またやってしまいました。前回に続きお詫びから。前々回で 1 月中のメディア露出のご報告をしたつもりで、一件ご紹介し漏れていたわけですが、その後の露出をご報告したつもりの前回も、 1 月最後の露出のご報告を忘れてしまっていました。 1 月 27 日(金)発売の 『バスマガジン』第 81 号 。いつもの連載「成定竜一の高速バス業界“一刀両断”」を掲載いただきました。またシリーズ企画「バスドライバーへの道」では、秋に東京、名古屋、大阪で開催された「どらなび EXPO 」の特設ステージ(特に今回からスタートした「現役女性運転手のトークセッション」で進行を担当した際の様子)を写真入りでご紹介いただいています。ご報告が遅くなってしまい申し訳ありません。
ちなみに「一刀両断」ではここ数回、新高速乗合バス制度を「既存」陣営がどう活用すべきか書き連ねてきました。高速バスの現在の市場である「地方→大都市(第一の市場)」、「大都市←→大都市(第二の市場)」の次に、「大都市・海外→全国(第三の市場)」の開拓を提言し続けてはいますが、「第一」「第二」にも宿題はたくさんあります。「第一の市場」をより筋肉質なものにするため、「既存」陣営が新高速乗合バス制度(貸切バス型管理の受委託と幅運賃)活用に挑戦することは、最も大きな宿題です。沿線人口の減少が確実に進む中、普通に事業を行っていればマイナスになってしまいます。そのさなかに、もし、高速バス市場の本丸(つまりはドル箱)である短・中距離で高頻度運行する昼行路線において、競合先である鉄道が本格的なレベニュー・マネジメントを導入してきたとき、高速バスはどうなってしまうでしょう? もう何年もこんこんとご説明を続けていますが、皆さん本当に腰が重い。私の説明が下手でまだハラに落ちていないのか、それとももしかして、頭では理解できているけど「目の前の危機」でないので後回しでいいとお考えなのかなあ?
さて気を取り直してその後の露出のご報告。 2 月 8 日(水)付の『朝日新聞』夕刊(東京本社版)で、一連の高速バス豪華車両の話題を取り上げていただき、成定のコメントも大きく採用いただきました。記事はなんと第一面のトップ記事。「朝日」の一面トップに高速バスの話題が輝いたのは、大事故の件を除くと初めてでは。 3 週間くらい前からご取材は始まっていて、「今日の夕刊に掲載されそうだ」と当日朝に記者さんからご連絡いただいたので駅の売店に夕刊が並ぶとすぐに買いに行ったのですが、「たぶん社会面だろう」と勝手に思い込んでいて何気なく什器から取って売店のおばちゃんに「朝日」とわかるように一面を上にして見せたら、その一面のほとんどの面積が高速バス(と、若干、鉄道とフェリー)の話題。いやあ驚きました。関係者の皆さん、ありがとうございます。
同日には、バス旅のウェブメディア『バスとりっぷ』で、 バスについての素朴な疑問にお答えする連載企画の第 6 回目 も公開。この企画、媒体の性格もあってごく一般の利用者向けということで専門用語などもなるだけ使わないよう制作チームががんばってくれているのですが、意外と多くのバス事業者さんから「読んでるよ」と声をかけていただき…わかりやすさ優先で、一部「端折って」いる点があるのはお目こぼしください。
と、一連の豪華車両のネタは、ここまでは一般メディアの露出が続いたこともあって、各媒体のご取材では、高速バス全体の認知度向上につなげるべく全面的に前向きなコメントを重ねてきたわけですが…そろそろ専門性の大きい媒体に露出の中心が移ることもあり、翌 9 日(木)公開のビジネス情報サイト『 HANJO HANJO 』での 連載コラム「 HANJO HANJO 50 人のプロフェッショナル」 からは少しだけ方向転換。なるだけ角が立たないよう配慮はしましたが、某社にちょっとだけ厳しめの意見を。
そして 2 月 2 日(木)、 7 日(火)に開催された株式会社 OH 主催「路線・高速バスのインバウンド対策セミナー 2017 」の様子を、 2 月 11 日(土)付の『観光経済新聞』と 13 日(月)付の『東京交通新聞』でご紹介いただきました。両紙とも、国土交通省が「高速バス情報プラットフォーム Japan Bus-Gateway 」を開設したニュースも合わせて掲載されているほか、株式会社フュートレックの多言語自動ガイド「 U ・ feel 」の情報も。前者にはもちろん、連載「岐路―バスと観光 あらたな関係」も掲載されています。ありがとうございます。
さらに後者では、昨年 12 月に惜しくも亡くなった、日本バス協会の上杉雅彦会長(神姫バス会長)の追悼特集も。もっと近い立場で一緒に仕事をした方のコメントの方がいいのでは、と固辞したのですが、故人の人柄を多面的に書きたいという編集部の皆さんの考えでインタビューにご協力しました。
とはいえ、私の場合(要所要所ではかわいがっていただいたと心から感謝はしていますが)、上杉会長とは、どうしても国の会議で正反対の立場から対峙した話になります。個人的にも編集部の皆さんと気心が知れていて、かつ、媒体としても信用も期待も大きい同紙からのお話でなければ、本当に辞退したと思います。が、出来上がった紙面を見ると、丁寧な取材でお人柄を浮き彫りにされていて、故人を偲ぶ助けになっていればいいかと思います。
あの一連の会議は、私としても全てを賭けた真剣勝負でした。バス業界の今後を決める重要な場面で胸をお借りできたことを、なかなか口には出しませんが大変感謝してきました(だからこそ、上に書いたように新制度の本格活用を提言し続けたい)。
地元(私の出身地である兵庫県加古川市は、まさに神姫バスの事業エリア。中学高校の
6
年間は、同社の本社の前を通って通学していました)の、そして業界の大先輩である会長には、直接お伝えできなかった多くのお礼を申し上げ、また関係の皆様にお悔やみを申し上げます。
PR
Comments
Calendar
Keyword Search