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そろそろ顕微鏡が返ってくる頃です。ミジンコのヒゲ、線虫の毛、ケイソウの破片…10年分たまりにたまった戦場の汚れをおとして、帰ってくるはずです。…覗こうと保管してあるサンプルが、春の陽気に誘われて痛んでいないか心配です。----------さて、前回に正5角形が登場したので、その作図方法の紹介です。正5角形の作図方法はあまり知名度が高くないようです。正5角形は人気があると思うのですが、何故なのでしょうか。浮世絵が好きでも、自分では浮世絵を書かないようなものでしょうか。・・・何か、うまい(もしくは妙な)説得力のある台詞を絶賛募集中。計算式は見づらいので省きました。古来の日本には、次のような作図法もあったようです。後半はただの遊びで資料を写しただけなので、質問されても困ります。3番目の 『円の接点を通る』 作図は、相当無茶な手順なのですが数学的に間違ってはいません。もしかすると無茶な事は知りつつも、図を汚したくなかったので、補助線を極力減らそうとした結果なのかもしれません。----------5角形は格好良い形です。正方形と違い、接地面に対する辺の壁が斜めにしまっている所がスマートです。それに対して控えめな屋根も、なかなか風格を感じます。無人島にひとつ多角形を持っていくとしたら、自分は正5角形を持っていきます。正7角形も捨てがたいのですが、作図できないのでやはり正5角形にします。----------さて、正3角形や正5角形は作図できるのに、同じ奇数である正7角形や正11角形、正17角形、正29角形などはなぜ作図できないのでしょうか。この怪しげな問いにはもちろん 『何かがある』 のですが、それは次回分で解説します。罠があることが分かっていても気にしない猛者の回答をお待ちしております。----------
2013.03.27
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パイナップルが実をつけました。冬が近づき、庭の植物が質素になってくる中、こいつだけは妙な安定感を持って、存在しています。何度見ても、パイナップルは変わった形をしています。あのヘッドはいいセンスをしていますが、日本の庭にはちょいと似合いません。しかし、枯山水にパイナップルが置いてあったら、それはそれで楽しそうですが。----------実をつけたのは、今年で4年目です。何も管理していないのに、毎年実をつけるとは大したものです。パイナップルには南国のイメージがあったので、日本の気候でも実をつけるとは思いませんでした。実際に栽培すると、書物では知りえない情報が得られるのが何とも楽しいです。今度は、マッシュルームにでも挑戦してみようと思います。
2008.10.30
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かばん屋に看板娘(?)がいます。小型で全身真っ黒のフレンチブルドック二匹です。この二匹は店の入り口でよく昼寝をしているので、お客さんは、二匹をまたいで店に入ります。とっても可愛いです。この二匹を見るためだけに、遠回りして帰る時もあります。---------- 「MASAさん、これですかね?」白熱していた武士道の議論を一時中断して、生返事をしながら振り向くと、目の前にファッション雑誌を突きつけられました。指を差している場所をみると、あのフレンチブルドック達でした。 「前に言っていたかばん屋のブルドックってこれですか?」そう!それ! 雑誌に載っていて驚きです。やはり看板犬だったようで、コンブとアジャンと言うようです。黒いからコンブなのかな? フランスだからアジャンでしょうか?そんなマニアックな命名なのでしょうか。----------お店にやってきました。入り口には、額に白い筋のあるコンブがぐうぐう寝ています。目の前にしゃがむと、コンブは目だけを開け、上目遣いで見てきました。まだ、半分寝ています。しばらく見つめあった後、さりげない口調で言いました。 「コンブッ」コンブはぎょっとしたように両目を見開いて、顔を上げました。 「コイツは知らない顔なのに、何で自分の名前を知ってるのかしら?」そんな顔をしています。コンブは困った顔をますます困らせて、顔を見ながらしきりに考えています。----------考えている動物は可愛いです・・・割愛。----------どうするかと見ていたら、コンブはすいっと立ち上がって、ちょこちょこと店の中に入ってしまいました。機嫌を損じたのかな。と思ったのもつかの間、コンブが戻ってきました。ボールをくわえています。コンブは、名前を知っている自分に気を許し、遊んでもらおうと思ったようです。しゃがんだままボールを口から受け取り、お店の中に投げました。ハンマー投げのように店内にすっ飛んでいったコンブは、ちゃんとボールを持ってきました。得意げにフグフグ言っています。もう一度店内に投げました。同じようにすっ飛んでいったコンブでしたが、今度は戻ってきません。しばらくして、手ぶらでトボトボと帰ってきました。わけがわからず、とりあえず足元でうつぶせになったコンブをなでていました。すると、店内からボールをくわえたアジャンが出てきました。アジャンはボールをくわえたまま、入り口でふて寝してしまいました。アジャンは、自分がコンブばかりを相手していたため、ふてくされたようです。ふてくされるなんて・・・可愛いやつです。どう話しかけても、アジャンはボールを放してくれず、そのうちコンブも寝てしまったので、立ち去ることにしました。お店の人が不思議そうにこっちを見ていました。立ち上がった時に、店員さんと目が合いました。思わずニヤッと笑うと、向こうもニヤリと笑いました。
2008.09.14
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(続き)サイコロを振って、出た目の大きさ勝負をします。勝負するサイコロは、次の 『秋』 と 『冬』 です。どちらが有利でしょうか。再掲図1 : サイコロ秋と冬まずは一番わかりやすい総当たり表を書いてみます。図2 : サイコロ 秋vs冬 総当たり見て明らかに、『秋』 が優勢だとわかります。----------一覧表を書かずに考えてみます。まず秋の 1 は冬に絶対に負けます。(全ての冬の目よりも 1 の方が小さい)つまり秋は 1 の分である 3/6 は負けです。この時点ですでに秋は半分負けていることになります。(3/6は全体の半分)次に秋の 5 は、冬の 6 に負けます。これを 『5が負ける分』 と呼ぶことにします。すると 『半分負ける』 + 『5が負ける分』 で秋は半分より多く負けることがわかります。つまり、秋 < 冬 ということがわかります。----------これまでの出目の大きさ勝負では、 春 < 夏 < 秋 < 冬 でした。勝負において、より強いサイコロを求めるのは当然です。秋は夕暮れ…等と悠長な事は言っていられません。負け続けて気持ちが黄昏(たそがれ)てきました。そんなこんなで、あなたは秋より強い冬を、格安で交換してもらいました。さて、サイコロ 『冬』 を手にしたあなたのもとに、サイコロ 『春』 を持っている、いつぞやの相手が勝負を仕掛けてきました。図3 : サイコロ冬と春さてこれはチャンスです。あなたは自分のサイコロを春 < 夏 < 秋 < 冬 と次々に強いサイコロに交換してきたからです。はてさて、出目の大きさ勝負ではどちらが有利なのでしょうか。(続く)----------
2014.03.01
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蚕(カイコ)が羽化しました。うっかりしていたので、出てくる瞬間は見逃しました。茶色い染みは、羽化した後に排出される蛾尿(がにょう)という排泄物です。メスですが、なかなかハンサムです。 ----------カイコは繭を溶かす酵素を出し、繭から脱出します。がきんちょが持ってきたカイコの内で、羽化に失敗したものがいました。頭だけ繭から出ており、見た目は 『黒ひげ危機一髪』 です。がきんちょの持っているカイコのうちでオスは1匹だけのようで、この黒ひげ君がオスだと期待しているそうです。ナイフでコリコリと繭を切開し、無事に黒ひげ君は釈放されました。黒ひげ君は期待にこたえ、オスでした。さっそく自分のカイコと引き合わせたところ、すぐにお知り合いに。右上が黒ひげ君。----------
2009.07.05
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自宅近くに、わずかな面積ですが手つかずの土地がありました。巨大なコナラが密集し、人の入る隙間もないとても小さな森です。この場所だけは何故か昔から開発されず、取り残されていました。自分は物心ついたときから、この小さな森が好きで、今でも秋になると、回り道をしてこの森に寄りドングリを拾いに行っていました。そんな手つかずの小さな森でしたが、ついに、今年の12月から開発の手が入ることになりました。木は全て取り払われ住宅が建つようです。とても悲観しましたが、嘆いても仕方がありません。先月(11月)、最後のドングリ拾いをしてきました。図1 : どんぐり今回のドングリ拾いは、今までとは違い目的があります。それは 『森の再生』 をすることです。規模は小さいけれど、あの見上げるほど巨大な樹木にまた会いたくなりました。神社にある鎮守の森のようなものを、いつか作る自前の研究所にも作りたいのです。さて、このドングリ。無事に成長するかどうかは、来年4月までのお楽しみ。----------ドングリ拾いは博打(ギャンブル)です。拾ったことがあれば誰もが経験する、例の幼虫との遭遇。そう。 ゾウムシの幼虫とのハートフルな出会いのことです。図2 : ゾウムシ 幼虫 1 (1マス1ミリ四方)ドングリの横っ腹に、コンパスを使ったかと思うような丸い穴をあけて、ひょっこり出てきます。拾ったドングリでは20%程度、幼虫が在宅していました。図3 : ゾウムシ 幼虫 2 (1マス1ミリ四方)なかなかユーモラスで面白いのですが、今回はドングリをむさぼり喰わせるわけにはいきません。ひとしきり観察した後、ハエトリソウにさらっと与えました。しかし、幼虫を与えたハエトリソウに予想外の出来事が発生。考えれば気がついたことですが、全然考えていませんでした。幼虫はドングリの外皮を食い破るほどの強アゴの持ち主です。ハエトリソウは横っ腹に、見事な丸い穴を開けられ逃走を許しました。すぐさま飼育室に厳戒態勢がしかれ、逃走した幼虫はことごとくウツボカズラにぶち込まれ昇天しました。図4(再掲) : ウツボカズラ (おまけ)図4の → はウツボカズラの蜜です。----------
2009.12.02
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