水の中より

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なみ〜た

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2005年11月13日
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「子ども話し方発表会」


もともとは、「子ども話し方大会」という名で、順位を競って行われていたものが、
数年前から「発表会」に変わり、順位は関係なくなっている。

ただ、そういった流れなので、会場の雰囲気は、大人の弁論大会と似ていて、
かなり、大掛かり、というか、大舞台。


今年は、珍しく、 「緊張の連鎖反応」 が起こった。

その中でも、7歳くらいの小さな女の子。

   忘れた。し~~~~~~~ん。

   忘れた。し~~~~~~~~~~~~~ん。
   思い出して、さらに、一文、言う。
   忘れた。し~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん。
   泣き出した。

見ているほうも、胸が痛くって、みんな、泣きそう。

それでも、泣きながらも、一文、一文、思い出しては、発表していく姿が胸を打つ。

何度目かの、沈黙。

会場も、し~~~~~~~~んとして、彼女を見守っていたのだが、
後ろのほうから、 ぱちぱちぱち、と拍手の音。




       みなさんだったら、この瞬間、どう思います?


私には、最初、
「もう、退場していいよ。終わっていいよ。がんばったね。もう、いいよ」

    たぶん・・・・日本の文化だったら、そう感じるんじゃないかなぁ?
    そして、その拍手で、彼女は、舞台を降りるような気がする。

ただ、この時、何度も、忘れては、一文一文、思い出す姿を見ていて、
正直、「なんで、ここで拍手するんだろう?まだ、がんばってるよ。」 と不満に思った。

    でも。



「がんばってるね。えらいよ。よくやってる。大丈夫、みんな、応援してるよ。1人じゃないんだよ。」
    こういう、意味だった。

彼女は、拍手があると、思い出す。安心するらしい。


     正直、かなり、感動した。
     久しぶりに、カルチャーショック。

     「拍手」

     同じ、優しさから出ているにしても、
     「もういいよ。終わっていいんだよ」 という意味もあるし、
     「みんな、ここにいるよ」        という意味もある。

     どちらも、素敵なこと。

     ただ、ああ、同じ行動をしても、優しさの意味が異なることがあるんだな、と
     思い、そんな、文化の違いを知れたことが、すごく、うれしかった。

     そして、もし、この状況で、そのことに気がつかなかったら、

     「メキシコ人って、まだ続けようと、がんばっている子を前に、
      終わりの合図を出しちゃうのかな?」
              って、思ったままだったかもしれない。


     結局、彼女は、泣きながらも、拍手を支えに、最後まで発表を続けることができた。





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Last updated  2005年11月15日 03時23分16秒
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