カラーのチカラでなごみたい

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なごみ〜る

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2007.08.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日お寺さんを歩いていて、とある場所で昔の記憶がよみがえってきました。
遠い遠い昔の子供のころのことです。


祖父とおまいりに行くと、よく西門(人がたくさん出入りする場所)のあたりに
昔の日本軍の兵隊さんの格好をして楽器を演奏している人がいました。


今の若い人たちはもしかしたら日本軍の兵隊さんの格好をした人は
テレビや写真くらいでしか見たことないかもしれませんね。


私の子供のころは、お盆やお正月など時々ですが、
兵隊さんの格好をしている人たちを見る機会がありました。
(年がばれてしまう…(汗))



大多数が手や足などを失った、体の不自由な方たちで、
お金をいれるための缶を置いて思い思いに楽器を奏でているのでした。
分かりやすく言えば、大変失礼ながら「物乞い」をしておられるのでした。


失礼ながら子供心に怖いもの見たさで、つい足を止めるのですが、
祖父は「あの人たちは働こうと思えば働けるのに働かない悪い人たちなんだ。
それに本当に戦争で怪我をしたかどうかもわからんしな!!」と言って、
私の手をひっぱりそそくさと西門を通過したものでした。


真偽の程は分かりません。
ただ、どうしてそんなに兵隊さんを見るのを嫌うのかよくわからず、
「おじいちゃん、冷たいな~」と思っていたものです。


でも後に祖父にもいろんな思いがあることが成長とともに分かってきました。



砲兵工廠で大空襲にあったこと、兵隊さんになった弟が中国でなくなったこと、など。


今思えば、人それぞれにそれぞれのストーリーがあって、
みんな一生懸命生きてこられたんだな、と思います。
みんな自分の意思や努力ではどうすることもできない時代を生きてこられたのだな、と。


今、丁度人生で一番つらい時期にさしかかっていた私ですが、

自分のがんばり次第でどんなことにでも自由に挑戦できる、
大変恵まれた時代に生きているんだな、と、改めて思った次第です。


だから一生懸命生きなければ、とか、そういうことではありません。
ただ、感謝の心で今日一日を淡々と静かに過ごしたいと思います。





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Last updated  2007.08.15 12:52:06
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