成定 竜一~高速バス新時代~

成定 竜一~高速バス新時代~

2011.11.27
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カテゴリ: 高速路線バス
遅くなってしまったが、「高速バス・マネジメント・フォーラム2011」にご参加いただいた皆様向けに、当日、各講師の先生方が投影したパワーポイント資料をPDF形式でダウンロードできるよう準備した。参加者の皆様には、URLとパスワードをメールで送信したのでご確認いただきたい(※運用の都合により「お申込者」様のアドレスにお送りしましたので、1社で複数ご参加くださった場合や、お申込者と実際のご参加者が異なる場合など適宜転送、共有お願いします。また、今後、同じ配信先に各種情報をお送りしますので、今回参加できなかったものの情報をご希望の方は成定までご連絡ください)。

実は、フォーラムで資料は投影のみ行ない、一部の講師の先生を除くと紙で配布しなかった。すると終了後のアンケートで、かなりの数、<紙で配布してほしい>というご要望をいただいてしまった。中には、<資料は紙で、という感覚自体が古いのかもしれないが>とわざわざお書きになっている方もあった。私も、<そうなんです。IT関連企業で5年も働くと紙の資料なんて発想はなくなっちゃうんですよ>と言いたいところだが(それは事実ではあるが)、実は資料を印刷して配布しないといけないかなあと思いつつ、最後の1週間など、事前に資料を仕上げたり印刷業者さんに依頼したりする時間的な余裕が私になかっただけのことだ。もっとも、講師の先生方もお忙しく、当日会場に入って別の先生の講義を片耳で聞きながらPCを開いて資料の仕上げをなさっていたりしたから、印刷のために資料の事前提出をお願いしても間に合わなかったかもしれないが。

さて、フォーラム参加のお礼も兼ねて何社かの事業者さんや関係企業さんを回っているが、講義自体もさることながら、フォーラムを開催したことは次の2点で効果的だったようだ。まず、全国の高速路線バス事業者が、国土交通省のご担当から直接、「新高速バス」制度の詳細について説明を聞くことができた点だ。繰り返すが、今回の「あり方検討会」で決まったこととして、
【1】まずは高速路線バスの制度を柔軟にする(それが「新高速バス」制度)。
    早くて年内、遅くとも年度内
【2】その上で、高速ツアーバス各社を「新高速バス」へ合流
    おおむね数年内
の2段階のオペレーションが行なわれる。その2つが段階を分けて実施されることを認識していなければ、「新高速バス」などまるで数年先の未来のことのように思われる。しかし、【1】は目先に迫っている。私が何度も顔を真っ赤にしながら説明してもハラに落ちなかったのが、国交省から直接話を聞いてみなさんご納得なさったようだ。

もう一つが、既に新制度を念頭に戦略立案に入っている事業者がある、という事実も含め、全国の高速路線バス事業者の担当者どうしが情報交換を行ない、人的なネットワークを構築することができた、という点だ。共同運行先どうしながらフォーラムで初めて顔を合わせた例も少なくないらしい、というのは笑い話として聞いておくとして、何組かに分かれた二次会をハシゴしてみると、メンバーが意外な地域の取り合わせで、でもたしかにこの人たちどうしは個人的に話が合いそうだなあ、と妙に納得したりして。



さらに、予約サイトの役割についても一気に理解が進んだようだ。これまで、楽天トラベル、高速バスドットコムなどの予約サイトに対し既存の高速路線バス事業者がポジティブでなかった理由として、「ツアーバス陣営」という思い込みとともに、発車オーライネットやハイウェイバスドットコムなど自社予約エンジンとの区別がはっきりとついていなかった点が挙げられる。私自身、楽天勤務時代、高速路線バス事業者に営業に伺って、<インターネットならウチもやってるよ>という言葉を何度聞かされたことか。楽天は、発車オーライネットを運営する工房などの競合先、という勘違いに何度であったことか。

しかしようやく、それぞれの役割の明確な違いを多くの事業者にご認識いただけたようだ。もっとも、楽天の山中マネジャーの講義をはじめ、高速バスドットコム、じゃらんネットのプレゼンも、それぞれの担当者の人柄が表に出ており、それが効果的だったのかもしれない。インターネット企業というと、既存の路線バス事業者にとっては言葉の通じない宇宙人のように感じておられたかもしれないが、思ったよりコツコツと地道な仕事に、しかし大きな夢を追って取り組んでいることがよく伝わる3者の講義、プレゼンであった。

ちょうど、「あり方検討会」再開、日本バス協会高速バス委員会、同全国バス事業者大会とイベントが続き、また前述のように報道が相次ぐ時期にフォーラムを開催できたことで、今まさに高速バスの歴史の大きな節目の只中にいることを実感している。おそらくフォーラム参加の事業者の皆様も同じ気持ちだろう。繰り返すが、高速バスは、鉄道や航空といった他の輸送モードに対し挑戦者の立場にあり、謙虚な姿勢を忘れず市場(既にご利用いただいている乗客、ならびにまだご利用いただいていない潜在的乗客)の声に耳を澄ますことができればさえ、必ず成長することができる。もう、「既存」も「新規」も関係ない。「路線」も「ツアー」も区別はなくなる。皆で切磋琢磨し、合従連衡しながら市場を拡大させていく。まさに今、「高速バス・ビッグバン」が始まろうとしているのだ。





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Last updated  2011.11.27 09:49:33
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京帝117@ ご参考まで この度 K電鉄バスの取締役安全技術部長に…
京帝117@ 残念でした 他にメッセージをお送りする方法を知らな…
成定竜一@ Re[1]:中央高速バス~ふたつの路線~(02/24) 京帝117さん、コメントありがとうございま…
京帝117@ Re:中央高速バス~この風は、山なみの遙かから~(03/02) 86年に私と、その後KKKに入社したH君の2…
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