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2005年03月17日
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カテゴリ: 旅
帰りの道を進んでいくと天気が回復して太陽が顔を見せている。
淡いオレンジ色の太陽は、日本で見るどんな太陽とも違っている。じっと見つめて
いてもまぶしくはなく、色は薄いが決して弱弱しいわけではなく、優しさと力強さも
持っている冬のラップランドの太陽を初めて見たとき「へ~!こんな太陽もあるんだ!」
だだそれだけを思った。
今日、見る太陽は、今までよりも何故かくっきりとはっきりと見えるように思えた。
マッシャーをしていてもそりに乗っていても景色が、私の中へ入ってきて、私もその中へ
入っていくそんな風に感じられた。境目があるようでないようで。溶け合うようで個々の
ようで。そして、何もかもがくっきり鮮やかで、何もかもが愛しい。


マッシャーをしていて木もない雪原を走った。強い風が積もっていた雪を吹き上げ、それが
私たちのそりを横へぶらして行く。太陽の光を受けて雪はきらきらと輝き、ダイアモンド
ダストを初めて目にすることが出来た。しかし、風は強く目を開けるのも大変だった。
座っていたAさんは、その美しさを堪能できたと後で喜びの声を聞かせてくれた。
マッシャーとしてだんだん慣れてきた私は、そりに近い、2匹の犬の引っ張り具合でそりが
左右にぶれるが先頭の犬の方へ必ず進んでいるということが分かってきた。
そうか、そりを操るって事は犬に任せればいいんだ。下り坂の時にスットッパーを利かせ、
上り坂の時は犬を助ければいい。後は、何もせず ただただ犬に委ねればいいんだ。
すーっと肩の力が抜けて楽になった。

不思議研究所の森田さんの本の中に、急流ではカヌーよりタイヤのように流れに身を
任せる方が上手く進んでいく。そのことなんだと納得した。





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Last updated  2005年03月19日 00時08分37秒
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