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日記テスト



(台風に名前は必要か?)

ニュースなど見ていると、「フロリダ州にジェーンが上陸して・・・」
「ジェーンによる被害は・・・」などと女性の名前を連呼しているから、
巨大なジェーンがゴジラのように上陸してくる姿を思い浮かべたが、
ハリケーンの名前でした。

アメリカでは何故かハリケーンに女性の名前を付ける。
と思って調べたら、男女同権の見地から、
1979年以降は男性と女性の名前を交互に使用するようになったとのこと。

あらかじめリストアップされた名前をアルファベット順に、
『アンドレ(男)』『ベス(女)』『チャールズ(男)』『デビ(女)』・・・
と言った具合につけて行くらしい。

そもそも、気象学者が研究対象であるハリケーンに、
自分の妻や恋人の名前を付けて呼んでいたのが始まりとのこと。

ちなみに最近フロリダに大きな被害をもたらしたハリケーンは『チャーリー』
きっと今ごろ、フロリダではチャーリー君がいじめられているに違いない。

ハリケーンに自分の名前を付けられた人は、その台風が大きな被害を出さないことを、
ひたすら祈るしかない。
いい迷惑だ。

『チャーリー』なんてスヌーピーの友達みたいなフレンドリーな名前じゃなくて、
いっそもっと憎らしい名前にしたほうが良かったんじゃないの?

たとえば、『サダム』とか『オサマ』とか『ジョンイル』とか『ケリー』とか。
おっと、このハリケーンが大暴れして、大きな被害でも出たら、ブッシュJrは面子丸潰れだ。

だったらいっそ『ゴジラ』とか『ダイマジン』とか、
海から上陸してきて大暴れしても納得のいく名前にしたほうがいいのか?
ついでに『イチロー』とか『ノモ』も加えたりして。(トルネードはヨーロッパだっけ?)

ところで、同じように日本の台風に人の名前をつけたらどうなるか?
「大陸の高気圧に押し戻された『サユリ』は徐々に弱まりながらも・・・」
「日本海を北上中だった『サブロウ』は函館に上陸した模様」
と言った具合になるのか。なんだか変だ。

「昨夜発生が確認された『サダコ』は・・・」とか「猛烈な台風『アキコ』が・・・」
なんて言われたら、ハワイに避難したくなりそう。

ところで、知らなかったけど日本の台風にも名前が付いていた。
これは、アジア共通の名前で、台風に親しみをもってもらうためにつけられているらしい。
(親しみって言われてもねぇ)

ちなみに先日、日本を縦断した台風16号の名前は『CHABS(チャバ)』。げっ!
この名前はタイ語でハイビスカスと言う意味らしいが、
日本で『チャバ』といえばあまりいい印象ではない。
道理で被害もでかかった。

この、名前表記の利点、あまり感じないのは私だけだろうか?
『チャバ』じゃ、いつの何番目の台風かさっぱり分からない。
ちなみに台風16号を記号表記すると『台風200416号』
味気ないけど、これで十分かな。

ところで、アジアの共通名称表記とは別に、日本で独自に名前を付けるときがある。
特に大きな被害がでた台風などに、後から正式名称をつけたもので、
『洞爺湖台風』や『伊勢湾台風』などの名称がそれにあたる。
親しみをもたせるよりも、このように戒めとして語り継ぐための『名』のほうが重要に思える。




台風の名称に関して調べるのにお世話になったサイト
『デジタル台風』http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/help/tcnames.html.ja#2.4
ありがとうございました。



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