮影所で生きる方々は、
本当に、時代劇のいろんなことを、
いっぱいいっぱい知っていらっしゃいます。
本当に、すごいです。

もちろん、東京で撮った作品も、
すごく完成度は高いし、素晴らしい作品です。

ただ、京都の時代劇撮影技術がベースにあるのと、
そうでないのとでは、
もったいなさ度が違うな…と。

例えば、立ち回りだって、
関東でもかかりの上手な方々はたくさんいるけど、
東映の大御所さんたちの技術は、
言葉では言い表せないほど、すごいです。

生で観ると、本当にすごい迫力です。

東映の大御所さんたちは、
かつて、ものすごい俳優さんを相手に、
その技術を磨いてこられましたから。

だから、これから時代劇はどうなるのかなあって思うと、
すごく寂しい気もします。

私にできること、何かあればいいのに。。。

すごく長きなりましたが、
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございます。

また機会があれば、
時代劇、語ってみたいと思います。





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最終更新日  2010/04/24 06:11:46 PM
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