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今回の京都旅行の目的の一つは、病気になったときに戴いたお札のお礼参り。腎臓移植という、大手術が成功、近頃は自分が病気であることも忘れてしまうほど回復著しい。驚異的な短期間でここまできたことには、いろいろと、なにか見えない力があったように思う。お礼参りがきっかけで、鈴虫寺に出かけたのだが、このお寺ではいろいろ考えさせられた。噂では聞いていたが、行列ができるほど人気がある。ところが、このお寺は通常の京都の神社仏閣と違って、国宝や重要文化財があるわけではない。歴史上のエピソードもない。建物も境内もかなり小規模・・・つまり、観光資源としてはほとんどなにもないお寺なのである。なんにもないお寺に、どうやって観光客を呼び込むか、徹底的に研究して、マーケティングをしたのだろう。鈴虫を養殖して1年中泣き続けさせる。それだけではなく、面白い説法をして参拝者を笑わせる。草鞋を履いたお地蔵さんの御利益もよく練られていると思う。 この80段の階段にあっという間に行列ができる。200人ずつ、1時間に2回転で説法をしている。お茶と落雁が出るのも、おもてなしが良いように感じてしまう。 これが、一つだけ願いを叶えてくれるというお地蔵さん。草鞋を履いて、歩いて願いを叶えに来てくれるという。このお寺を参拝して俺は思った。社労士は鈴虫寺を見習わないと。つまり、売りモノがなにもなければ、作れば良いと言うこと。創意工夫、そして集客のマーケティングが大事と言うこと。それと、他の誰かと同じ事をしていてはダメだなとつくづく思った。近頃の神社仏閣は、この京都さえ経営が苦しいと聞く。下鴨神社のようなメジャーな神社でさえ、敷地の一部を売ってマンションにしたり、生き残りに必死なのである。この変化の速い時代に、40年前のビジネスモデルが通用すると考える方がどうかしているのだ。鈴虫寺を訪ねて、大きな気付き、ヒントを戴いてきた。本当に御利益のあるお寺さんだと思う。社労士は鈴虫寺へ行くべきだ・・・。
2015年04月20日
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