からだ調律師が選ぶこの一冊

からだ調律師が選ぶこの一冊

PR

Free Space

設定されていません。

Freepage List

Profile

からはだふくらか

からはだふくらか

Comments

おしゃれ@ Re:絡新婦の理 再々 京極夏彦 講談社文庫(07/11) おしゃれは、0896231127 です。
養老孟司@ Re:あなたの脳にはクセがある 養老孟司 中公文庫(12/04) 養老孟司の知りたいことは、0896244450 …
腰痛予防法@ Re:主婦にお奨めの腰痛予防法 伊豆のかいふく指南処【からはだふくらか】(11/07) 腰痛予防法の知りたいことは、0896244450…
ビートたけし@ Re:達人に訊け! ビートたけし 再々々々(11/01) ビートたけしの知りたいことは、08962444…

Keyword Search

▼キーワード検索

2025.02.10
XML
カテゴリ: AI解説




Geminiさんによる解説


この歌は
西行の『山家集』に収められています


この歌は
もしもあなたが遠い山奥に住んでいるのなら
月がなくてもあなたに会いに行けるのに
という切ない心情を詠んでいます


現代語訳と解説は以下のとおりです



現代語訳



もしあなたが
足を踏み入れても引き返すような遠い山の向こうに住んでいるのなら
たとえ月が出ていなくても
あなたに会いに行くでしょう



解説



この歌は
恋しい人が遠い場所に住んでいるため
なかなか会うことができないもどかしさを詠んでいます


「足引の山」は
険しい山
足を踏み入れても引き返してしまうような遠い山を意味します

「あなた」は
山の向こう側
遠い場所を指します


「君住まば」は
「君が住んでいるならば」という仮定の表現です

「入るとも」は
「たとえ(月が)出ていなくても」という意味です

「月を惜しまざらまし」は
「月を惜しむ必要はないだろう」という反実仮想の表現で
月がなくてもあなたに会いに行くという強い意志を表しています



この歌から読み取れるのは
恋しい人に会いたいという切実な願いと
それが叶わないもどかしさです

月が出ていなくてもあなたに会いに行くという表現は
恋しい人への強い思いを表しています


ChatGPTさんによる解説





現代語訳


あなたが山の向こうに住んでいるのなら

たとえこの月が山に沈んでしまっても
惜しいとは思わなかっただろうに



解説


1. 「足引の山のあなたに君住まば」

「足引の山」
「山」を枕詞として導く表現


「足引きの山」は和歌でよく使われる慣用的な表現で
具体的な山ではなく
山一般を指す


「あなたに君住まば」

「あなた」は「彼方」
つまり山の向こう側のこと


「君が住んでいるのなら」 という意味になる


ここでは
恋しい相手が山の向こうに住んでいるという設定があり

「遠く離れていて会えない」という状況を表している


2. 「入るとも月を惜しまざらまし」

「入る」
月が沈むこと


「月を惜しまざらまし」

「月が沈むのを惜しく思わないだろうに」

= 「たとえ月が沈んでも気にならないはずだ」


和歌では
**「月」=「思慕」「未練」**を表すことが多い


この部分の意味としては

「もし君が山の向こうにいるのなら、月が沈んでも(=夜が終わっても)惜しくはない」

つまり
月が沈んでも「会える」なら
それでいいのに という気持ちが込められている



この歌のテーマ


この歌は
**「会えない恋」「遠く離れた想い人」**をテーマにしたもの


「山」 は
物理的な距離だけでなく
「会えない障害」を象徴している


「月」 は
西行の歌では特に「思慕」「未練」「憧れ」の象徴


「月が沈む=夜が終わる」のを惜しむのは
ふつうは「もう少し月を見ていたい」という思い


でも
この歌では**「月が沈んでも惜しくない」**と言っている

→ それは「君に会えるなら」という前提があるから


🌿 ポイント



「月を惜しまない」という逆説的表現 が切なさを際立たせる


実際には「君」は遠くにいて
会うことはできない


だからこそ
この歌の「叶わぬ思い」がより強く伝わる


西行の歌には
こうした「叶わぬ恋」「届かぬ想い」を詠んだものが多いですが


この歌もその一つで

夜が終わることを惜しむのではなく

「会えぬ切なさ」を際立たせる構成になっています


Claudeさんによる解説


この和歌は西行の月への深い思いと
人間関係における繊細な感情を組み合わせた印象的な歌です


「足引の」


「足引の山」は
山が低く連なっている様子を表す枕詞です


「足」を「引く」ように低く続く山という意味から来ています


「山のあなたに君住まば」


「あなた」は山の向こう側を指します


「君」は特定の人物を指していると考えられます


もし大切な人が山の向こうに住んでいるならば
という仮定を示しています


「入るとも月を惜しまざらまし」


「入る」は月が山の向こうに沈むことを指します


通常なら惜しむべき月の入りも
その方向に大切な人がいるのなら惜しまないという心情を表現しています


「まし」は仮定を表す助動詞で
願望の念も含まれています


この歌の特徴は
西行が頻繁に詠んだ月への愛着と
人への思いを見事に結びつけている点です

普段なら月が山の向こうに沈むのを惜しむ西行が
その方向に大切な人がいるならば
月の入りさえも心満ちたものとして受け入れられるという
繊細な心情の変化を描いています



また

実景と心情が見事に融合している点も

西行らしい表現といえます

月、山、そして人への思いが自然な形で結びつき

深い情感を生み出しています


Grokさんによる解


この歌も西行の作品で
恋心や自然への思いを詠んでいます

以下に詳しく解説します


足引の山のあなたに
「足引の山」は実在の山で
現在の京都市右京区に位置する山です

「あなたに」は「向こう側に」の意味です

「足引の山の向こう側に」と解釈できます


君住まば
「君」は「あなた」を指し
「住まば」は「住んでいるならば」の意味で
「君住まば」は「あなたが住んでいるならば」の意味です


入るとも
「入る」は「入る」「訪れる」の意味で
「とも」は仮定形の助詞です

「入るとも」は「訪れるならば」という意味です


月を惜しまざらまし
「月を惜しむ」は「美しい月を惜しむ」「月を大切に思う」の意味で
「ざらまし」は「しないであろう」
「しないだろう」の意味です

「月を惜しまざらまし」は「月を惜しむことはしなかっただろう」の意味です


この歌は
もしあなたが足引の山の向こう側に住んでいるならば
月を見ることを惜しむことなく
その美しさを共有するためにあなたのもとへ訪れていただろうという思いを詠んでいます

西行は
自然の美しさ(特に月)を通じて恋心や親愛の情を表現しています


ここには
自然と人間との関係
そしてその中での人間関係(特に恋愛感情)の美しさや純粋さが描かれています

月を見ることの喜びが
愛する人と分かち合うことでさらに深まるという詩的な情景が感じられます


この歌からは
自然の美しさが人間の感情や行動をどのように高めるか
またそれがどれほど深い愛情を表現する手段となり得るかについての西行の感性が伝わってきます



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

西行全歌集 (岩波文庫 黄23-2) [ 西行 ]
価格:1,507円(税込、送料無料) (2025/2/10時点)










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.02.10 18:10:08
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: